「速くて、使いやすいデータベースの管理ツールが欲しい」
「もちろん、オープンソースで自由に使いたい」
こうなれば、HeidiSQLの出番です。
この記事では、HeidiSQLについて解説しています。
本記事の内容
- HeidiSQLとは?
- HeidiSQLのシステム要件
- HeidiSQLのインストール
- HeidiSQLの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
HeidiSQLとは?
HeidiSQLとは、データベース管理ソフトです。
オープンソースとして公開されており、無料で利用できます。
日本語には、自動的に対応しています。
OSの言語情報から、言語を判定していると思われます。
サポート対象のデータベースは、以下。
- MariaDB
- MySQL
- Microsoft SQL
- PostgreSQL
- SQLite
MariaDBとMySQLにおいては、HeidiSQLの人気が高いです。
HeidiSQLの機能として、特徴的なモノは以下となります。
- コマンドラインによるサーバへの接続
- SSHトンネル経由での接続、またはSSL設定の受け渡し
- テーブル、ビュー、ストアドルーチン、トリガー、スケジュールイベントの作成と編集
- 異なるサーバー間のデータベースエクスポート
- ユーザー権限の管理
- テキストファイルのインポート
- データエクスポート(CSV、HTML、XML、SQL、LaTeX、Wiki Markup、PHP配列)
- テーブルの一括編集(データベースの移動、エンジンや照合順序の変更など)
- SQL文の整形(フォーマット)
- クライアントプロセスの監視と強制終了
- 横断検索(一つのサーバ上における全DBの全テーブルが対象)
- バッチ方式によるテーブルの最適化と修復
正直、やり過ぎ感はあります。
ただ、それだけいろいろな機能があるということです。
あと、最も重要なことは操作感になります。
この部分は、主観的な要素があるので一概には言えません。
ただ、個人的にはかなり使いやすいです。
そして、何より速いです。
phpMyAdminのようなブラウザベースの管理ツールでは、絶対に出せない速度です。
ちなみに、HeidiSQLはDelphiで開発されています。
以上、HeidiSQLについて説明しました。
次は、HeidiSQLのシステム要件を確認します。
HeidiSQLのシステム要件
サポート対象のOSは、Windowsのみです。
そして、サポートしているバージョンは以下。
- Windows 8
- Windows 10
Windows 7では、若干問題が存在しているようです。
ただ、Windows 11はどうなるのでしょうかね?
おそらく、対応されるとは思います。
「Windows 8とWindows 10である」
とりあえずは、これがHeidiSQLのシステム要件と言えます
以上、HeidiSQLのシステム要件を説明しました。
次は、HeidiSQLをインストールしていきます。
HeidiSQLのインストール
HeidiSQLのインストールは、次の2つの処理に分けます。
- インストーラーのダウンロード
- インストーラーによるインストール実行
それぞれを下記で説明します。
インストーラーのダウンロード
HeidiSQL公式ダウンロードページ
https://www.heidisql.com/download.php
上記のダウンロードページにアクセスします。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924162534.png)
「Installer, 32/64 bit combined」リンクをクリック。
ダウンロードが始まります。
ファイルサイズは、約40MBです。
私の環境では、ダウンロードに1分程度かかりました。
ダウンロードが完了したら、次のファイルが保存されています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924162917.png)
インストーラーによるインストール実行
インストーラーを実行します。
実行すると、次の同意画面が出てきます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924163417.png)
「同意する」を選択して、「次へ」ボタンをクリック。
HeidiSQLのインストール先の選択です。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924163546.png)
デフォルトで十分です。
変更したい場合は、変更してください。
指定が終わったら、「次へ」ボタンをクリック。
メニューの作成に関しての確認です。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924163748.png)
デフォルトのまま進みます。
「次へ」ボタンをクリック。
追加タスクの選択です。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924163906.png)
ここもデフォルトで進めます。
「次へ」ボタンをクリック。
インストールの設定確認です。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924164010.png)
問題なければ、「インストール」ボタンをクリック。
インストール処理が開始されます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924164111.png)
すぐにインストール処理は終了します。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924164202.png)
HeidiSQLのインストール完了には、Windowsの再起動が必要のようです。
以上、HeidiSQLのインストールの説明でした。
最後に、HeidiSQLの動作確認を行います。
HeidiSQLの動作確認
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924165129.png)
デフォルトの設定でインストールしていれば、デスクトップに上のアイコンがあります。
このアイコンを実行して、HeidiSQLを起動します。
すると、セッションマネージャーが表示されています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924165302.png)
セッションを作成します。
まずは、「+新規」をクリック。
次の画面が表示されます。
この時点でセッションは作成済みです。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924165426.png)
あとは、各自の環境に合わせて情報を変更します。
変更したら、「保存」ボタンが押せるようになります。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924170138.png)
「保存」ボタンを押して、セッションの情報を更新します。
セッション作成に悩むポイントは、「Library」かもしれません。
私の環境では、次の3つがリストに存在しています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924170005.png)
おそらく、存在しているdllをリストアップしていると思われます。
それらは、選択したネットワーク種別に関連するdllのはずです。
なお、私の環境ではどのdllを選択してもMySQLに接続できました。
次の画像は、「ローカルMySQL」という名前でセッションを作成した状況です。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924171138.png)
セッションへ接続するには、セッションを選択した状態で「開く」ボタンをクリック。
もしくは、セッション「ローカルMySQL」をダブルクリックします。
そうすると、セッションマネージャーから次の画面に切り替わります。
確かに、MySQLに接続できています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924171724.png)
phpMyAdminでのDB一覧と同じモノが確認できます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2021/09/20210924172126.png)
ただ、なぜかMariaDBとして認識しているようです。
Libraryは、ちゃんと「libmysql.dll」を選択しているのですけどね・・・
まあ、動きに問題はないのでこのまま静観します。
以上、HeidiSQLの動作確認を説明しました。