【SDXL 1.0】非現実的なイメージを画像にできるProtoVision XL

【SDXL 1.0】非現実的なイメージを画像にできるProtoVision XL 画像生成

「非現実的なイメージを上手く画像にしたい」
「テキストを意図した通りに画像の中で表示させたい」

このような場合には、ProtoVision XLがオススメです。
この記事では、ProtoVision XLについて解説しています。

本記事の内容

  • ProtoVision XLとは?
  • ProtoVision XLの利用方法
  • ProtoVision XLの動作確認

それでは、上記に沿って解説していきます。

ProtoVision XLとは?

ProtoVision XL - High Fidelity 3D / Photorealism / Anime / hyperrealism - No Refiner Needed - Release_v6.6.0-BakedVAE | Stable Diffusion Checkpoint | Civitai
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ProtoVision XLとは、SDXL 1.0ベースのマージモデルです。

NightVision XLをベースに複数LoRAを重ねて開発されています。
NightVision XLは、ProtoVision XLの開発者自身が開発したモデルです。

ProtoVision XLは、ポートレートモデルになります。
人間以外のクリーチャー、風景、オブジェクトなども描くことも可能です。

人間を中心に描くと言っても、NightVision XLのような実写がメインではありません。
モデルのサブタイトルには、以下のスタイルが記載されています。

  • High Fidelity 3D
  • Photorealism
  • Anime
  • hyperrealism

具体的には、次のような画像になります。

実写風に見せる3Dキャラやアニメキャラということですね。
プロンプトによっては、実写も出力できるということなのでしょう。

正直なところ、なぜこのモデルが人気なのかイマイチわかりませんでした。
質が高いのはわかるのですが、それ以外の特徴を掴めなかったのです。

しかし、ユーザー投稿を見るとその考えが変わりました。
「MOST REACTIONS」の順番に並べてみてください。

パッと見るだけでワクワクしませんか?
個人的には、コーラとペプシの選択を迫るモーフィアスに目が行きます。

もちろん、イーロンマスクやマイクタイソンの画像も面白いです。
これらの画像を見たり、実際に触ってみて、ProtoVision XLには次のような特徴があるように思います。

  • 非現実的なイメージを生成しやすい
  • 比較的高い精度でテキストを出力できる

あくまで、これは私の仮説です。
公式に明記してあるわけではありません。

もしこの仮説が正しいなら、ProtoVision XLに人気があることも納得できます。
そうであれば、次のような画像を簡単に生成できるからです。
(※この記事のアイキャッチ画像の作成中も楽しかったですね~)

そう言えば、もう「Twitter」ではないのでしたね。
もちろん、一文字の「X」でも対応できます。

このようにイメージの通りに画像を生成することが容易です。
これって、実写メインのモデルではないからなのでしょうかね?

以上、ProtoVision XLについて説明しました。
次は、ProtoVision XLの利用方法を説明します。

ProtoVision XLの利用方法

ProtoVision XLの利用方法を説明します。
この記事では、AUTOMATIC1111版web UIでの利用を前提とします。

ただし、web UIのバージョンには要注意です。

LoRAを利用するには、web UIのバージョンがv1.5.1以降である必要があります。
とりあえず、最新のweb UIをインストールすることをオススメします。

では、モデルをダウンロードしましょう。

モデルは、Civitaiの公式ページからダウンロードします。
現時点では、次のバージョンが最新となっています。
(※その時点での最新をダウンロードすればよいでしょう)

「Download」ボタンをクリックすると、「protovisionXLHighFidelity3D_beta0520Bakedvae.safetensors」をダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルを指定のディレクトリ(models/Stable-diffusion)に設置します。
web UIの起動後、以下のようにcheckpointを選択できるようになっています。

なお、VAEに関しては不要です。
VAEは、モデルに焼き込まれています。

また、Refinerも不要です。
Refinerを使うと、むしろ劣化すると書かれています。

以上、ProtoVision XLの利用方法を説明しました。
次は、ProtoVision XLの動作確認を説明します。

ProtoVision XLの動作確認

ProtoVision XLの動作確認を行います。

参考にするのは、次の画像です。
https://civitai.com/images/2173150

画像をダウンロードして、PNG Infoを使えば楽チンです。

同じ設定で生成した画像は、以下。

SEEDが同じでも、いいねの絵文字は出ません。
ハートの絵文字は出ますけどね。

生成環境が異なるのでしょうか?
まあ、ペプシとコーラが出るだけでも良しとしましょう。

以上、ProtoVision XLの動作確認を説明しました。

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