【SDXLマージモデル】BreakDomainXLによるアニメ画像生成

【SDXLマージモデル】BreakDomainXLによるアニメ画像生成 画像生成

「SD 1.5用のBreakDomainを利用していた」
「背景や細部にこだわったアニメモデルを探している」

このような場合には、BreakDomainXLがオススメです。
この記事では、BreakDomainXLについて解説しています。

本記事の内容

  • BreakDomainXLとは?
  • BreakDomainXLの利用方法
  • BreakDomainXLの動作確認

それでは、上記に沿って解説していきます。

BreakDomainXLとは?

BreakDomainXL - _V06d | Stable Diffusion Checkpoint | Civitai
If you try it and are happy with it, please give us a rating! 使ってみて良かったらぜひ評価もお願いします! SDxL merge model. I'm trying various things with the merging t...

BreakDomainXLとは、SDXL 1.0ベースのマージモデルです。

最近、SDXL 1.0ベースのモデルでもマージモデルが公開されるようになってきました。
ただ、どのモデルをマージしたのかについては、Civitai上の公式ページでは記載されていません。

BreakDomainXLのモデル開発者は、主にマージでモデルを作成しています。
以下のページで公開済みモデルを確認できます。
https://civitai.com/user/br_d/models

以前は、BreakDomainというSD 1.5ベースのマージモデルが公開されていました。

しかし、今は公開されていません。
そのことについては、上記の記事で触れています。

その意味では、BreakDomainXLはBreakDomainの復活と言えるのかもしれませんね。
BreakDomain自体は、その当時は人気のあったモデルでした。

よって、BreakDomainXLは実績のあるモデル開発者によるモデルということです。
おそらく、今後もバージョンアップはあると考えてよいでしょう。

現在、SDXL 1.0ベースのモデルが乱立し始めています。
その際、実績のあるモデル開発者のモデルを選んでおけば無難と言えます。

以上、BreakDomainXLについて説明しました。
次は、BreakDomainXLの利用方法を説明します。

BreakDomainXLの利用方法

BreakDomainXLの利用方法を説明します。
この記事では、AUTOMATIC1111版web UIでの利用を前提とします。

ただし、web UIのバージョンには要注意です。

LoRAも利用したいなら、web UIのバージョンがv1.5.1以降である必要があります。
とりあえず、最新のweb UIをインストールすることをオススメします。

では、モデルをダウンロードしましょう。

モデルは、Civitaiの公式ページからダウンロードします。
現時点では、次のバージョンが最新となっています。
(※その時点での最新をダウンロードすればよいでしょう)

「Download」ボタンをクリックすると、「breakdomainxl_V01f.safetensors」をダウンロードできます。

ダウンロードしたファイルを指定のディレクトリ(models/Stable-diffusion)に設置します。
web UIの起動後、以下のようにcheckpointを選択できるようになっています。

また、VAEについては利用することが推奨されています。

VAEは、同ページ内のリンクからダウンロード可能です。

以上、BreakDomainXLの利用方法を説明しました。
次は、BreakDomainXLの動作確認を説明します。

BreakDomainXLの動作確認

BreakDomainXLの動作確認を行います。

次のデモ画像を参考にしましょう。
https://civitai.com/images/1821192

これは、Osorubeshi alpha XLのデモ画像です。

他のアニメモデルと比較して、どれほど背景や細部を描くのかを確認してみましょう。
BreakDomainXLで試しに4枚生成した画像は、以下。

これは、思った以上に背景・細部の描画がスゴイですね。
逆に描き過ぎとも感じます。

もちろん、これはプロンプト次第なのでしょう。
あと、次の処理も試しておきます。

  • Refiner
  • Ultimate SD Upscale
  • LoRA(sd_xl_offset_example-lora_1.0)

これらの処理の詳細は、以下の記事を参考にしてください。

対象の画像は、上記における1番目の画像とします。
それぞれ上記の処理を適用した画像が、以下。

この結果だけ見ると、イマイチですね。
逆に言うと、何もしなくても良いとも言えますね。

それだけBreakDomainXLが、最適化されていると言えるのかもしれません。
他の画像(プロンプト)なら、また別の結果になるかもしれませんけどね。

以上、BreakDomainXLの動作確認を説明しました。

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