Lubuntu 20.04・20.10で音が出ない場合は、この記事をご覧ください。
運が良ければ、一撃で音が出るようになります。
本記事の内容
- Linuxで音が出ないことは普通のこと
- 音が出ない問題を解決する方法
それでは、上記に沿って解説していきます。
Linuxで音が出ないのは普通のこと
Linux環境で音が出ないことは、ごくごく普通のことです。
特に、Windowsで動いていたPCにLinuxを入れた場合は。
そのため、取り立てて焦る必要はありません。
と言っても、焦ってしまいますよね。
ただ、音が出ない理由を一概には言えないのも事実です。
ハード、デバイス、ディストリビューションと様々な組み合わせが存在します。
そのため、この記事で「音が出ない理由は、これね」とは言えません。
「おま環」である可能性が、高いのです。
でも、それで済ませると、この記事の意味がありません。
そこで、試す価値のあることを一つだけ書きます。
特にUbuntu系のディストリビューションなら、是非とも試してみてください。
以下では、その一つの方法について説明します。
音が出ない問題を解決する方法
音が出ない問題を解決するのは、このコマンドです。
rm -rf ~/.config/pulse
Linuxで音が出ない場合は、このコマンドを実行してみてください。
実行できたら、再ログイン(再起動の方がベター)します。
運が良ければ、これで問題が解決します。
私は、これでLubuntu 20.10において音が出るようになりました。
Ubuntu系なら、これで解決する確率は結構高いと思います。
次のページにおいて、この解決方法が記載されています。
https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/pulseaudio/+bug/1866194
もともとは、Ubuntu 20.04でのバグだったようです。
Ubuntu 20.10では、解決済と記載されています。
しかし、Lubuntu 20.04や20.10では音が出ない事象が発生しています。
そして、記載されている方法で解決できます。
上記コマンドに興味がある場合は、掲示板を見るとためになるでしょう。
コマンドがやっていることは、次のようなファイルを削除しているだけです。
$ ls ~/.config/pulse 56f0565a4e6240fc9c823b042651f957-card-database.tdb 56f0565a4e6240fc9c823b042651f957-device-volumes.tdb 56f0565a4e6240fc9c823b042651f957-default-sink 56f0565a4e6240fc9c823b042651f957-stream-volumes.tdb 56f0565a4e6240fc9c823b042651f957-default-source cookie
適切ではない状態で作成されたファイルが、存在していたのが原因なのでしょう。
キャッシュのようなモノになります。
それらを一旦削除して、再ログイン(再起動)によって作り直します。
そうすれば、適切な状態のキャッシュが作成されるようになります。
どうでしょうか?
この解決方法で音が出るようになったでしょうか?
音が出なかったら、「おま環」の可能性がUPしました。
そのような場合は、別のディストリビューションでハード・デバイスを検証するのも一つの手です。
以上、音が出ない問題を解決する方法を説明しました。