「SDXLで高品質・高解像度のリアル画像を生成したい」
「NSFWの実写コンテンツをSDXLベースで生成したい」
このような場合には、TalmendoXLがオススメです。
この記事では、TalmendoXLについて解説しています。
本記事の内容
- TalmendoXLとは?
- TalmendoXLの利用方法
- TalmendoXLの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
TalmendoXLとは?
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/85784069d70e7c6b7d0a68554ee2ac2d.jpeg)
TalmendoXLとは、SDXL 1.0ベースのファインチューニングモデルです。
モデルの副タイトルには、「SDXL 無修正 フルモデル」と記載されています。
SDXL 1.0は、デフォルトでもNSFWに対応しています。
そして、その品質も決して悪いことはありません。
その品質をベースにして、TalmendoXLには次のような特徴があると説明されています。
- 肌をきめ細かく描ける
- 描ける体型が多い
NSFWコンテンツにおいては、上記は重要なポイントになるでしょう。
それに加えて、画像の品質自体も優れているということです。
Civitai上のユーザー投稿では、次のような画像が投稿されています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/00031-3922088010.jpg)
できれば、この画像を再現したかったですけどね・・・
残念ながら、プロンプトは公開されていません。
その点では、TalmendoXLによるモノかどうか本当のところはわかりません。
ただ、この画像の投稿者は信用できそうです。
次の投稿履歴を見ると、各モデルで顔のアップを投稿し続けています。
https://civitai.com/user/greghorfen394/images
その中でも、TalmendoXLによる投稿画像は頭一つ抜けています。
TalmendoXLの公開当初から、投稿を続けている様子がわかります。
このことは、TalmendoXLがそれだけやりがいのあるモデルだということなのでしょう。
以上、TalmendoXLについて説明しました。
次は、TalmendoXLの利用方法を説明します。
TalmendoXLの利用方法
TalmendoXLの利用方法を説明します。
この記事では、AUTOMATIC1111版web UIでの利用を前提とします。
ただし、web UIのバージョンには要注意です。
最新版をインストールすれば、問題はありません。
具体的に言うと、web UIのバージョンがv1.5以降である必要があります。
では、モデルをダウンロードしましょう。
モデルは、Civitaiの公式ページからダウンロードします。
現時点では、v1.1-Betaが最新となっています。
(※その時点での最新をダウンロードしましょう)
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/image-13.png)
「Download」ボタンをクリックすると、「talmendoxlSDXL_v11Beta.safetensors」をダウンロードできます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/image-14.png)
ダウンロードしたファイルを指定のディレクトリ(models/Stable-diffusion)に設置します。
web UIの起動後、以下のようにcheckpointを選択できるようになっています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/image-15.png)
あと、VAEについては利用することが推奨されています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/image-16.png)
VAEを持っていない場合は、同ページ内のリンクからダウンロード可能です。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/image-17.png)
以上、TalmendoXLの利用方法を説明しました。
次は、TalmendoXLの動作確認を説明します。
TalmendoXLの動作確認
ここでは、次のモデルにおける肌の比較を行います。
- SDXL 1.0
- TalmendoXL
プロンプトは、以下を用います。
photo of a woman ,Artgerm, ultra realistic faces, a photorealistic painting, photorealism,,soft light, shot on Canon EOS 5D II, 4k, highly detailed
このプロンプトで生成した画像は、以下となります。
左がSDXL 1.0、右がTalmendoXLとなっています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/00293-743921828.jpg)
ここでは、肌に注目してください。
SDXL 1.0の方は、プラスチックのような印象を受けませんか?
顔が不自然に輝き過ぎなんですよね。
それに対してTalmendoXLの方は、その不自然な輝きがありません。
このことは、顔だけではなく体全体に該当します。
NSFWコンテンツだと、そのあたりも重要になってくるはずです。
NSFWコンテンツについては、ここで確認できます。
今度は、もっとアップの画像で確認してみましょう。
同じく、左がSDXL 1.0、右がTalmendoXLとなります。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/00288-269549701.jpg)
先ほどより、わかりやすいですね。
TalmendoXLの方が、実際の人間の肌に近い画像になっています。
SDXL 1.0の方は、不自然に影が多いです。
それに、やっぱりプラスチックのような光沢に見えてしまいます。
でも、これはSDXL 1.0単体で見ているとあまり感じないのですよね。
比較して見てみると、その不自然さを認識することになります。
以上、TalmendoXLの動作確認について説明しました。