Jupyter Notebookをインストールしようとしていませんか?
Jupyter Notebookの使い方を調べようとしていませんか?
データ分析は、ジュピター・ノートブックだと思っていませんか?
このように思っている方は、是非とも以下の記事をご覧ください。
もしこの記事を読まないと、かなり無駄な時間を費やしてしまうことになります。
時間のない方に要約しますね。
「Jupyter Notebookはオワコンで、JupyterLabがこれからの本命」
だから、Jupyter Notebookの使い方を新たに覚えるのは無駄です。
それよりも、JupyterLabの使い方を覚えましょう。
ただ、まだまだJupyterLabの使い方に関する情報は少ないです。
そこで、JupyterLabの使い方をこのブログではまとめていきます。
まず、今回の記事ではノートブックに関して説明していきます。
本記事の内容
- ノートブックの新規作成
- ノートブックへの入力と実行
- ノートブックの保存と終了
上記の内容さえ理解すれば、JupyterLabを利用できます。
それでは、まずはノートブックの新規作成を解説します。
ノートブックの新規作成
File–>Notebook
![JupyterLabノーツブック新規作成](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719123809.png)
Notebookを選択します。
![JupyterLabノートブック新規作成のカーネル選択](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719124001.png)
「Python 3」が選択されていることを確認します。
確認後、「Select」をクリック。
![JupyterLabでノートブック新規作成完了](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719124421-1024x124.png)
新たに「Untitled.ipynb」と言う名前でタブが作成されています。
同時に、左側のファイル一覧にも同じ名前のファイルがありますね。
この一覧のエリアを「File Browser」と言います。
名前が「Untitled.ipynb」のままでは、気持ち悪いので変えます。
まず、「Untitled.ipynb」を選択して、右クリック。
![JupyterLabファイル名変更](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719125247.png)
表示された項目の中から、「Rename」を選択。
![JupyterLabファイル名変更入力画面](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719125519.png)
ここでファイル名を変更します。
適当に「test1.ipynb」としておきます。
![JupyterLabファイル名変更完了](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719125729.png)
ファイル名が変更されました。
リアルタイムにタブ、File Browserにおいてファイル名が変わります。
「JupyterLabは対話型の統合開発環境」と言うだけはありますね。
ノートブックの新規作成が、Jupyter Notebookと比べてわかりやすくなっています。
やはり、File Browserの存在が大きいです。
ノートブックへの入力と実行
入力
セルに入力していきます。
お決まりの「Hello World」を表示します。
![JupyterLabセルへの入力](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719131307.png)
改行はセル内で「Enter」を押します。
実行
セルに入力したプログラムを実行していきます。
実行するには、「Shift + Enter」を押します。
![JupyterLabセルの実行](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719131717.png)
実行結果である「Hello World」がセルの下に表示されます。
ノートブックの保存と終了
保存
保存に関しては、特に意識する必要はありません。
JupyterLabでは、定期的に自動で保存されていますので。
タブを閉じる際にも、以下のように確認もしてきます。
そのため、保存に関してはそれほど注意はしなくてもOKです。
![JupyterLabタブ閉じる際の保存確認](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719134113.png)
終了
終了の方は、注意が必要となります。
ノートブック(ipynb)を開くと、バックグラウンドでPythonの実行環境(カーネル)が起動します。
File Browser上でそのことが確認可能です。
緑色の丸「●」が、カーネル起動中を示しています。
![JupyterLabのFile Browserにおけるカーネル状況](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719134709.png)
この状態のまま、ブラウザを閉じてもカーネルは起動したままです。
チリも積もれば山となると言います。
無駄にカーネルを起動させておくのは、デメリットでしかありません。
PCやサーバーに無駄に負荷を与えるだけになります。
そのため、利用しないファイルに関してはカーネルを停止しておきます。
カーネルの状況を一覧で管理する「Running Terminals and Kernels」を開きます。
![JupyterLabのRunning Terminals and Kernelsボタン](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719135457.png)
「KERNEL SESSIONS」に●のファイル名が表示されています。
![JupyterLabのKERNEL SESSIONS確認画面](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719135835.png)
「test2.ipynb」のカーネルを停止させます。
その場合は、以下の「SHUT DOWN」をクリック。
![JupyterLabでのカーネル停止](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719135835-1.png)
「test2.ipynb」のカーネルは停止されました。
まだ、「test1.ipynb」のカーネルは起動したままです。
![JupyterLabでのカーネル停止完了](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719140242.png)
この状態でFile Browser(ファイル一覧)をクリック。
![JupyterLabでカーネル停止後のFile Browser](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719140434.png)
「test2.ipynb」の●が消えましたね。
なお、一括でカーネルを停止させたい場合は以下の「×」をクリックします。
![JupyterLabでカーネル一括停止](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/07/20200719140640.png)
JupyterLabでは、Jupyter Notebookよりもカーネルの状況を管理しやすくなっています。
何度も言いますが、やはり統合開発環境ですね。