「SD 1.5ベースのモデルの中には、本当にリアルに人物を表現するモデルがある」
「SD 1.5ベースのモデルは、今後は消えていくだけの運命なのか?」
このような場合には、この記事の内容が参考になります。
この記事では、SD 1.5ベースのepiCPhotoGasmの活用方法を解説しています。
本記事の内容
- epiCPhotoGasmとは?
- epiCPhotoGasmの動作確認
- SDXL 1.0におけるepiCPhotoGasmの新たな可能性
それでは、上記に沿って解説していきます。
epiCPhotoGasmとは?
epiCPhotoGasmとは、写真のリアルさを追求したモデルになります。
さまざまな民族や年齢層の人物のデータが、多く学習されているということです。
そして、プロンプトはシンプルなモノが推奨されています。
「masterpiece, photorealistic, 4k, 8k, super realistic, realism」
このような強調ワードは不要ということです。
そんなepiCPhotoGasmは、SD 1.5ベースのモデルです。
それでも、次のような画像を生成可能となっています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/11/output_border_1000.jpg)
おそらく、このepiCPhotoGasmがSD 1.5ベースの最後の名作なのではないでしょうか?
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/11/image.png)
このモデルの開発者の方は、epiCRealismの開発者でもあります。
epiCRealismは、今後の更新はないと記載されています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/11/image-1.png)
同じように、epiCPhotoGasmも更新されることはないと想定されます。
なぜなら、2023年10月28日にリリースされたバージョンが「Z」だからです。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/11/image-2.png)
さすがに、今後はSDXL 1.0ベースのモデルの開発に進むのではないでしょうか。
そのことからも、このバージョンZのモデルがSD 1.5ベースの最後の名作だと言えるのです。
以上、epiCPhotoGasmについて説明しました。
次は、epiCPhotoGasmの利用方法を説明します。
epiCPhotoGasmの動作確認
AUTOMATIC1111版web UIで動作を確認します。
まずは、モデルを読み込みます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/11/image-3.png)
次の画像を参考にします。
https://civitai.com/images/3205247
アップスケーラー以外は、同じ条件です。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/11/image-4.png)
そうしてできた画像は、以下。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/11/output_border_1000-1.jpg)
SD 1.5ベースでは、頑張った方だと思います。
以上、epiCPhotoGasmの動作確認を説明しました。
次は、SDXL 1.0におけるepiCPhotoGasmの新たな可能性を説明します。
SDXL 1.0におけるepiCPhotoGasmの新たな可能性
SD 1.5ベースにおいて、epiCPhotoGasmは優秀なモデルに違いはありません。
しかし、SDXL 1.0ベースでの画像生成に慣れた人には物足りないでしょう。
例えば、上記の記事のJuggernaut XLを用いると次のような画像を生成できます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/11/output_border_1000-2.jpg)
これだけでも十分と言えば十分です。
しかし、ここでepiCPhotoGasmを利用するとどうなるでしょうか?
意味不明かもしれませんが、とりあえず以下をご覧ください。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/11/output_border_1000-3.jpg)
若干、雰囲気が変わったと思いませんか?
これは、次の記事で説明している技術を用いています。
Juggernaut XLでは、もともと白人をかなり学習しています。
そのため、epiCPhotoGasmを利用する効果はそれほど得られません。
しかし、日本人の場合だとepiCPhotoGasmの恩恵を受けることができます。
左はJuggernaut XL、右はJuggernaut XL + epiCPhotoGasmで生成した画像です。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/11/output_border_1000-4.jpg)
Juggernaut XLだけでも日本人をかなり綺麗に表現できています。
そこにepiCPhotoGasmを加えると、さらに日本人が好む日本人になります。
このようにSD 1.5ベースのepiCPhotoGasmは、SDXL 1.0においてもまだまだ活躍できるのです。
以上、SDXL 1.0におけるepiCPhotoGasmの新たな可能性を説明しました。