今時、大抵のことはPowerShellでなんとかなります。
ただ、Cygwinでないと無理という処理もまだまだあります。
それに、Cygwinに慣れ親しんだ人もそれなりに多いです。
そのような人が率先して、Cygwinを使うように指示しているケースもあります。
冗談ではなく、本当にあったことです。
今回は、古い技術となりつつあるCygwinのインストールを解説していきます。
本記事の内容
- Cygwinとは?
- Cygwinのダウンロード
- Cygwinのインストール
- Cygwinの動作検証
それでは、上記に沿って解説していきます。
Cygwinとは?
Wikipediaでは、上記のように説明されています。
そして、UNIXのソフトウェア資産を有効に活かすためにCygwinは作られました。
だから、CygwinではUNIX的な操作を行うことになっています。
このことからわかるように、Cygwinは仮想環境でもありません。
Cygwinの大体の雰囲気は掴めたでしょうか?
所詮はツールです。
使っていくうちに、理解を深めていけばOKです。
Cygwinのダウンロード
Cygwinは、Windows用のフリーソフトウェアです。
そのため、他のツールやソフトを同じようにダウンロードから始めます。
Cygwin公式サイト
https://cygwin.com/
上記へアクセスします。
ページの中ごろに次のような表示があります。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222123426.png)
setup-x86_64.exeのリンクをクリック。
約1MBであるため、ダウンロードはすぐに完了します。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222123802.png)
Cygwinのexeファイルのダウンロードが完了です。
それでは、このexeファイルを使ってCygwinをインストールしていきます。
Cygwinのインストール
ダウンロードした「setup-x86_64.exe」を実行。
![Cygwinインストールその1](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222124624.png)
「次へ」ボタンをクリック。
![Cygwinインストールその2](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222124643.png)
インターネットがつながる環境なら、「Install from Internet」を選択したままでOKです。
Windowsをサーバーとして使っているケースなら、外回線につながらない場合もあります。
そのようなケースを想定した選択となっているのでしょう。
通常は、そのまま「次へ」ボタンをクリック。
![Cygwinインストールその3](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222125106.png)
Cygwinのインストール先の指定ができます。
インストール先は、そのままで問題ないでしょう。
ユーザーに関しても、「All Users」のままで問題ありません。
サーバーでCygwinを使う場合は、権限管理を厳しくする必要はあるかもしれませんけどね。
そのまま何も変更せずに「次へ」ボタンをクリック。
![Cygwinインストールその4](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222125547.png)
インストールが始まると、インストールに必要なファイルがダウンロードされます。
そのダウンロードされたファイルを保存しておく場所の指定ができます。
そのファイルを保存しておけば、また別のサーバーで再利用できるということでしょう。
このような気配り(お節介?)から、インターネット黎明期に作成されたソフトウェアというのを感じます。
ここは適当に選んでください。
ディレクトリを選択したら、「次へ」ボタンをクリック。
![Cygwinインストールその5](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222130317.png)
インターネットへの接続方法の確認です。
いや~、スゴイ徹底振りですね。
普通は、「Use System Proxy Settings」で大丈夫です。
プロキシを経由したい場合は、プロキシ情報を入力してください。
接続方法を選択したら、「次へ」ボタンをクリック。
![Cygwinインストールその6](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222130740.png)
ダウンロードサイトの選択です。
自分で用意したサイトも選択(入力)できるようです。
ちょっと徹底し過ぎですね。
普通は、近くのサイトを選びましょう。
![Cygwinインストールその7](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222131335.png)
「https://ftp.iij.ad.jp」を選択して、「次へ」ボタンをクリック。
全画面で表示されるので、実際はもっと情報量は多いです。
![Cygwinインストールその8](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222131940.png)
パッケージを選択します。
とりあえず、最低限で次のパッケージだけは入れておきましょう。
Archive | unzip |
Archive | zip |
Devel | git |
Web | wget |
なお、パッケージの選択は次のようにします。
![Cygwinインストールその9](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222133416.png)
インストールするパッケージを選択できたら、「次へ」ボタンをクリック。
![Cygwinインストールその10](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222133837.png)
インストールするパッケージの確認画面です。
自動的に選択されるモノには、「(automatically added)」と表記されています。
問題なければ、「次へ」ボタンをクリック。
![Cygwinインストールその11](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222134028.png)
上記のように処理中となります。
私の環境では、2分ほどで終わりました。
![Cygwinインストールその12](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222134143.png)
アイコンを作るかどうかの確認です。
特にこだわりがなければ、作成しておきましょう。
「完了」ボタンをクリック。
以上より、Cygwinのインストールが完了です。
最後に動作検証をしておきましょう。
Cygwinの動作検証
![Cygwinアイコン](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222134734.png)
デスクトップにアイコンを作っていれば、上記アイコンがデスクトップにあるはずです。
これを実行します。
![Cygwin動作検証](https://self-development.info/wp-content/uploads/2020/12/20201222135142.png)
上の黒い画面が表示されれば、インストールは成功です。
以上にて、Cygwinのダウンロード・インストールの解説を終わります。