「訴求力のあるQRコードを作成したい」
「アニメーションQRを無料で生成したい」
「PythonでQRコードを作りたい」
このような場合には、Amazing-QRがおススメです。
この記事では、Amazing-QRについて解説しています。
本記事の内容
- Amazing-QRとは?
- Amazing-QRのシステム要件
- Amazing-QRのインストール
- Amazing-QRの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
Amazing-QRとは?
Amazing-QRは、QRコードを生成できるPythonライブラリです。
その名の通り、アメージングなQRコードを作成できます。
実際に、Amazing-QRで作ったQRコードは以下。
静止画ですが、十分にインパクトはあります。

こちらは、アニメーションGIFをベースに作成したQRコードです。

スマホを使って、これらのQRコードを読み込んでみてください。
このサイトのURLが、表示されるはずです。
Amazing-QRの使い方には、次の2種類があります。
- コマンドラインツール
- Python API
Amazing-QRには、コマンドラインツールが用意されています。
そのため、プログラミングができなくてもアメージングなQRコードを作成可能です。
以上、Amazing-QRの説明でした。
次は、Amazing-QRのシステム要件を確認します。
Amazing-QRのシステム要件
現時点(2021年11月)でのAmazing-QRの最新バージョンは、0.0.1となります。
この最新バージョンは、2021年4月6日にリリースされています。
これは、最新版であり、最初のバージョンでもあります。

「そんなプロジェクト(ライブラリ)は使えねー」
このように思った方が、いるかもしれません。
しかし、GitHub上の評価は以下のようになります。

これを見るだけでAmazing-QRのスゴさがわかると思います。
不具合も少なく、機能的にもレベルが高いことの証明です。
これほど高評価のAmazing-QRのシステム要件は、シンプルと言えます。
サポートOSに関しては、以下を含むクロスプラットフォーム対応です。
- Windows
- macOS
- Linux
また、サポート対象となるPythonのバージョンはPython 3となります。
しかし、実質はPython 3.7以降と考えるべきでしょうね。
それは、Amazing-QRが依存しているライブラリに理由があります。
最新版のNumpyが、Python 3.7以降というサポート状況です。
それに、そもそもPython公式開発サイクルに従うべきという理由もあります。
バージョン | リリース日 | サポート期限 |
3.6 | 2016年12月23日 | 2021年12月23日 |
3.7 | 2018年6月27日 | 2023年6月27日 |
3.8 | 2019年10月14日 | 2024年10月 |
3.9 | 2020年10月5日 | 2025年10月 |
3.10 | 2021年10月4日 | 2026年10月 |
Python 3.6は、2021年末にはサポート対象外となります。
このことからも、Amazing-QRではPython 3.7以降が無難と言えるでしょう。
まとめると、Amazing-QRのシステム要件として、OSは何でもOK。
そして、Python 3.7以降であれば問題ないはずです。
以上、Amazing-QRのシステム要件を説明しました。
次は、Amazing-QRをインストールします。
Amazing-QRのインストール
検証は、次のバージョンのPythonで行います。
>python -V Python 3.9.7
まずは、現状のインストール済みパッケージを確認しておきます。
>pip list Package Version ---------- ------- pip 21.3.1 setuptools 58.5.3
次にするべきことは、pipとsetuptoolsの更新です。
pipコマンドを使う場合、常に以下のコマンドを実行しておきましょう。
python -m pip install --upgrade pip setuptools
では、Amazing-QRのインストールです。
Amazing-QRのインストールは、以下のコマンドとなります。
pip install amzqr
インストールは、すぐに終わります。
では、どんなパッケージがインストールされたのかを確認しましょう。
>pip list Package Version ---------- ------- amzqr 0.0.1 imageio 2.10.3 numpy 1.21.4 Pillow 8.4.0 pip 21.3.1 setuptools 58.5.3
依存関係のあるパッケージは、多くありません。
どちらかと言うと、少ない方と言えるでしょう。
以上、Amazing-QRのインストールについての説明でした。
最後は、Amazing-QRの動作確認を行います。
Amazing-QRの動作確認
「Amazing-QRとは?」で挙げたQRコードを作成していきます。
そのためには、まずはGIFアニメを用意します。
今回は、次のフリー素材を利用します。
派手な動きのある方が、わかりやすいです。
pics3462.gif

このGIFアニメをQRコードにします。
そのためのコマンドが、以下。
amzqr https://self-development.info/ -p pics3462.gif -c
実行すると、同じディレクトリ上に「pics3462_qrcode.gif」というファイルが作成されます。
冒頭で示したQRコードは、このQRコードを縮小したモノです。
pics3462_qrcode.gif

このQRコードを読み込んだら、同じくこのブログのURLが表示されます。
ということで、コマンドの意味はだいたいわかりますね。
設定できる文字は、次のモノとなります。

日本語などの2バイト文字は、サポート対象外ということです。
なお、オプション「-c」をつけないと白黒になります。

以上、Amazing-QRの動作確認を説明しました。