Stable Diffusionで作成した人物の顔を綺麗にする

機械学習

「AIで生成した顔画像を綺麗にしたい」
「Stable Diffusionで自動生成された人物の顔を整えたい」

このような場合には、この記事の内容が参考になります。
この記事では、人の顔画像を綺麗にする方法を解説しています。

本記事の内容

  • Stable Diffusionで作成した人物画像が惜しい・・・
  • GFPGANで人物の顔を綺麗にする
  • GFPGANでアニメ風人物の顔を綺麗にする

それでは、上記に沿って解説していきます。

Stable Diffusionで作成した人物画像が惜しい・・・

Stable Diffusionで作成した人物画像は、残念なことが多々あります。
Stable Diffusionについては、次の記事で説明しています。

自動生成した人物が、阿修羅になっていることが普通にあります。
これは、仕方がないと諦めがつきます。

しかし、次のような画像が作成されると非常に残念な気持ちになります。
阿修羅でもクリーチャーでもないが、顔の生成が上手くいっていません。

惜しいと思いませんか?
でも、step数を増やせば解決するというわけでもありませんからね・・・

基本的に、Stable Diffusionで作成した人物の顔は惜しいです。
このような場合、img2imgを使って画像を修正する方法があります。

しかし、それだと運の要素が強く、満足の行く結果にはなりません。
全くの別人になってしまうことが、ほとんどです。

そうなってくると、画像編集ツールで加工するという選択肢しか残されていません。
あとは、運に任せてStable Diffusionで画像を作り続けるかですね。

そんな状況に陥っている人に、朗報があります。

GFPGANで人物の顔を綺麗にする

GFPGANを使えば、残念な状況を打破できます。
惜しい顔を綺麗な顔にすることが可能になるのです。

GFPGANについては、次の記事で解説しています。

まずは、先ほどの惜しい顔の女性を綺麗にしてみました。

顔を比較したのが、次の画像です。

どうですか?
惜しい感じから、GOODな感じになりました。

この結果を見れば、 GFPGANの凄さが伝わるでしょう。
もともと、GFPGANは昔の写真を鮮明にする技術として紹介されています。

古くてボヤけている顔を、自動生成による不完全な顔と同じに捉えたということです。
崩れている顔と言う点では、AIからすれば同じですからね。

また、普通に綺麗な顔をさらにもっと綺麗な顔に変換することもできます。

したがって、惜しい惜しくないに関わらずにGFPGANで処理するようにすればいいのです。
そうしておけば、Stable Diffusionで作成される人物画像は常に質が上がるようになります。

なお、GFPGANは赤目も上手く処理してくれるはずです。
次のような画像すらも、綺麗に処理してくれますので。

さて、ここまで実写について見てきました。
正確には、Stable Diffusionで実写風に描いた人物です。

アニメ風の人物の場合、GFPGANの効果はあるのでしょうか?
次では、実写以外でのGFPGANの効果について説明します。

GFPGANでアニメ風人物の顔を綺麗にする

スタイルの異なる2種類のアニメ顔で検証しています。
結論から言うと、アニメでもGFPGANで綺麗にできます。

GFPGANの処理前と処理後の比較画像は、以下。

GFPGANで処理すると、実写に近づくように見えます。
高画質になると、実写に近づくということかもしれません。

実写でもアニメでも、GFPGANで高画質にすることが可能です。
Stable DiffusionとGFPGANは、セットで利用することが当たり前になるかもしれませんね。

以上、Stable Diffusionで作成した人物の顔を綺麗にすることについて説明しました。

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