「OpenPoseの棒人間を作るのが面倒だ・・・」
「利用可能な姿勢推定のポーズを手っ取り早く欲しい」
このような場合には、この記事の内容が参考になります。
この記事では、OpenPoseポーズ集を取得する方法について解説しています。
本記事の内容
- Civitaiにおけるポーズ集の公開
- zPose Fighting Styles 1
- zPose Heroic Styles 1
- ポーズの利用方法
それでは、上記に沿って解説していきます。
Civitaiにおけるポーズ集の公開
Civitai
https://civitai.com/
画像生成AIのモデルを探すとなれば、Civitaiとなりつつあります。
もちろん、Hugging Faceもよく利用されています。
でも、勢いは完全にCivitaiにあります。
Googleトレンドでは、その勢いを表しています。
Hugging Faceは、画像生成だけに関するサイトではありません。
モデルやプログラムなどを含む機械学習全般のことをカバーしています。
それであるにも関わらず、画像生成モデル専門のCivitaiの方が検索されているのです。
ただし、この傾向は日本特有と言えるかもしれません。
世界的に見ると、Hugging Faceの方がまだまだ検索ボリュームは上です。
しかし、Civitaiの勢いには目を見張るモノあります。
よって、Civitaiは画像生成を行う上で無視できないサイトだと言えます。
今後は、さらにその傾向が強くなるでしょう。
そんなCivitai上に新たなモデルタイプが加わりました。
「Poses」です。
(※「Controlnet」もここ最近に追加されています)
ここにOpenPoseのポーズ集が登録されているのです。
2023年2月26日現在では、この二つが公開されています。
- zPose Fighting Styles 1 (pose helper)
- zPose Heroic Styles 1 (pose helper)
おそらく、ポーズ集は今後にどんどんと追加されていくことになるはずです。
定期的に「Poses」で検索して、チェックするのもよいかもしれません。
なお、これらのポーズ集を利用するには、AUTOMATIC1111版web UIが必要です。
そして、拡張機能であるsd-webui-controlnetのインストールも前提条件となります。
以下では、公開されているポーズ集を見ていきましょう。
zPose Fighting Styles 1 (pose helper)
zPose Fighting Styles 1 (pose helper)
https://civitai.com/models/11573/zpose-fighting-styles-1-pose-helper
格闘ポーズです。
全部で20個のPNG画像が、公開されています。
ダウンロードするには、次のボタンをクリックします。
ZIPファイルをダウンロードできます。
ダウンロードできたら、それを解凍します。
以上、zPose Fighting Styles 1 (pose helper)について説明しました。
次は、zPose Heroic Styles 1 (pose helper)について説明します。
zPose Heroic Styles 1 (pose helper)
zPose Heroic Styles 1 (pose helper)
https://civitai.com/models/12319/zpose-heroic-styles-1-pose-helper
ヒーローのポーズです。
全部で23個のPNG画像が、公開されています。
OpenPoseの棒人間だけではなく、Depth用の画像も含まれています。
ZIPファイルのダウンロードするには、次のボタンをクリックします。
ダウンロードできたら、ZIPファイルを解凍するだけです。
以上、zPose Heroic Styles 1 (pose helper)について説明しました。
次は、ポーズの利用方法について説明します。
ポーズの利用方法
注意すべきポイントは、次の2点です。
- 「Preprocessor」は「none」
- アスペクト比は「2:3」(512 x 768)
それぞれを以下で説明します。
「Preprocessor」は「none」
「Preprocessor」は「none」を選択します。
すでに棒人間の状態のため、棒人間に変換する処理は不要です。
しかし、「Model」はControlNet用のOpenPoseモデルを選択する必要があります。
アスペクト比は「2:3」(512 x 768)
ポーズ画像が、512 x 768のサイズになります。
そのため、Canvasサイズはこのように設定する必要があります。
重要なのはアスペクト比ですが、このサイズ固定でよいでしょう。
生成する画像のサイズは、Canvasのサイズと合わせましょう。
あとは、Stable Diffusionモデルの選択です。
選択したモデルによって、該当するポーズが表現されるかどうかが決まります。
今回は、次の二つのモデルで検証してみましょう。
zPose Heroic Styles 1から、ポーズを適当に選びます。
- Counterfeit-V2.5
- ChilloutMix
Counterfeit-V2.5については、次の記事で説明しています。
ChilloutMixについては、次の記事をご覧ください。
それぞれのモデルを用いた結果は、以下。
Counterfeit-V2.5
ChilloutMix
また、ChilloutMixの生成時にはLoRAを利用しています。
LoRAについては、次の記事をご覧ください。
以上、ポーズの利用方法を説明しました。