この記事はRedditの投稿を参考にしています。
NotebookLMの最新アップデートにより、プロンプト作成の効率が劇的に向上しました。
以前は単なるデジタルメモ帳でしたが、強化されたGeminiモデルとの連携で情報管理方法が根本から変わりました。
この記事では、Redditで紹介されているNotebookLMとGPT-4を組み合わせた個人専用プロンプト作成システムを紹介します。
自分の知識ベースを最大限に活用する方法を見ていきましょう。
NotebookLMの進化
NotebookLMは、Googleが提供する情報管理ツールです。
最初はシンプルなメモ機能が中心でした。
しかし最新バージョンでは、Geminiの強化版が統合されています。
そのため、単なるメモ帳から強力な知識管理システムへと進化しました。
この進化のおかげで、蓄積した情報をAIが理解し活用できるようになりました。
特にプロンプトエンジニアリングの分野では非常に便利です。
情報活用の基本フロー
投稿者が実践しているシステムは、シンプルですが効果的です。
1. トピック別の情報収集
最初に、関心のあるトピックごとにノートブックを作ります。
見つけたツール、テクニック、サイト、プロンプト例などを整理せずに入れていきます。
編集は最小限に留めます。
情報の量と多様性が重要だからです。
例えば、OSINTに関するノートブックには、関連ツールのリスト、調査テクニック、方法論などを保存しています。
2. Geminiによるプロンプト生成
情報が集まったら、NotebookLM内のGeminiに具体的な要求を出します。
このノートブックの情報を使って、安全確認のための公開情報調査プロンプトを作成して
これだけで、Geminiはノートブック内の全情報を分析します。
そして、最適なプロンプトを構造化して提案してくれます。
つまり、蓄積した知識をAIが理解し、目的に合わせて変換するわけです。
3. GPT-4での実行
Geminiが作成したプロンプトを、GPT-4に入力して実行します。
この組み合わせが効果的な理由は、それぞれのAIの強みを活かせるからです。
Geminiは構造化を担当し、GPT-4は高度な処理を担当します。
建築で例えるなら、Geminiが設計図を描き、GPT-4が実際の建物を建てるようなものです。
実践例:OSINT調査プロンプト
具体例として、投稿者が実際に行った公開情報調査のプロンプト生成プロセスを紹介します。
OSINTに関するノートブックで「公開情報から個人プロフィールを作成するプロンプトを生成して」と依頼したところ、Geminiは包括的なプロンプトを作成してくれました。
このプロンプトには以下のような要素が含まれています:
- 目的の定義
- 情報収集の手順
- 使用すべきツール
- 分析方法
- 倫理的配慮(公開情報のみに限定する)
- 情報の組織化指示
このプロンプトをGPT-4に入力すると、指定した人物に関する公開情報を体系的に収集・分析した結果が得られます。
採用前の背景調査や安全確認に役立つでしょう。
NotebookLMのボーナス機能
NotebookLMには便利な新機能もあります。
「〇〇に関するノートブックを作成して」と指示するだけで自動的にノートブックを作ってくれます。
AIが10の情報源から関連コンテンツを収集し、整理してくれるのです。
例えば「プロンプトエンジニアリングに関するノートブックを作成して」と指示すれば、関連する研究論文やチートシートを自動収集します。
このノートブックをベースに、さらに独自の情報を追加することもできます。
まとめ:知識ベースの活性化
NotebookLMとGPT-4を組み合わせたこのシステムは、蓄積情報をAIの力で活性化させる画期的な方法です。
単なる情報保管庫ではありません。
知識を実用的なプロンプトへと変換し、具体的な成果を生み出せます。
個人的な情報収集がAIとの相乗効果で価値を増します。
また、情報分析能力も拡張されるのを実感できるでしょう。
投稿者は「気づいたらCIA風の情報分析システムを構築していた」と表現しています。
NotebookLMの活用はまだ始まったばかりです。
あなたも情報収集の習慣があるなら、このアプローチを試してみてください。
蓄積してきた知識が新たな価値を持ち始めるはずです。