「実写でもアニメでも生成できる汎用的なモデルを探している」
「量産型ではない日本人女性の画像を生成したい」
このような場合には、AlbedoBase XLがオススメです。
この記事では、AlbedoBase XLについて解説しています。
本記事の内容
- AlbedoBase XLとは?
- AlbedoBase XLの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
AlbedoBase XLとは?
AlbedoBase XLは、SDXLベースのカスタムモデルです。
モデルのタイプとしては、マージモデルになります。
ただ、その規模が半端ではありません。
なんと、Civitaiに公開されている全てのチェックポイントとLoRAを直接テストするつもりです。
そして、複数のフィルターを通過した最適なリソースのみをマージするとのこと。
v1.3の時点では、141の選択されたチェックポイントと251のLoRAをマージしていると記載されています。
2024年1月初旬時点での最新版は、V 2.0になります。
おそらく、マージされたチェックポイントやLoRAの数はさらに増えていると思われます。
そんなAlbedoBase XLの野望は、Midjourneyなどの企業が提供するサービスを超えることのようです。
なかなか、ここまで野心的なモデルも珍しいですね。
なお、モデルとしては総合的なモデルを目指していると思われます。
「SFW&NSFW」と公式ページに記載されています。
デモ画像を見ても、実写にアニメに何でも来いの状態です。
AlbedoBase XLの目指すMidjourneyも総合的なモデルと言えます。
AlbedoBase XLの動作確認
Civitaiの公式ページから、モデルをダウンロードできます。
SDXLが動くツールなら、どんなツールでも動くはずです。
ここでは、Fooocusでの動作確認を行います。
まずは、実写で比較しましょう。
左の画像は、Juggernaut XL(V 7 + RunDiffusion)で生成しています。
言うまでもなく、右の画像はAlbedoBase XLを用いて同じ条件で生成したモノです。
若干、AlbedoBase XLの方はマネキンのように感じます。
次は、アニメで確認してみましょう。
左の画像は、blue_pencil-XL(v3.0.0)で生成しています。
右の画像が、AlbedoBase XLによるモノとなります。
アニメでは、明らかに特化型モデルの方に分がありますね。
ここまでの結果を見る限り、AlbedoBase XLは中途半端なイメージしかありません。
でも、次の画像を見てください。
これらは、AlbedoBase XLを用いて生成した画像になります。
若干感じられたマネキン要素が一気になくなっています。
これは、次の記事で説明しているRefinerの影響です。
AlbedoBase XLの総合力にBRAV7が加わったということですね。
この組み合わせは、まだまだ化ける可能性があります。
当分、検証を行ってみようと思います。