Pythonでは、GUIアプリを作成できます。
それも、とても簡単に作成できるのです。
それを可能にしているのが、tkinterです。
呼び方は、「ティーキンター」や「 ティーケーインター」となります。
この記事では、tkinterのインストールに関して解説しています。
メインの内容は。tkinterのインストールについてです。
最後の方では、tkinterの現在地と今後の可能性についても説明しています。
本記事の内容
- tkinterの動作環境
- tkinterのインストール
- tkinterの動作確認
- tkinterの現在地と今後の可能性
それでは、上記に沿って解説していきます。
tkinterの動作環境
実は、これが重要です。
tkinterは、GUIアプリを作成するためのPythonライブラリです。
GUIアプリが対象となります。
一般的には、サーバー上でGUIアプリを動かしません。
よって、サーバーは対象外とします。
また、一般的にクライアントPCで利用されるのは、WindowsかMacです。
LinuxをクライアントPCで使うケースは、なかなかないでしょう。
以上より、tkinterの動作環境はWindowsとMacと限定します。
あとは、Pythonのバージョンですね。
もう、Python 2は無視すべきでしょう。
サポートは、すでに2020年1月1日に終了しています。
よって、Python 3が動作環境となります。
tkinterのインストール
tkinterのインストールを行っていきましょう。
しかし、インストールは不要です。
上記のtkinterの動作環境であれは、何もする必要がありません。
なぜなら、tkinterはPythonの標準ライブラリだからです。
そのため、「pip install ○○○ 」の呪文を唱える必要がありません。
だからこそ、動作環境であるOSとPythonバージョンに関する理解が重要となってくるのです。
tkinterの動作確認
以下のサンプルコードを動かしてみましょう。
tkinter_sample.py
import tkinter tkinter._test()
実行した結果、次のポップアップが表示されます。
もし、ポップアップが表示されない場合、tkinterがインストールされていない場合があります。
そのような場合は、Pythonを再インストールしてもよいかもしれません。
tkinterの現在地と今後の可能性
最後に、tkinterの現在地を見ておきましょう。
どれくらい普及しているのかを確認すると言えますね。
Google Trendで「tkinter」を調べた結果
「tkinter」という言葉が、どれくらい検索されているのか?
このことをGoogle Trendによって確認します。
正確には、検索傾向の確認となります。
つまりは、勢いがあるかどうかということです。
期間は、2010年10月から現在(2020年11月)までの約10年とします。
今がまさにピークということです。
「Python」と同じTrendであることが確認できます。
Python人気に伴って、tkinter人気も高まっているということでしょう。
今後、これがますます伸びるのかどうかですね。
Python次第というところになります。
あと、関連して検索されているキーワードも載せておきます。
「tkinter python」で検索した人が、他に関連して調べたキーワードになります。
キーワード | 値 |
tkinter python | 100 |
python | 93 |
python gui | 14 |
tkinter button | 9 |
tkinter canvas | 7 |
tkinter インストール | 6 |
tkinter grid | 5 |
tkinter frame | 4 |
tkinter pack | 4 |
tkinter 読み方 | 2 |
tkinter 使い方 | 2 |
python tkinter 使い方 | 2 |
Qiitaで「tkinter」を調べた結果
2020年11月10日時点でtkinterをタグに含んだ記事数は、全部で340件あります。
その340件の記事の作成された年は、以下。
年 | 件数 |
2014 | 2 |
2015 | 5 |
2016 | 10 |
2017 | 18 |
2018 | 52 |
2019 | 106 |
2020 | 147 |
2020年は、まだあと2ヶ月ほど残しています。
それでも、この数字です。
総数自体は340件と少ないですが、勢いはかなりあると言えます。
Google Trendでの結果を裏付ける結果です。
【まとめ】今後の可能性
現在地の結果を見れば、もう明らかですね。
Python人気が続く限り、tkinter人気も続くでしょう。
ということで、tkinterを覚えておいても損はしないはずです。
標準ライブラリというのも、大きいですね。
それに、簡単にGUIアプリを開発できるようです。
私自身、ガリガリと開発していないので、そこまで大きいことは言えませんが。
今、データ収集用のPythonプログラムをその都度動かしています。
この運用の場合、いろいろと不便です。
毎回、変数を変更するためにコードを修正しています。
外部設定ファイルを設けるまでもないという感じです。
GUIアプリにすれば、ソースに手を入れる必要がなくなります。
自分自身の作業効率化をさらに推し進めるために、tkinterを学ぶことにします。
また、その過程で共有できる情報があれば、記事にしていきます。