情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャー(PM)資格取得を目指して勉強中です。
今回は、学習過程で理解したスケジュール管理の重要技法についてまとめてみました。
PMとして、適切なスケジュール管理を行うことはプロジェクトの成功に直結すると感じています。
1. スケジュール作成の基本プロセス
スケジュール作成には、以下のような基本プロセスがあることを学びました。
- 作業の定義:プロジェクトの全てのタスクを詳細に定義します。
- 作業の順序付け:タスク間の依存関係を明確にし、実行順序を決定します。
- 資源の見積もりと割り当て:各タスクに必要な資源(人員、機材など)を見積もり、割り当てます。
- 所要期間の見積もり:各タスクの実行にかかる時間を見積もります。
- スケジュールの作成:上記の情報を基に、全体のスケジュールを作成します。
- スケジュールの最適化:スケジュールの無理や無駄を見直し、最適化します。
これらのプロセスを適切に実施することで、現実的で管理可能なスケジュールを作成できると理解しました。
2. スケジュール作成技法
スケジュール作成には様々な技法があることを学びました。
- クリティカルパス法(CPM):最も長い経路上にあるタスクを特定し、プロジェクトの最短完了時間を計算する手法です。
- プログラム評価手法(PERT):タスクの所要時間を楽観値、悲観値、最も可能性の高い値で見積もり、その平均値を用いてスケジュールを作成します。
- ガントチャート:タスクの進行状況を視覚的に管理するための図表で、各タスクの開始日と終了日を示します。
- マイルストーン法:重要な節目(マイルストーン)を設定し、その達成状況を管理します。
特にCPMとPERTは、試験でも重要なトピックになりそうです。これらの技法の特徴や使い分けについて、もっと深く学ぶ必要があると感じています。
3. 資源平準化(山積み山崩し)
スケジュール作成時に資源の平準化を考慮することの重要性を学びました。
山積み山崩しという手法を使って、資源の過不足を調整することで、より現実的なスケジュールを作成できることを理解しました。
この概念は試験でも問われる可能性が高いと予想しています。
4. 進捗管理の手法
スケジュールの進捗を管理する手法として、以下の2つを学びました。
- ガントチャートを使用した予定と実績の管理:予定通りに進んでいるかどうかを視覚的に確認できます。
- アーンドバリューマネジメント(EVM):コストとスケジュールを統合して管理する手法です。基本的な指標(PV:Planned Value、EV:Earned Value、AC:Actual Cost)を用いて進捗を評価します。
特にEVMは、コストとスケジュールを統合して管理する手法として注目されているようです。EVMの基本的な指標(PV、EV、AC)とその解釈方法については、しっかり理解しておく必要があると感じました。
5. スケジュール短縮技法
納期の制約などでスケジュールを短縮する必要がある場合の技法として、以下の2つを学びました。
ファストトラッキング
本来順序立てて行うタスクを部分的に並行して実施する手法です。
これにより、全体のスケジュールを短縮できますが、タスク間の依存関係が複雑になるため、リスクが増加します。
クラッシング
リソースを追加投入してタスクを加速する手法です。
これにより、タスクの所要時間を短縮できますが、追加のリソースコストが発生する可能性があります。
これらの技法はリスクを伴うため、適用する際には慎重な判断が必要だと理解しました。
試験では、これらの技法の特徴やリスク、適用条件などについて問われる可能性があると予想しています。
6. リスク管理との関連
スケジュール管理はリスク管理と密接に関連していることを学びました。特に以下の点が重要だと感じました。
- スケジュールの遅延リスクの特定と対策:遅延の原因を予測し、対策を講じます。
- スケジュール短縮技法適用時のリスク評価:短縮技法を適用する際のリスクを評価し、必要な対策を講じます。
- バッファの適切な設定:予測できない遅延に備えて、スケジュールに余裕(バッファ)を持たせます。
これらの点について、具体的なシナリオを用いた問題が出題される可能性があると考えています。
まとめ
スケジュール管理は、プロジェクトマネジメントの中核を成す重要な領域だと感じました。
適切なスケジュール管理を行うことで、プロジェクトの目標達成に大きく貢献できます。
今後の学習では、これらの知識を実際のシナリオに適用する練習を重ねていきたいと思います。
また、過去問題の分析を通じて、試験でどのような角度からスケジュール管理について問われるのかをさらに理解していく予定です。
スケジュール管理は、単なる知識の暗記だけでなく、実践的な判断力も問われる分野だと感じています。
より深い理解と応用力を身につけていくことが、資格取得への近道になると考えています。