暴走するClaude 3.7を飼いならせ!驚きのゼロショット術

暴走するClaude 3.7を飼いならせ!驚きのゼロショット術 AI

本記事は、Redditの投稿「I Finally Tamed 3.7」を参考にしています。

近年、AIアシスタントの進化は目覚ましいものがあります。
Claude 3.7のような高度なモデルも次々と登場しています。

しかし、性能向上の一方で新たな課題も生まれました。
特に、Claude 3.7は時に「暴走」するような振る舞いをすることがあるようです。

この記事では、コーディング作業におけるClaude 3.7の扱い方について紹介します。
そして、Redditユーザーが発見した効果的な「飼いならし方」も解説します。

Claude 3.7との苦闘体験

投稿者がClaude 3.7を初めて使った時、その挙動に非常に戸惑ったようです。
以前のバージョンと比べ、確かに積極的に提案してくれます。

しかし、多くの仮定を勝手に行ってしまいます。
また、必要以上に複雑なコードを生成する傾向があったとのこと。

プロジェクトファイルや仕様書を提供しても、それらをほとんど参照しないそうです。
代わりに独自の解釈で進めてしまうことが多かったとか。

結果として、不要なコードが大量に生成されました。
そのため、何度もコードをリセットする羽目になったようです。

特にProモードでプロジェクト機能を使用する際、この問題は顕著だったとのこと。
最悪の場合はどうなるのでしょう。

コードが上手く動作しないと「提供された文書をもっと詳しく読むべきでした」と言われる始末だったそうです。

根本的な問題:情報過多と仮定

様々な試行錯誤を通じて、投稿者はある発見をしました。

Claude 3.7は、一度に大量の情報を与えると混乱するようです。
そして、独自の判断で進めてしまう傾向があるとのこと。

5〜10のファイル、プロジェクトの詳細、過去の会話内容などを最初から与えると何が起きるのでしょうか?。
モデルは情報を適切に処理できません。

そのため、暴走してしまうことがあるようです。
これは過去のバージョンではそれほど問題にならなかった現象だったと。

解決策:ゼロショットアプローチ

諦めかけていた時、投稿者は新しい方法を試しました。
それが「ゼロショット」と呼ばれるアプローチです。

このアプローチでは、最初に提供する情報を最小限に抑えます。
そして、徐々にコンテキストを増やしていくという方法です。

具体的には:

  • 最初に1つのファイルだけを共有し、会話を開始する
  • その後、少しずつ追加情報を提供していく
  • 情報の消化を確認しながら段階的に進める

驚くべき結果が得られたようです。
このアプローチでClaude 3.7の振る舞いは劇的に改善しました。

それまでの暴走傾向が治まりました。
そして、3.5のように協力的で思慮深い対応をするようになったとのこと。

効果的なClaude 3.7の使い方

投稿者によれば、ゼロショットアプローチに加え、いくつかのコツがあるそうです。
これらを意識することで、協業がさらにスムーズになったとのこと。

コード生成を制限する指示:
2〜3回のやり取りごとに「指示がない限りコードを書かないでください」と伝えましょう。
これが効果的だったそうです。

簡易解決策の提案を避ける:
明確な指示も大切です。
「簡易解決策や回避策は不要です。アーキテクチャ的に堅牢な解決策のみに興味があります」と伝えると良いとのこと。

徐々にコンテキストを拡大:
情報の与え方も重要です。
会話の進行に合わせて、少しずつ追加情報を提供していきましょう。
これにより理解が深まるそうです。

これらの工夫により、Claude 3.7は真のパートナーとなったようです。
問題を正確に診断し、適切な解決策を提案してくれるようになりました。

最初は偶然かと思ったようですが、別のセッションでも同様の結果が出ました。
そのため、この方法の有効性を確信したと述べています。

コメントからの追加知見

Reddit投稿には多くのコメントが寄せられました。
その中から興味深い知見も得られています。

あるユーザーは「Claude 3.7は熱意あふれるインターンのようなもの」と表現しています。
一度にたくさん与えると勝手なことを始めます。

しかし、少しずつ情報を与えれば実際に聞いてくれるとのこと。
また別のユーザーは、効果的なプロンプトを共有しています。


精密なソフトウェアエンジニアのペルソナを想定してください。
そして、焦点を絞ったタスク分析とソフトウェアコードを提供できる人物になってください。
依頼されない限りコード推奨を出力しないでください。

まとめ

Reddit投稿から学んだことをまとめてみましょう。

Claude 3.7は非常に強力なツールです。
しかし、使い方によってはフラストレーションの原因にもなり得ます。

ゼロショットアプローチ(情報を少しずつ与える方法)は、一見手間がかかるように思えます。
しかし、結果は違います。

無駄なコードの生成を防ぎ、より質の高い成果物を得られる可能性があります。
他のユーザーは異なる経験をしているかもしれません。

ですが、投稿者の場合はこの方法が効果的だったようです。
ようやくClaude 3.7を「飼いならす」ことができたとのこと。

AIアシスタントはまだ発展途上の技術です。
私たちユーザーも試行錯誤が必要でしょう。

より効果的な使い方を見つけていくことが大切です。
最終的には、AIと人間の強みを組み合わせることが重要です。

それにより、より良い成果を生み出せるはずです。

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