「Lubuntuに新しいKritaをインストールしたい」
「Kritaをaptコマンドで簡単にインストールしたい」
このような場合には、この記事の内容が参考となります。
 この記事では、LubuntuにKritaをインストールする方法を解説しています。
本記事の内容
- Kritaのインストール
- Kritaの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
Kritaのインストール
Krita公式のダウンロードページ
 https://krita.org/jp/download-jp/krita-desktop-jp/
上記にアクセスすると、次の表示を確認できます。

上記ダウンロードページは、ユーザーエージェントをもとに表示を切り替えているようです。
 そのため、上記表示はLinux(Lubuntu)でアクセスした場合の表示となります。
Ubuntu系であれば、「Ubuntu PPA」を選びましょう。
 最も確実かつ簡単にインストールできます。

上記URLが、KritaのPPAパッケージのページです。
詳細を知りたい方は、アクセスして確認してみてください。
上記ページにおけるインストール手順をまとめています。
まずは、リポジトリを登録します。
 途中の確認は「Y」と回答してください。
sudo add-apt-repository ppa:kritalime/ppa
リポジトリの追加が完了したら、パッケージを更新します。
sudo apt-get update
準備が整ったら、次のコマンドでKritaをインストールします。
sudo apt-get install -y krita
Kritaのインストールは、そこそこ時間がかかります。
 Kritaのインストールが完了したら、次は動作確認を行います。
Kritaの動作確認
Kritaの動作確認を行います。
 Kritaでは、次の2つの使い方が可能です。
- GUI
- CUI
それぞれを下記で説明します。
GUI
通常は、GUIアプリとして利用します。
画像編集ツールですからね。
アプリケーションメニューから、起動できます。

上記の「Krita」を選択します。
 そうすると、次のような画面が表示されます。

少し待つと、次の画面に切り替わります。

確かに、シンプルと言えばシンプルな画面です。
個人的には、もっとシンプルなUIでも良かったかなと思います。
そのあたりは、カスタマイズできるのかもしれません。
 とにかく、使いつつ覚えていくだけです。
CUI
コマンドラインツールとしても、Kritaは利用可能です。
 使い方は、ヘルプで確認できます。
$ krita -h
使い方: krita [オプション] [file(s)]
                                                                                                                                                                                             
オプション:                                                                                                                                                                                  
  -v, --version                                バージョン情報を表示する。                                                                                                                    
  -h, --help                                   Displays help on commandline                                                                                                                  
                                               options.                                                                                                                                      
  --help-all                                   Displays help including Qt                                                                                                                    
                                               specific options.                                                                                                                             
  --template                                   Open a new document with a                                                                                                                    
                                               template                                                                                                                                      
  --new-image <colorspace,depth,width,height>  Create a new image.                                                                                                                           
                                               Possible colorspace values are:                                                                                                               
                                                  * RGBA                                                                                                                                     
                                                  * XYZA                                                                                                                                     
                                                  * LABA                                                                                                                                     
                                                  * CMYKA                                                                                                                                    
                                                  * GRAY                                                                                                                                     
                                                  * YCbCrA                                                                                                                                   
                                               Possible channel depth arguments                                                                                                              
                                               are                                                                                                                                           
                                                  * U8 (8 bits integer)                                                                                                                      
                                                  * U16 (16 bits integer)                                                                                                                    
                                                  * F16 (16 bits floating point)
                                                  * F32 (32 bits floating point)
  --workspace <workspace>                      The name of the workspace to
                                               open Krita with
  --windowlayout <windowlayout>                The name of the window layout to
                                               open Krita with
  --load-session <load-session>                The name of the session to open
                                               Krita with
  --canvasonly                                 Start Krita in canvas-only mode
  --nosplash                                   Do not show the splash screen
  --fullscreen                                 Start Krita in full-screen mode
  --dpi <dpiX,dpiY>                            Override display DPI
  --export                                     Export to the given filename and
                                               exit
  --export-sequence                            Export animation to the given
                                               filename and exit
  --export-filename <filename>                 Filename for export
  --file-layer <file-layer>                    File layer to be added to
                                               existing or new file
引数:
  [file(s)]                                    File(s) or URL(s) to open
バージョンは、次のコマンドで確認できます。
$ krita -v krita 4.4.3
現時点(2021年11月末)のKrita最新バージョンは、4.4.8となります。
そう考えると、4.4.3は少しだけ古いです。
どうしても最新版Kritaが必要な場合は、AppImageの利用となります。
AppImageでもスンナリ動くなら、全然それでも問題ないと思いません。
(※個人的には、Ubuntu系ならaptの恩恵を受けましょうというスタンスです)
コマンドラインツールは、定型的な処理を行う場合に重宝しそうです。
例えば、画像サイズを一括で800×600に変更するような場合ですね。
画像が大量にある場合、GUIでチマチマとやるのは非効率です。
そのような場合には、CUIでバッチ処理的に行う形になります。
CUIとしてのKritaを覚えておくと、役に立つケースがあるかもしれません。
 
  
  
  
  
