「ChatGPTが出力するコードの動作確認をすぐに行いたい」
「プログラムを実行する環境を用意できない・・・」
このような場合には、この記事の内容が参考になります。
この記事では、ChatGPTプラグインのCoderPadについて解説しています。
本記事の内容
- CoderPadとは?
- CoderPadのインストール
- CoderPadの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
CoderPadとは?
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/6daa7b9b754c46485b94fc1a52c1deeb.png)
CoderPadとは、オンラインの対話型プログラミング環境です。
技術面接やコードの共有で使用されています。
主な機能には、以下のようなものがあります。
- 多言語対応(プログラム言語)
- リアルタイムコード実行
- コラボレーション
- 録画
- 問題ライブラリ
多言語とあるのは、本当に多種多様です。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/bde54159d83e9302eb89e1a4fdbbd6c1.jpg)
機能の詳細は、公式で確認してみてください。
とにかく言えるのは、技術面接のツールという側面が強いということですね。
そして、その運営会社が認知拡大のためにChatGPTのプラグインを開発したというところでしょう。
実際、それは成功しているのではないでしょうか。
私自身、プラグイン調査の過程でCoderPadを知りましたので。
ただ、プラグイン版CoderPadの機能は技術面接の側面はありません。
プログラミング環境を提供するという機能が中心です。
詳細は、「CoderPadの動作確認」で説明しています。
以上、CoderPadについて説明しました。
次は、CoderPadのインストールを説明します。
CoderPadのインストール
ここで言うCoderPadとは、ChatGPTのプラグインのことです。
インストールの詳細は、次の記事を参考にしてください。
プラグイン名が異なるだけで、同じ要領で対応できます。
現時点では、プラグイン検索が可能になっています。
「CoderPad」と入力すれば、次のように候補が出てきます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-166.png)
「Install」ボタンをクリック。
チャット起動時、次のようにCoderPadを選択できればインストール成功です。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-167.png)
以上、CoderPadのインストールを説明しました。
次は、CoderPadの動作確認を説明します。
CoderPadの動作確認
CoderPadを有効にした状態でチャットを開きます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-168.png)
簡単で曖昧な指示をだしてみましょう。
次のようにプロンプトを入力します。
![](https://self-development.info/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
次のコードを実行してください。
print(‘test’)
言語の指定をせずに、指示しています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-169.png)
リンクが提供されるので、それをクリック。
そうすると、CoderPadサイトの方に遷移します。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-2.jpg)
ここまでの流れを見て、どのような仕組みであるかは理解できたでしょうか?
ChatGPT上でコードは実行されていません。
ChatGPTはコードなどの情報をCoderPadに渡しているだけなのです。
ChatGPTとCoderPadのやり取りは、「Used CoderPad」をクリックして確認できます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-170.png)
これを見ると、言語にPythonを設定したのはChatGPTだとわかります。
それに対して、CoderPadはリンクをChatGPTに返答しています。
このリンクのURLは、CoderPad上のページとなります。
先ほど確認した画面ということです。
では、次はもう少し複雑な処理を指示してみましょう。
![](https://self-development.info/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
以下の要件を満たすコードをPythonで書いてください。
入力年月日がうるう年であるかどうかを判定する
ChatGPT上では、次のように表示されます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-172.png)
CoderPadに遷移すると、少し複雑なコードを確認できます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-173.png)
「Run」ボタンを押して実行すると、次のように結果が表示されます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-174.png)
どうやら、PythonはPython 2のことを意味するようです。
では、バージョンを指定してみましょう。
![](https://self-development.info/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
Python3で実行してください。
次のように結果が戻ってきます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-175.png)
「Used CoderPad」をクリックして、応答内容を確認します。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-176.png)
そして、CoderPad上でもPython 3の環境となっています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-4.jpg)
それでは、最後に別言語への書き換えを指示してみましょう。
![](https://self-development.info/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
先ほどのコードをPHPに置き換えてください。
CoderPadでは、PHPコードであることを確認できます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/06/image-5.jpg)
そのまま実行も可能です。
Pythonは比較的簡単に実行環境を用意できます。
そうではない言語を試す場合には、CoderPadは便利ですね。
以上、CoderPadの動作確認を説明しました。