ChatGPTで出力したPlantUMLをマインドマップに変換する

ChatGPTで出力したPlantUMLをマインドマップに変換する ChatGPT

「マインドマップを自分で作るのは面倒だ・・・」
「ChatGPTにマインドマップを作成してもらいたい」

このような場合には、この記事の内容が参考になります。
この記事では、ChatGPTにマインドマップを作成してもらう方法を解説しています。

本記事の内容

  • ChatGPTによるマインドマップの作成
  • ChatGPTによるマインドマップ作成のためのシステム要件
  • ChatGPTによるマインドマップの作成の動作確認

それでは、上記に沿って解説していきます。

ChatGPTによるマインドマップの作成

現状(GPT-4)、ChatGPTは画像の生成ができません。(プラグイン利用は対象外)
バージョンが上がれば、そのうちできるようになるかもしれません。

しかし、現状でも画像を生成するためのテキストであれば出力できます。
画像自体は作成できなくても、画像を生成するための情報は出力できるということです。

その理屈により、ChatGPTではマインドマップを生成するための情報が出力できます。
その際には、次のようにプロンプトを入力します。

相撲をマインドマップにまとめて、PlantUMLで出力してください。ただし、日本語で。

この入力に対して、ChatGPTは次の内容を含んだ返答を行います。

@startmindmap
* 相撲
** 相撲の歴史
** 力士
*** 稽古
** 種目
** 試合
*** 番付
**** 相撲部屋
** 審判
** 衣装
** 土俵
@endmindmap

上記は、PlantUML(テキストベースの言語)で記述されています。
これを対応ツールにコピペすれば、次のようなマインドマップを描くことが可能です。

以上、ChatGPTによるマインドマップの作成について説明しました。
次は、ChatGPTによるマインドマップ作成のためのシステム要件を説明します。

ChatGPTによるマインドマップ作成のためのシステム要件

OSは、問いません。
以下のモノが動くなら、何でもOKと言えます。

  • Java(OpenJDK)
  • VSCode(Visual Studio Code)
  • PlantUML(拡張)

それぞれを以下で説明します。

Java(OpenJDK)

Javaがインストール済み(利用可能)かどうかを確認します。
確認には、コマンドプロンプト(PowerShell)を用います。

C:\Windows\System32>java --version
'java' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

上記のように表示されれば、Javaをインストールする必要があります。

Microsoft Build of OpenJDK をダウンロードする
Microsoft Build of OpenJDK をダウンロードする場所について説明します。

ダウンロード可能な最新版をダウンロードします。
Windowsなら、「microsoft-jdk-17.0.6-windows-x64.zip」をダウンロードできます。

解凍したディレクトリ以下の「bin」を対象にPathを設定します。

パスが通ったら、確認です。

C:\Windows\System32>java --version
openjdk 17.0.6 2023-01-17 LTS
OpenJDK Runtime Environment Microsoft-7209853 (build 17.0.6+10-LTS)
OpenJDK 64-Bit Server VM Microsoft-7209853 (build 17.0.6+10-LTS, mixed mode, sharing)

上記のように表示されれば、Javaのインストールは完了となります。
また、Ubuntuの場合は次の記事が参考になります。

VSCode(Visual Studio Code)

VSCodeのインストールは、以下の記事で解説しています。

VSCodeの日本語化は、次の記事を参考にしてください。

PlantUML(拡張)

VSCodeのExtensionsで「PlantUML」と検索します。

インストールする拡張機能は、最も最初に表示されるはずです。
似たような名前のモノが多いので、ややこしいかもしれません。

100万回以上ダウンロードされているモノを選べば、間違いはないでしょう。

「Install」ボタンをクリックしたら、インストールされます。
おそらく、インストールは一瞬で終わるでしょう。

以上、ChatGPTによるマインドマップ作成のためのシステム要件を説明しました。
次は、ChatGPTによるマインドマップの作成の動作確認を説明します。

ChatGPTによるマインドマップの作成の動作確認

実際に、ChatGPTを用いてマインドマップを作成してみましょう。
プロンプトのフォーマットとして、以下を利用します。

●●●をマインドマップにまとめて、PlantUMLで出力してください。ただし、日本語で。

「●●●」を「画像生成AI」に置き換えて、GPT-4に依頼してみましょう。

画像生成AIをマインドマップにまとめて、PlantUMLで出力してください。ただし、日本語で。

結果は、次のPlantUML記述を含む返答をしてくれました。

@startmindmap 
* 画像生成AI 
** 画像生成AIの概要 
** 応用事例 
** 生成技術 
*** GAN 
*** VAE 
*** DALL-E 
** 学習データ 
*** 画像データセット 
**** ImageNet 
**** COCO 
**** ADE20K 
** 評価指標 
*** Inception Score 
*** FID 
*** LPIPS 
** プラットフォーム 
*** TensorFlow 
*** PyTorch 
*** Keras 
** 制約・問題点 
*** 学習データの偏り 
*** コンピューティングリソース 
*** 法的・倫理的問題 
@endmindmap

これを「test.pu」に保存します。
PlantUMLの拡張子は「pu」です。

そして、「test.pu」をVSCodeで開きます。

この状態で「ALT + D」を押します。
そうすると、プレビュー画面が表示されます。

以上、ChatGPTによるマインドマップの作成の動作確認を説明しました。

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