「SDXLで高画質なアニメ画像を生成したい」
「細かいところまで描画できるモデルを探している」
このような場合には、blue_pencil-XLがオススメです。
この記事では、blue_pencil-XLのついて解説しています。」
本記事の内容
- blue_pencil-XLとは?
- blue_pencil-XLの利用方法
- blue_pencil-XLの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
blue_pencil-XLとは?
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/6f6f30bc4ae5f38be303e9233cb2e885.jpeg)
blue_pencil-XLとは、SDXL 1.0ベースのマージモデルです。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/image-74-1-1.png)
blue_pencil-XLは、マージモデルのお化けと言えます。
モデルのリストは、次のページに記載されています。
https://huggingface.co/bluepen5805/blue_pencil-XL
とにかく、凄いモデル数です。
そして、随時そのモデル数は増えています。
それに伴って、モデルのバージョンアップも常に実施されているような状況です。
多様なモデルをマージしているためか、次のような画像がデモとして公開されています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/1aaaaaa.jpg)
アニメモデルであるけど、実写に近い画像も生成できるということですね。
あと、手が綺麗に出力できるということもあるのでしょう。
以上、blue_pencil-XLについて説明しました。
次は、blue_pencil-XLの利用方法を説明します。
blue_pencil-XLの利用方法
blue_pencil-XLの利用方法を説明します。
この記事では、AUTOMATIC1111版web UIでの利用を前提とします。
ただし、web UIのバージョンには注意が必要です。
SDXL 1.0を利用するには、v1.5.0以降である必要があります。
さらには、Embeddingの利用が推奨されています。
SDXL 1.0用のEmbeddingを利用するには、v1.6.0以降がある必要があります。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/image-41.png)
つまり、blue_pencil-XLを使いこなすにはv1.6.0以降が必要ということです。
詳細は、次の記事で説明しています。
unaestheticXLと同様にnegativeXLも人気のEmbeddingになります。
モデル開発者のオススメであるunaestheticXLは、以下からダウンロード可能です。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/c411a684a945ba901ae5611a594fa5f2.jpeg)
では、モデル本体をダウンロードしましょう。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/image-42.png)
モデルは、Civitaiの公式ページからダウンロードします。
現時点では、次のバージョンが最新となっています。
(※その時点での最新をダウンロードすればよいでしょう)
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/image-43.png)
「Download」ボタンをクリックすると、「bluePencilXL_v031.safetensors」をダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルを指定のディレクトリ(models/Stable-diffusion)に設置します。
web UIの起動後、以下のようにcheckpointを選択できるようになっています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/b94e27a113a91268ddb4d8a0ac25e04c.png)
なお、VAEに関しては特に記載されていません。
デモ画像のメタ情報を見ても、VAEは含まれていません。
メタ情報は、PNG Infoで簡単に照会できます。
よって、VAEは焼き込まれていると考えてよいでしょう。
もしくは、利用する必要がないということです。
以上、blue_pencil-XLの利用方法を説明しました。
次はblue_pencil-XLの動作確認を説明します。
blue_pencil-XLの動作確認
blue_pencil-XLの動作確認を行います。
次のデモ画像を参考にしましょう。
https://civitai.com/images/2404517
ネガティブプロンプトには、unaestheticXLを用いていないようです。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/image-44.png)
サイズは、SDXL 1.0でサポートしている解像度にしておきます。
Hires.fixも利用しません。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/image-45.png)
上記の設定で生成したのが、以下となります。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/output_border_1000-9.jpg)
手が破綻する確率は、低いと言えます。
正直、これだけなら可もなく不可もなくという感じです。
この可もなく不可もなくの画像をパワーアップしてみましょう。
推奨されているEmbeddingであるunaestheticXLを用います。
ここでは、推奨されているv1の最新となるv1.3を利用します。
この場合のネガティブプロンプトは、以下。
unaestheticXLv13
結果は、以下となります。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/output_border_1000-10.jpg)
次に、現時点での最新バージョン(v3.1)のunaestheticXLを用いてみましょう。
ネガティブプロンプトを以下に変更します。
unaestheticXLv31
結果は、以下となります。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/output_border_1000-11.jpg)
かなり変わりました。
でも、好みは別れるでしょうね。
ついでに、negativeXLを用いた結果もみておきましょう。
このときのネガティブプロンプトは、以下。
negativeXL_D
結果は、以下。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/output_border_1000-12.jpg)
これはこれでアリですね。
落ち着きのある印象を受けます。
折角なので、合わせ技までやっておきます。
negativeXL_D ,unaestheticXLv31
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/output_border_1000-13.jpg)
ちょっと落ち着きが出て、いい感じになったのではないでしょうか。
いずれにせよ、blue_pencil-XLではEmbeddingの利用がオススメですね。
以上、blue_pencil-XLの動作確認を説明しました。