【ChatGPTのチート化】サルでもできるプロンプトエンジニアリング

【ChatGPTのチート化】サルでもできるプロンプトエンジニアリング ChatGPT

「ChatGPTをもっと活用したい」
「プロンプトエンジニアリングのスキルをUPさせたい」

このような場合には、この記事の内容が参考になります。
この記事では、ChatGPTをチート化する方法について解説しています。

本記事の内容

  • ChatGPTのチート化
  • プロンプトエンジニアリングをチート化する方法
  • チート化したプロンプトエンジニアリングの実例

それでは、上記に沿って解説していきます。

ChatGPTのチート化

ChatGPTのチート化とは、決して不正にChatGPTを利用するということではありません。
ここでは、チートシートの内容に従ってChatGPTを利用することを指しています。

チートシートは、具体的には次のようなモノになります。

このチートシート通りに行えば、ChatGPTをより活用できるようになるということです。
これは、プロンプトエンジニアリングの話になります。

つまり、ChatGPTのチート化はプロンプトエンジニアリングのチート化ということです。
プロンプトエンジニアリングを簡単に言うと、良いプロンプトを書く技術となります。

良いプロンプトを書くために、上記のようなチートシートが存在します。
そして、その内容を覚えてプロンプトを試行錯誤することになります。

でも、それって本当に人間がすべきことでしょうか?
チートシートを考えるまでは、一部の人にしかできないことかもしれません。
(※テンプレがあれば、AIでもできそうですけど)

ただ、それを利用してプロンプトを作成する段階はAIで十分ではないでしょうか?
ということで、チートシートを元にChatGPTにプロンプトを作成させましょう。

そうすることで、チートシートの内容を我々が記憶する必要はありません。
そして、プロンプトを考えることも不要になるのです。

この点では、チートだと言えます。
この意味において、ChatGPTのチート化と表現しています。

以上、ChatGPTのチート化について説明しました。
次は、プロンプトエンジニアリングをチート化する方法を説明します。

プロンプトエンジニアリングをチート化する方法

ChatGPTのチート化は、プロンプトエンジニアリングのチート化でもありました。
ここでは、プロンプトエンジニアリングをチート化する方法を説明します。

方法としては、大きく以下に分けることができます。

  • チートシートをテキストデータとして保存する
  • ChatGPTにチートシートのファイルを読み込ませる
  • チートシートに従ってプロンプトを改善するようにChatGPTへ指示する

それぞれを以下で説明します。

チートシートをテキストデータとして保存する

チートシートのテキスト化は、次の記事をご覧ください。

上記記事通りに行えば、JSONファイルを作成できます。
それをWeb上にアップできるなら、アップしてしまいましょう。

無理なら、PCに保存したままでも構いません。

ChatGPTにチートシートのファイルを読み込ませる

ChatGPTにファイルを読み込ませる方法は、以下。

  • ファイルURLの読み込み
  • ファイルのアップロード

オススメは、「ファイルURLの読み込み」です。
ただし、これはWeb上にファイルをアップできる場合に限定されます。

以下のプラグインで、JSONファイルでも読み込むことが確認できています。

ファイルをWebにUPできない場合は、「ファイルのアップロード」が次のオススメになります。

ファイルのアップロードは、Advanced data analysisで利用できます。
Advanced data analysisの以前の名称は、Code Interpreterでした。

ファイルの読み込みが上手く行くと、次のように読み込んだことを教えてくれます。
メッセージは、その場その場で異なるとは思います。

これを見る限り、ChatGPTはチートシートの内容の意味を理解しているようです。

チートシートに従ってプロンプトを改善するようにChatGPTへ指示する

以下のような内容であれば、詳細は問いません。

あなたは、先ほどのJSONファイルの内容を理解した優秀なプロンプトエンジニアです。
その立場で以下のプロンプトを改善してください。

***オリジナルのプロンプト***

一応、上記プロンプトはチートシートの内容に準じています。
と言っても、「Act as a ROLE」だけですけどね。

このようなプロンプトを入力すると、オリジナルのプロンプトを改善したプロンプトをChatGPTが返してくれます。

以上、プロンプトエンジニアリングをチート化する方法を説明しました。
次は、チート化したプロンプトエンジニアリングの実例を説明します。

チート化したプロンプトエンジニアリングの実例

実際にプロンプトの改善を依頼した結果を載せておきます。

あなたは、先ほどのJSONファイルの内容を理解した優秀なプロンプトエンジニアです。
その立場で以下のプロンプトを改善してください。

 

運動不足を解消する方法をまとめてください。

返答の前半部分です。

改善されたプロンプトの全文は、以下。

あなたは、健康とフィットネスのエキスパートで、多くの人々が運動不足を解消するための実用的かつ効果的な方法を提供しています。
運動不足を解消するためのトップ5の方法を、具体的なアクションステップとともに、リーダブルでエンゲージングな短い記事の形でまとめてください。
各方法には、なぜそれが効果的であるかの短い説明も含めてください。

これが、ChatGPT的にはチートシートに従ったプロンプトということです。
また、返答の後半では改善ポイントの説明を行ってくれています。

肝心の改善されたプロンプトを入力した場合の結果ですが、それは各自で試してみてください。
ここで記載したところで、同じような内容がChatGPTから返答されるとも限りません。

一つだけ言えるのは、オリジナル(改善前)よりも確実に読みやすい回答となっています。
前提条件によって範囲が絞られていることが大きいのでしょうね。

以上、チート化したプロンプトエンジニアリングの実例を説明しました。

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