「写真のようにリアルな画像を生成したい」
「SD 1.5ベースのモデルは今後どうなっていくの?」
このような場合には、Juggernautがオススメです。
この記事では、Juggernautについて解説しています。
本記事の内容
- Juggernautとは?
- Juggernautの利用方法
- Juggernautの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
Juggernautとは?
Juggernautとは、写真のようなリアルさを目指しているモデルです。
SD 1.5をベースにしたマージモデルになります。
2023年7月12日時点では、最新バージョンが最後のバージョンになるようです。
この最新バージョンの「Final」は、2023年7月11日にリリースされています。
とりあえず、Juggernautは完成したということになります。
ただし、Juggernautの開発者はまだまだモデル開発の意欲があると書かれています。
次は、「Juggernaut XL」としてのモデル公開を考えているようです。
現役のモデル開発者から、SDXLへの対応を宣言する声が聞けるようになってきました。
今後は、このようにSDXLへの対応が進んでいくことでしょう。
SDXLを検証した結果、今までのStable Diffusionとは別次元です。
しかし、SDXLベースのモデルは開発が大変だろうと思います。
普通にSDXLを動かすだけでも、GPUリソースが必要になります。
それに学習を行うとなると、SD 1.5ベースの何倍のコストがかかるのでしょうか?
Juggernautの開発者もそのことに触れており、寄付を募っています。
https://ko-fi.com/kandooai
でも、これは考えようによっては良い傾向なのかもしれません。
現状、Civitai上ではsd 1.5ベースのモデルが乱立しています。
SDXLベースのモデルにおいては、この乱立状態が解消される可能性があります。
まあ、モデル開発の可能性を潰す可能性もあるわけですけどね。
とにかく、JuggernautはSD 1.5ベースでは開発完了ということです。
そして、Juggernaut XLに期待しましょう。
以上、Juggernautについて説明しました。
次は、Juggernautの利用方法を説明します。
Juggernautの利用方法
Juggernautの利用方法を説明します。
この記事では、AUTOMATIC1111版web UIでの利用を前提とします。
モデルは、Civitaiの公式ページからダウンロードします。
最近のモデルとしては、サイズが大きい方になりますね。
「Download」ボタンをクリックすると、「juggernaut_final.safetensors」をダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルを指定のディレクトリ(models/Stable-diffusion)に設置します。
web UIの起動後、以下のようにcheckpointを選択できるようになっています。
なお、VAEに関しては特に明記されていません。
出来上がった画像を見る限り、モデルにVAEが焼き込まれているのでしょう。
仮にそうでなくても、VAEが不要なほどです。
以上、Juggernautの利用方法を説明しました。
次は、Juggernautの動作確認を説明します。
Juggernautの動作確認
Juggernautの動作確認を行います。
次のデモ画像を参考にします。
https://civitai.com/images/1498251
上記のデモ画像のプロンプトを参考にした結果は、以下。
SD 1.5ベースのモデルでは、最も美味しそうに見えるハンバーガーかもしれません。
一応、SDXL 0.9で出力したハンバーガも載せておきます。
もちろん、人物も綺麗かつリアルに出力できます。
https://civitai.com/images/1502509
こちらもSDXL 0.9で生成した画像を載せておきます。
SDXLの馬力は感じます。
でも、特化して生成されたモデルにはそう簡単には勝てないようですね。
ハンバーガーも女性も、まだまだJuggernautの方が良い見た目です。
SDXLは素材型のルーキーという感じでしょうか。
以上、Juggernautの動作確認を説明しました。