情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャー(PM)資格取得を目指して勉強中です。
今回は、学習過程で理解したプロジェクト・スケジュール・ネットワーク図についてまとめてみました。
1. ネットワーク図の重要性
WBSでワークパッケージまで分解した各作業を日程計画に落とし込みます。
その際には作業間の依存関係や前後関係を考慮することが不可欠だと学びました。
これは、PMBOKガイドでいう「アクティビティの順序設定プロセス」に該当するようです。
このプロセスで活用するのが、ADM(Arrow Diagramming Method)やPDM(Precedence Diagramming Method)などのネットワーク図です。
これらの図を使いこなすことが、プロジェクトのスケジュール管理において重要だと理解しました。
2. ADM(Arrow Diagramming Method)
ADMは、作業を矢印(アロー)で、作業間の接続点(ノード)を丸印で表現する方法だと学びました。
別名AOA(Activity on Arrow)とも呼ばれるようです。
ADMの特徴として、以下の点を覚えておく必要がありそうです。
- 所要日数が0のダミーアクティビティを利用する
- すべての作業は終了開始関係になる
- ノードを二度通ってはいけない
- ノード番号は作業の方向に大きくなるように付ける
ADMは過去のものになりつつあるそうです。
しかし、試験では出題される可能性があります。
そのため、基本的な記述ルールは押さえておく必要がありそうです。
3. PDM(Precedence Diagramming Method)
PDMは作業をノードで、作業の関連を矢印で表現する方式だと理解しました。
AON(Activity on Node)とも呼ばれるようです。
PDMの重要な特徴として、アクティビティの依存関係が4種類設定可能だという点を覚えておく必要がありそうです。
- 終了・開始関係(最も一般的)
- 開始・開始関係
- 終了・終了関係
- 開始・終了関係
PDMはADMよりも柔軟な表現が可能で、現在最も一般的に使用されているネットワーク図だと学びました。
4. 試験対策のポイント
学習を進める中で、以下のような点が試験でも重要になりそうだと感じました。
- ADMとPDMの特徴と違いを理解する
- ネットワーク図の基本的な記述ルールを覚える
- PDMにおける4種類の依存関係を理解し、適切に使い分けられるようにする
- ダミーアクティビティの概念と使用方法を理解する
これらの点について、具体的な図を描く問題や、与えられた図を解釈する問題が出題される可能性が高いと予想しています。
まとめ
ネットワーク図は、プロジェクトのスケジュール管理において非常に重要なツールだと感じました。
ADMとPDMの特徴や使い方を理解し、適切に活用できるようになることが、プロジェクトマネージャーとしての重要なスキルの一つだと考えています。
今後の学習では、これらの知識を実際のプロジェクトシナリオに適用する練習を重ねていきたいと思います。
また、CPMやCCMなどの関連する手法についても深く学び、スケジュール管理の全体像を把握していく予定です。
ネットワーク図の作成と解釈は、単なる知識の暗記だけでなく、実践的な応用力も問われる分野だと感じています。
より深い理解と経験を積むことが、資格取得への近道になると考えています。