「転職することにリスクはあると思いますか?」
1万人中の95%が「ある」と回答しました。
これは、12,538名が回答したアンケートの結果です。
※アンケートに関するページのリンクは、この記事の最後に載せておきます。
転職を考えているみなさん、安心してください。
ほぼ誰もが、転職にはリスクがあると怖れているのです。
転職を怖れているのは、決してあなただけではありません。
ただ、ここで話が終わっては意味がありません。
転職におけるリスクを知ることが、重要になってきます。
転職におけるリスクを知ることで、対策を打つことができます。
リスクをゼロにはできませんが、リスクを軽減することは可能です。
つまり、転職のリスクを怖がるだけではなく、ちゃんと向き合いましょうということですね。
この記事では、転職のリスクを明らかにして、そのリスクを軽減する方法を説明していきます。
本記事の内容
- 転職することにリスクはあると思いますか?
- 転職におけるリスク
- 転職におけるリスクの軽減策
この記事を書いている私は、転職を6回経験しています。
リスクだらけですね。
リスクだらけの人生ですが、現在は就職人気ランキングで上位に出てくる大手企業に勤めています。
- ベンチャーから大企業まで様々な経験あり
- 副業サラリーマン(クラウドワークスの月間総合契約ランキング1位を複数回受賞)
- システム開発に加え、SEOの経験もあり(逆SEO案件を成果報酬で成功した経験あり)
転職に関しては、論より証拠です。
活動も回数を重ねてきましたが、東証一部上場企業も2社経験とその内容にも自信があります。
1万人が回答したアンケート結果(事実)をもとにしつつ、私の経験を加えて説明をしていきます。
転職することにリスクはあると思いますか?
1万人中、95%が「ある」と回答しています。
この事実は、大きいです。

0代で95%、30代で95%、そして40代以上で96%です。
全年代において、転職することにリスクがあると回答しているのです。
20代であれば、「もう少し低くてもいいのでは?」と個人的には感じます。
でも、これが現実ですね。
40代以上が最もリスクありと回答するのは、納得できます。
それでも、20代と1ポイントしか変わりません。
6回も転職してきた私としても、転職にリスクは「ある」と回答します。
ほぼ全員が「ある」と回答した転職のリスクには、一体どんなものがあるのでしょうか?
アンケートの結果をもとにそれを説明していきます。
転職におけるリスク
転職にリスクが「ある」と回答したのは、12,538名中の95%です。
11,911人が、「ある」と回答したことになります。
「どんな点をリスクに感じるか」という質問に対する11,911人の回答結果(複数回答可)が以下。

- 思っていた仕事内容と違う(66%)
- 転職先がすぐに見つからない(53%)
- 人間関係がうまく築けない(47%)
- 会社・社風に馴染めない(45%)
- 給与が上がらない(37%)
- 自分の経験・スキルが通用しない(37%)
- 働き方の融通が利かない(20%)
- 勤務時間は長くなる(19%)
- 失敗したらキャリアに傷がつく(18%)
- 昇進・昇格しない(15%)
- 仕事を通じた成長がない(11%)
- 前職の人間関係が悪くなる(5%)
- その他(3%)
アンケート結果より、リスクが洗い出されました。
リスクが明確になれば、対策を打つことができます。
それでは、次にこれらのリスクを軽減する方法を説明していきます。
転職におけるリスクの軽減策
転職にリスクが「ある」と回答した11,911人が、軽減策についても回答(複数回答可)しています。
その結果(年代別)は、以下です。

- 応募前にしっかりと仕事内容や条件を確認する(71%)
- 自分の希望や条件を明確にする(70%)
- 転職先が決まってから退職する(49%)
- 会社クチコミサイトで企業を調べる(41%)
- たくさんの求人情報を見る(38%)
- スキルアップのための勉強をする(25%)
- 企業の選考をまず受けてみる(21%)
- 転職経験者に相談する(18%)
- 引継ぎのスケジュールをしっかり組む(11%)
- 退職について上司に相談する(6%)
- その他(2%)
- 特にない(1%)
年代別で10ポイント以上差があった項目
自分の希望や条件を明確にする
- 20代:76%
- 30代:73%
- 40代以上:64%
年齢が高くなるほど、希望や条件を明確にできているということですね。
その傾向が、強く出ていると言えるでしょう。
転職経験者に相談する
- 20代:26%
- 30代:19%
- 40代以上:10%
20代と40代以上では、16ポイントの差があります。
若いほど、他者に相談する傾向があると言えます。
リスクと軽減策を関連付ける
アンケートによって、転職のリスクと軽減策が明らかになりました。
しかし、リスクと軽減策の関連性は明示されていません。
つまり、「Aというリスクには、aという対策を取る」という表記がアンケート結果上にはありません。
そこで、6回の転職経験をもとにリスクと軽減策を関連付けを行いました。
それが以下です。
思っていた仕事内容と違う
- 応募前にしっかりと仕事内容や条件を確認する
- 自分の希望や条件を明確にする
- 会社クチコミサイトで企業を調べる
転職先がすぐに見つからない
- 自分の希望や条件を明確にする
- たくさんの求人情報を見る
- 企業の選考をまず受けてみる
- 転職先が決まってから退職する
人間関係がうまく築けない
- 会社クチコミサイトで企業を調べる
- 転職経験者に相談する
会社・社風に馴染めない
- 会社クチコミサイトで企業を調べる
- 転職経験者に相談する
給与が上がらない
- 応募前にしっかりと仕事内容や条件を確認する
- 会社クチコミサイトで企業を調べる
- スキルアップのための勉強をする
自分の経験・スキルが通用しない
- スキルアップのための勉強をする
働き方の融通が利かない
- 応募前にしっかりと仕事内容や条件を確認する
- 会社クチコミサイトで企業を調べる
勤務時間は長くなる
- 応募前にしっかりと仕事内容や条件を確認する
- 会社クチコミサイトで企業を調べる
- スキルアップのための勉強をする
失敗したらキャリアに傷がつく
- スキルアップのための勉強をする
昇進・昇格しない
- 応募前にしっかりと仕事内容や条件を確認する
- 会社クチコミサイトで企業を調べる
- スキルアップのための勉強をする
仕事を通じた成長がない
- スキルアップのための勉強をする
- 会社クチコミサイトで企業を調べる
前職の人間関係が悪くなる
- 引継ぎのスケジュールをしっかり組む
- 退職について上司に相談する
まとめ
総合求人・転職支援サービス『エン転職』による「転職のリスク」意識調査
上記のアンケート結果をもとにして、転職のリスクについて説明してきました。
転職のリスクを明確に把握できたと思います。
漠然として得体の知れないものに、人間は恐怖を感じます。
リスクはそれと同じです。
リスクを明らかにしていけば、その解決方法もわかります。
そうなれば、リスク軽減のために後は行動あるのみです。
また、転職のリスクに対する軽減策も説明しました。
6回の転職経験に基づいて、リスクと軽減策を関連付けました。
リスクを軽減する際には、参考にしてみてください。
この記事では、転職のリスクをアンケート結果をベースにして説明してきました。
このリスクと関係のあることについて触れておきます。
リスクがあるからこそ、人間は不安を感じます。
そのため、リスクと不安は因果関係に近いものがあると言えます。
以下の記事では、転職の不安について説明しています。
転職志望者の87%が感じる不安の解消方法【経験者アンケート結果】
これもアンケート結果をベースにしてまとめています。
興味がありましたら、ご覧ください。