MeinaPastel V6によるキラキラ画像の生成

MeinaPastel V6によるキラキラ画像の生成 画像生成

「派手なキラキラした画像を生成したい」
「2Dイラストの画像を生成したい」

このような場合には、MeinaPastel V6がオススメです。
この記事では、MeinaPastel V6について解説しています。

本記事の内容

  • MeinaPastel V6とは?
  • MeinaPastel V6の利用方法
  • MeinaPastel V6の動作確認

それでは、上記に沿って解説していきます。

MeinaPastel V6とは?

MeinaPastel V6とは、MeinaPastelの最新版バージョンとなります。

生成される画像は、それまでのバージョンとは大きく異なっています。
V5とV6の比較を比較した結果は、「MeinaPastel V6の動作確認」で確認できます。

v6になって、より「Pastel」が増していると言えます。
そして、何より生成される画像がキラキラとしています。

ただし、モデル開発者はV6について次のように説明しています。

「手」が上手く出力されない可能性が言及されています。
それは、アップスケーラーに「Latent (Nearest-exact)」を用いることと関係があるとのこと。

「Latent (Nearest-exact)」を用いることが、MeinaPastel V6では推奨されています。
と言うか、「Latent (Nearest-exact)」なんてあったのですね。。。

そもそも、Latent系はあまり使いません。
Latent系を使っている事例もあまり見たことがありません。

興味がある方は、「最近傍探索」などで調べてみてください。
とにかく、V6では「手」が破綻する可能性あるということです。

MeinaPastel V6を利用する場合は、そのことを頭には入れておきましょう。

以上、MeinaPastel V6について説明しました。
次は、MeinaPastel V6の利用方法を説明します。

MeinaPastel V6の利用方法

MeinaPastel V6の利用方法を説明します。
この記事では、AUTOMATIC1111版web UIでの利用を前提とします。

ENFUGUEで利用する場合は、次の記事が参考になります。

モデルは、Civitaiの公式ページからダウンロードします。

ダウンロードするのは、「V6(Pastel)」であることを確認してください。

「Download」ボタンをクリックすると、「meinapastel_v6Pastel.safetensors」をダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルを指定のディレクトリ(models/Stable-diffusion)に設置します。
web UIの起動後、以下のようにcheckpointを選択できるようになっています。

なお、VAEは不要です。
モデルに焼き込まれていると思われます。

以上、MeinaPastel V6の利用方法を説明しました。
次は、MeinaPastel V6の動作確認を説明します。

MeinaPastel V6の動作確認

MeinaPastel V6の動作確認を行います。
MeinaPastel V6は、それ以前のバージョンと大きく異なっています。

ここでは、V5とV6の違いを確認してみましょう。
画像生成には、開発者の推奨する条件を用いています。

Recommendations:
Sampler: DPM++ 2M Karras/SDE Karras/euler a: 20 to 40 steps.
Resolutions: 512x768, 512x1024 for Portrait!
Resolutions: 768x512, 1024x512, 1536x512 for Landscape!
CFG Scale: 4 to 11.
Hires.fix: R-ESRGAN 4x+Anime6b, with 15 steps at 0.4 denoising.
V6(Pastel) Hires.fix: Latent (Nearest-exact) with 10 to 15 steps at 0.55 denoising.
Clip Skip: 2.
Negatives: '(worst quality, low quality:1.4), monochrome, zombie, (interlocked fingers)'

ただ、これはV6用です。
それをV5にも適用しているので、若干V5には不利かもしれません。

まずは、V5で生成された画像から。

V5で出力した画像

これでも十分にキラキラはしています。
そして、パステル調でカラフルと言えます。

これらがV6では、次のようになります。
それぞれ、モデル以外は同じ設定(SEEDも同じ)で画像生成を行っています。

V6で出力した画像

これらのプロンプトは、公式ページのデモ画像で確認できます。
それらと同じプロンプトを用いたら、同じような画像を生成可能です。

V5とV6の結果を比較してみてどうでしょうか?

キラキラ具合は、確実にV6の方が勝っています。
あと、V6の方はパステルカラーと言えるようになっていますね。

サンプル数は少ないですが、V6でも「手」はそれほど破綻していません。
まあ、V5でもそれほど「手」が綺麗に出力できる感じでもありませんからね。

その点で言えば、V6だからと言って気にすることはないと思います。
仮に「手」が崩れても、それを補うほどのキラキラ画像が生成されるのではないでしょうか。

以上、MeinaPastel V6の動作確認を説明しました。

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