リストラする側になったときの心構え【解雇は正義】※オチあり

自己啓発

コロナショックにより、企業の倒産が増えてきましたね。
それに伴い、リストラの嵐も吹き始めました。

リストラというキーワードは、日本に定着した感があります。
定着して欲しくないのですが、先進国である以上は避けられません。

すでに2009年の時点でこのような本が出版されています。
社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方

リストラ、私はやった経験があります。
4人に解雇を言い渡しました。

「解雇は正義」という考えのもとで、リストラを実行しました。

解雇は正義

従業員数10人程度の小さい企業でした。
ベンチャー企業というものです。

私は、そこでリストラ担当になりました。
会社を立て直すため、人件費カットが至上命令でした。

リストラ担当として、4人の従業員に解雇を伝えました。
今から考えると、本当に嫌な仕事でしたね。

でも、その当時はそれが正しいことだと思っていました。

解雇は正義

こう思っていたのです。
環境次第で人間は冷酷にも残酷にもなるのです。

立場により正義は変わる

なぜ、「解雇は正義」と思ったのか?
それは、私が経営側にいたからです。

経営側からすると、会社が倒産することがバットエンディングです。
そして、経営側はこのバッドエンディングを避けたいです。

当然ですよね。
時間、情熱、資金などを注ぎ込んできた会社を潰すことは、経営者にとっては悲劇です。

この悲劇を回避するためには、どんなことでもやります。
経営者はもちろん、経営者側の人間も同じです。

会社が潰れたら、自分の立場、収入もなくなりますからね。
ある意味、既得権益です。
それを守るために、解雇も割り切ってやりますよ。

つまり、経営側からすると、解雇は正義なのです。
従業員側からすると、解雇は悪であってもです。

立場により、それぞれの正義は違います。
同じ会社にいても違うのです。

まとめ

「解雇は正義」という考えにより、私はリストラを行いました。
当時、リストラは正しいことだと本気で思っていました。

そう思えたのは、そのときの立場が大きいです。
経営側にいたので、会社を守る立場にいたのです。
その本質は、自分を守るですけどね。

正義は、立場や環境により、変わるものです。
少なくとも、私はそうでした。

だから、もしリストラを行う必要が出てきたときは、自分の正義をはっきりしてみてください。
もし「解雇は正義」と思えないまま、リストラを行えば精神的に病むと思います。

自分が正しくないと思うことをやることほど、精神的に病むことはないでしょうから。

なお、この話にはオチがあります。
リストラで4人も解雇した私が、最後は解雇されるのです・・・

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