Google ColabでAUTOMATIC1111版web UIが動かない!?

Google ColabでAUTOMATIC1111版web UIが動かない!? 機械学習

「Google Colabでweb UIをインストールする際に警告が出る!!」
「Google ColabでStable Diffusionが使えなくなるの?」

このような場合には、この記事の内容が参考になります。
この記事では、Google ColabにおけるStable Diffusionの動作状況について説明しています。

本記事の内容

  • AUTOMATIC1111版web UIのインストールにおける警告表示
  • Stable Diffusion自体はセーフ
  • web UIを利用するためのオススメの方法

それでは、上記に沿って解説していきます。

AUTOMATIC1111版web UIのインストールにおける警告表示

2023年4月20日以降、Google Colab(無料版)で警告が出始めています。
警告とは、次のような警告です。

これは、AUTOMATIC1111版web UIをインストールする際に出ています。
今までなら、次のようなコマンドでAUTOMATIC1111版web UIをインストールできていました。

%pip install torch==1.13.1+cu117 torchvision==0.14.1+cu117 torchtext==0.14.1 torchaudio==0.13.1 torchdata==0.5.1 --extra-index-url https://download.pytorch.org/whl/cu117

!git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
%cd /content/stable-diffusion-webui

!wget https://huggingface.co/dreamlike-art/dreamlike-photoreal-2.0/resolve/main/dreamlike-photoreal-2.0.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/dreamlike-photoreal-2.0.safetensors

!python launch.py --share --xformers --enable-insecure-extension-access

正確には、現在(2023年4月21日)もまだインストール可能です。
アクセス可能なURLも発行されます。

そして、画像生成も普通にできます。

でも、どう考えてもこのままという訳にはいかないでしょう。
警告から始まり、そのうち利用できなくなる可能性が多いにあります。

そして、明らかにAUTOMATIC1111版web UI(stable-diffusion-webui)が狙われています。
その証拠に、次のPythonコード1行で警告が出ます。

このような状況より、脱Google Colabは考えておくべきでしょう。

以上、AUTOMATIC1111版web UIのインストールにおける警告表示を説明しました。
次は、Stable Diffusion自体はセーフについて説明します。

Stable Diffusion自体はセーフ

Google Colabにおいて、Stable Diffusionが締め出された訳ではありません。
実際、Diffusersを利用する場合は何も警告されません。

Google ColabでDiffusersを動かすには、次のコマンドだけでOK。
もちろん、GPU設定は忘れずに。

!pip install --upgrade diffusers[torch] transformers

インストールできたら、次のコードを実行します。

from diffusers import StableDiffusionPipeline, EulerDiscreteScheduler
import torch

model_id = "stabilityai/stable-diffusion-2-1"
pipe = StableDiffusionPipeline.from_pretrained(
    model_id, 
    scheduler=EulerDiscreteScheduler.from_pretrained(
        model_id, 
        subfolder="scheduler"
    ), 
    torch_dtype=torch.float16
).to("cuda")
pipe.enable_attention_slicing()

prompt = "a photo of an astronaut riding a horse on mars"
image = pipe(prompt, height=768, width=768).images[0]
image

次のように画像が生成されます。
そして、何も警告はありません。

この結果を見ても、やはりAUTOMATIC1111版web UIの狙い撃ちだと感じます。

以上、Stable Diffusion自体はセーフについてを説明しました。
最後に、web UIを利用するためのオススメの方法を説明します。

web UIを利用するためのオススメの方法

おそらく、近いうちにGoogle ColabでAUTOMATIC1111版web UIは使えなくなるはずです。
そのときに備えて、web UIが使えるための準備をしておく方がよいでしょう。

ズバリ言います。
GPU搭載のPCを購入しましょう。

これが、一番幸せになれると思います。
私自身も昨年の10月頃にPCを買い換えました。

以前のPCは、NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER(8GB)が搭載されていました。
正直、それだけでは画像生成を行う上で頼りなかったです。

そのため、思い切ってNVIDIA GeForce RTX 3090(24GB)を購入しました。
なお、NVIDIA GeForce RTX 4090は選択肢にはありませんでした。
同じVRAM 24GBなら、安い方がいいですから。

また、購入と言っても、PC丸ごとを買い換えています。
GPUの交換は、個人的にはリスクが高いです。

それなら、次のようなところでPCを購入した方が安心できます。
実際、私はFRONTIERで購入しています。

あと、GPUメモリが多いとPCゲームをウルトラ高画質でプレイできます。
この点でも、GPU搭載のPCを購入することをオススメします。

以上、web UIを利用するためのオススメの方法を説明しました。

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