人に期待されるのは、嬉しいですか?
期待のホープと言われて、嬉しいですか?
「君に期待してるよ」と言われて、嬉しいですか?
そう言われると、嬉しい人は多いでしょう。
期待されるということは、他よりも一目置かれるわけですから。
でも、他者から期待されることが、必ずしもよい結果になるとは限りません。
だから、私は声を大にして言いたいです。
「期待されることを否定してもいい」と。
「?」と思うかもしれませんね。
この言葉の意味をこの記事内で説明していきます。
本記事の内容
- 期待されることを否定してもいい
- ベンチャーでは期待されやすい
- 大企業では期待されにくい
転職を6回経験している私は、ベンチャーを2社、大企業を2社経験しています。
その経験より、ベンチャー・大企業別に期待されることに関しても解説します。
期待されることを否定してもいい
結論から言います。
期待されて「しんどい」と思う人は、その期待から逃げていいです。
期待を裏切ってもいいのです。
なぜなら、期待とは他者が勝手にしているからです。
何もこちらから、「期待してください」と頼んだわけではありません。
中には、自分から言うひともいるでしょうが、それはまた別の話です。
自分で言った場合は、自分の言葉に責任を持ってください。
だから、他者から勝手に期待されている場合は、逃げてもいいのです。
裏切ってもいいのです。
「でも、期待を裏切ることはできない・・・」
普通は、このように思ってしまいますよね。
でも、これが不幸への始まりなのです。
期待を裏切りたくないから、嫌なことでも我慢してしまいます。
我慢は、自分の心を殺してしまうことにつながります。
これが続けば、うつ病や自殺という最悪の結果になりかねません。
以上をまとめます。
期待というものは、神聖で侵してはならないものと思われています。
だから、人々はその期待を決して否定することはしません。
しかし、期待というものは、時には悪魔になりかねないのです。
もちろん、期待は私たちを大きく飛躍させることもあります。
天使にもなります。
「期待に応えたい」
「期待に沿いたい」
このように前向きになれれば、勇気100倍ですよね。
ベンチャーでは期待されやすい
すべてのベンチャー企業が、決してそうだとは言いません。
あくまで、確率の問題です。
社員数(分母)が少なければ、その分だけ会社(上司・経営陣)から期待される可能性は高まります。
また、ベンチャー企業の経営者は、「少数精鋭」を信じている場合が多いです。
逆もありますけどね。
よって、ベンチャー企業では、会社から期待されることは必然です。
それが上手く回れば、その分だけ飛躍的に成長できます。
しかし、上手く回らないと、そこには悲劇が待っているでしょう。
私自身は、ベンチャー企業では期待されていました。
でも、それは他の社員の実力が低かったからです。
そのため、相対的にデキル社員となり、期待されただけのことです。
古参の社員や先輩を何人も飛び越して、No.3(社員数15人ぐらい)にまで抜擢されたことがあります。
部長の役職になって、他の社員を管理する側になったのです。
これって、すごい期待ですよね。
でも、私は冷静でした。
会社が勝手に期待しているに過ぎないと。
それに管理職はやりたくないし、我慢もしたくなかったのです。
だから、管理職になろうと我慢することはありませんでした。
大企業では期待されにくい
会社単位で見れば、期待されることは稀でしょう。
これも確率の問題ですね。
なぜなら、分母となる社員数が圧倒的に違うからです。
もちろん、部署単位での期待はそれなりに存在します。
上司が部下を期待するは、よくある光景です。
ただ、その場合における期待は、正直たいしたことないです。
大企業では、サラリーマンがサラリーマンに期待するだけです。
それに加えて、代わりはいくらでもいます。
だから、仮に期待されたとしても、すぐにその期待は他の誰かに向かうだけです。
ちなみに、大企業での私は、ベンチャーほどの期待は受けていません。
能力的に高い人が、大企業にはたくさんいますからね。
だから、私はそんなに目立ちません。
と言うより、目立たないように日々過ごしています。
まとめ
この記事で言いたいことは、次のことです。
「期待されることを否定してもいい」
「期待を裏切ってもいい」
「期待から逃げてもいい」
期待は、他者が勝手にあなたに対してすることです。
だから、あなたも勝手に裏切ってもいいのです。
期待が、神聖かつ不可侵ということを信じてはいけません。
そして、期待は相手を生かすことも殺すこともできるのです。
期待があなたに我慢という牙を向けてきたら、躊躇なく逃げていいのです。
逆に、期待があなたを遠くまで運んでくれそうなら、そのまま身を任せましょう。
その程度に割り切って、期待とは接していきましょう。
最後に、会社における期待に関して述べておきます。
あなたが他者からの期待を存分に受けたいなら、ベンチャー企業へGO!!
会社に人生をかけている経営者が、存分にあなたに期待をかけくれるでしょう。
期待なんて御免こうむりたいというのなら、大企業へGO!!
目立たないように息を潜めておけば、単なる歯車として扱ってくれるでしょう。
ただ、仕事をある程度はしないとリストラ対象になりかねませんのでご注意を。