「VSCodeでLuaを開発したい」
「インストールすべき拡張機能がわからない・・・」
このような場合には、LuaHelper Guideがオススメです。
この記事では、LuaHelper Guideについて解説しています。
本記事の内容
- 拡張機能はLuaHelper Guideがオススメ
- LuaHelper Guideのインストール
- LuaHelper Guideの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
拡張機能はLuaHelper Guideがオススメ
前提として、VSCodeのインストールは済ませておきます。
インストールがまだの場合は、以下の記事を参考にしてください。
また、Luaのインストールも済ませておきます。
Ubuntu 20.04 LTSへのLua 5.4のインストールについては、次の記事で解説しています。
今回、拡張機能としてオススメするのはLuaHelper Guideです。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-9.png)
LuaHelper Guideを選択する理由は、次の3つです。
- 機能が充実している
- 更新頻度が高い
- Tencentが開発している
それぞれを下記で説明します。
機能が充実している
最もインストール数の多い拡張機能は、「lua-language-server」です。
おそらく、こちらの拡張機能の方が有名かもしれません。
lua-language-serverの機能は、以下となります。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-1-2.png)
これに対して、LuaHelper Guideの機能は以下。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-2-2.png)
デバッグ機能の有無は、大きいです。
フォーマッターもあれば、便利な機能です。
更新頻度が高い
LuaHelper Guideは、リリースされたのが2020年です。
現時点(2021年12月末)でも、活発に更新が行われています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-3-2.png)
これを未完成と捉えることもできます。
不具合がそれだけ多い可能性がありますからね。
仮にそうであっても、更新頻度が高いのは安心できます。
Tencentが開発している
この理由は、意外と大きいです。
Tencentは、売上高では世界最大級のゲーム会社と言われています。
2020年度の売上高は、約7.7兆円となります。
ただ、投資会社の側面も大きいようですけどね。
そんなTencentが、LuaHelper Guideを開発しています。
後発組のため、拡張機能のインストール数はトップではありません。
しかし、これだけの企業が開発しているのです。
おそらく、Luaに関する開発実績もTencentにはかなりあるはずです。
そのような背景を考えると、LuaHelper Guideには期待しかありません。
まとめ
LuaHelper Guideが、Tencent製というのは確かに大きいです。
それだけではなく、開発する上で必要なモノは一通り揃っています。
LuaHelper Guideをインストールすれば、これだけで十分と言えそうです。
他の拡張機能を追加でインストールする必要はありません。
よって、LuaHelper Guideのインストールをオススメします。
では、実際にLuaHelper Guideをインストールしてみましょう。
LuaHelper Guideのインストール
まずは、VSCodeで「lua」を検索します。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/screen-2021-12-28-18-08-12.jpg)
検索結果から、LuaHelper Guideを選択。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/screen-2021-12-28-19-02-29.jpg)
どちらのボタンでも構いません。
「インストール」ボタンをクリックします。
インストールが完了したら、「インストール済み」に表示されます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-4-3.png)
以上、LuaHelper Guideのインストールを説明しました。
次は、LuaHelper Guideの動作確認を行います。
LuaHelper Guideの動作確認
新規にウィンドウを起動します。
「フォルダーを開く」を選択。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/screen-2021-12-29-09-19-48.jpg)
対象のフォルダーは、事前に作成しておいてもOK。
もしくは、この作業の途中で作成しても構いません。
今回は、「lua_test」フォルダーを作成しています。
そして、「lua_test」を開きます。
そうすると、次のように信頼するかどうかの確認が出てきます。
「はい、作成者を信頼します」を選択。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-5-2.png)
選択すると、次のような画面が表示されます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-6-2.png)
「test.lua」というファイルを新規に作成します。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-7-1.png)
test.lua
a = 12345 b = "debug" c = "デバッグ" print(a) print(b) print(c)
コードは、上記の内容を記述します。
その際、Luaのprint関数の説明を確認。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-8-1.png)
また、コード補完も普通に機能しています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-9-1.png)
では、デバッグを行います。
適当な箇所にブレークポイントを設定します。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-10.png)
「test.lua」を選択して、「デバッグの開始(実行メニュー)」を選択。
もしくは、F5を押すみたいです。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-11.png)
そうすると、次のように環境を選択する表示が現れます。
これは、初回のみ出てきます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/screen-2021-12-29-09-38-49.jpg)
もちろん、ここは「LuaHelper:Debug」を選択。
選択すると、次のようなデバッグ画面が表示されます。
いかにもデバッグできそうな感じですが、まだできません。
「実行とデバッグ」から、次のいずれかを選択します。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/screen-2021-12-29-09-42-25.jpg)
- LuaHelper-Attach
- LuaHelper-DebugFile
公式では、次のように説明されています。
LuaHelper-Attach:実行中の他のプロセスをアタッチしてデバッグします。 LuaHelper-DebugFile:単一のLuaファイルをデバッグして実行することを意味します。
ここでは、単一のファイルをデバッグします。
よって、「LuaHelper-DebugFile」を選択。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-12.png)
この状態でデバッグが可能になります。
下線のどちらのアイコンでもいいので、クリックします。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/screen-2021-12-29-09-59-11.jpg)
あとは、普通にデバッグ作業を行うだけです。
ちなみに、変数はグローバルとして扱われています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2022/01/image-13.png)
最低限、ここまでできればLuaの開発環境としては十分ではないでしょうか。
以上、LuaHelper Guideの動作確認を説明しました。