【2020年コロナショック】アジュール舞子・須磨海水浴場開設中止

【2020年夏】アジュール舞子・須磨海水浴場開設中止 社会

2020年の夏、アジュール舞子・須磨海水浴場開設中止です。
つまり、上記の場所では夏に海水浴ができません。

まだまだ、新型コロナウィルスは私たちの生活に影響を及ぼすようです。

このツイートを見て、一瞬意味がわかりませんでした。
「なぜ、屋外である海水浴場がコロナの影響で中止なのか?」

よく見てみると、理由が2点書いていますね。

  • 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため
  • ライフセーバーの体制など十分な水難事故防止対策が困難なため

この理由でわかりますか?
ツイートで文字の制限があるとは言え、かなり説明不足に感じます。

また、ツイートの方ではありませんが、神戸市のホームページに興味深いモノがありました。

令和2年度については、兵庫県「水難事故等の防止に関する条例」(平成7年兵庫県条例第8号)に規定される公安委員会への海水浴場開設の届出を行わないこととし、海水浴場の開設を中止します。

基本的には、海水浴場は閉鎖しているのです。
そして、海水浴場を開設するために届け出を必要とします。

だから、開設(を届け出る)の(を)中止という表現になるのです。
また、開設するための届け出は、条例に基づくモノということです。

つまり、海水浴場の開設の有無は法律で定められているということですね。
この記事では、もう少し突っ込んで説明していきます。

本記事の内容

  • アジュール舞子・須磨海水浴場
  • 海水浴場の開設中止の理由
  • 海水浴場の開設をしないとは?

この記事を書いている私は、本業・副業はともにITです。
そして、法律を学んだ経験があり、条文などを読むのが好きです。
その経験もあり、今回の海水浴場の開設( 主に法的部分 )に興味を持ちました。

この記事を読むことにより、知っていそうで知らない海水浴場のリアルを知ることができます。
ちょっとした話のネタになるかもしれません。

それでは、内容を説明していきます。

アジュール舞子・須磨海水浴場

2020年夏、残念ながら開設中止が決まった神戸市の海水浴場です。
冒頭のツイートは、「神戸市広報課」によるものです。

アジュール舞子海水浴場

2020年中止となったアジュール舞子海水浴場
公式サイト https://www.kobe-park.or.jp/azur/index.html
場所 兵庫県神戸市垂水区海岸通11
砂浜 長さ約800m 幅約60m
料金 無料
前年の日程 7月11日(木)~8月25日(日) 46日間
前年の来場者数 18万3000人

1998年、明石海峡大橋の開通とともにオープンした人工の砂浜を持つ海水浴場です。
夏には、無料の更衣室や無料のシャワーが設置されます。

須磨海水浴場

2020年中止となった須磨海水浴場
参考サイト https://www.sumabeach.com/
場所 兵庫県神戸市須磨区若宮町
砂浜 長さ約1800m 幅約50~150m
料金 無料
前年の日程 7月11日(木)~8月25日(日) 46日間
前年の来場者数 24万1000人

有名な海水浴場ですね。
2015〜17年は、70万人以上の来場者数です。
規模的にも大きい海水浴場となります。

しかし、2018年・2019年は2年連続で悪天候の影響により、来場者数が激減。
そこにきて、2020年は中止です。
海の家は、経営的に厳しい状況になるのではないでしょうか。

海水浴場の開設中止の理由

海水浴場のライフセーバー

神戸市広報では、2つの理由を述べています。

  • 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため
  • ライフセーバーの体制など十分な水難事故防止対策が困難なため

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため

海水浴をしている最中には、感染のリスクはほとんどないと思います。
インフルエンザウィルスや新型コロナウィルスに対しては、塩素による消毒効果が高いようです。

しかし、更衣室やシャワー室では、濃厚接触の可能性が高くなりそうです。
海水浴で疲れた体では、免疫も低下しているので余計にリスキーでしょう。

それを防ぐためには、アルコール消毒を定期的に行わないといけません
でも、無料で自由に人が出入りする場所を定期的に消毒するのは、現実的ではないでしょう。

それに、アルコール消毒するのもタダではありません。
市が管轄している施設であれば、税金で対応することになります。

ライフセーバーの体制など十分な水難事故防止対策が困難なため

ライフセーバーはその役割上、救助する際に濃厚接触となってしまいます。
それを回避しようすれば、ライフセーバーを配置しないことです。

そうなると、水難事故防止対策は困難となるでしょう。
なお、ライフセーバーの配置に関しては、地方自体の条例によって扱いが異なります。

条例として定めている例は、神奈川県の「神奈川県海水浴場等に関する条例」です。
その第13条にて「監視人」の設置が定めれられています。

(監視人の設置) 第13条 海水浴場等(更衣休憩所を除く。以下この条において同じ。)の設置者は、海水浴場等における危険防止及び救助に当たらせるため、監視人を置かなければならない。

海水浴場の開設をしないとは?

令和2年度のアジュール舞子海水浴場の開設中止
令和2年度の須磨海水浴場の開設中止について

それぞれページに次の文章が記載されています。

令和2年度については、兵庫県「水難事故等の防止に関する条例」(平成7年兵庫県条例第8号)に規定される公安委員会への海水浴場開設の届出を行わないこととし、海水浴場の開設を中止します。

水難事故等の防止に関する条例

上記の文章を見て、不思議に感じませんか?
私は、不思議に感じました。

海水浴場の開設(オープン)を毎年、地方自治体に届け出る必要があることに。
最初の開設時に必要というのであれば、まだ理解できます。

でも、毎年届け出る必要があるということを不思議に感じました。
届け出であるため、申請(承認が必要)と異なり、たいした処理ではありませんけどね。

ただ、このような仕組みであることが、今年は意味を持ちました。
この仕組みのため、 地方自治体が海水浴場の開設の有無をその年の事情に合わせて判断できます。

まさか、海水浴場開設の届出を行わない日が来るとは想像もしなかったでしょう。
今回は、神戸市がそのように判断しています。

なお、海水浴場開設の届出をしないとは、次の届出書を提出しないということです。

兵庫県の海水浴場開設届出書

このような届出書を見たことがありますか?
そもそも、この届出書の存在すら知らないのが普通だと思います。

詳細を見たい場合は、水難事故等の防止に関する条例をご覧ください。
ちなみに、リンク先のサイトは「兵庫県警察」です。
海水浴場の管轄は、警察ということになりますね。

まとめ

アジュール舞子・須磨海水浴場開設中止に関して、説明してきました。

それぞれの海水浴場の紹介を簡単に行いました。
そして、神戸市が海水浴場の開設を中止した理由を説明しました。

感染拡大のリスクを抑えたいし、そのための対策をするために税金の投入もできません。
すべての来場者が、神戸市民というわけでもありません。
また、濃厚接触のリスクがあるのでライフセーバーの配置もできません。

これだけの事情があれば、海水浴場の開設を中止するのも当然ですね。
そして、開設の中止とはなんぞや?についても説明しました。

開設の中止とは、「海水浴場開設届出書」を公安委員会に提出しないことです。
これは条例で定められているオペレーションです。

今回、海水浴場の開設が条例に基づくのを知ることができました。
他にも、同じように条例(地方自体のルール)によるモノは多く存在するのでしょうね。
私たちの知らないところで。

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