「高品質・高解像度のアニメ画像を生成したい」
「Counterfeit-V2.5が、お気に入りのモデルである」
このような場合には、Counterfeit-V3.0がオススメです。
この記事では、Counterfeit-V3.0について解説しています。
本記事の内容
- Counterfeit-V3.0とは?
- Counterfeit-V3.0の利用方法
- Counterfeit-V3.0の動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
Counterfeit-V3.0とは?
上記公式ページに掲載されているデモ画像です。
Counterfeit-V3.0は、Counterfeit-V2.5の後継モデルです。
そうは言っても、プロンプトに関しては大きく指定方法が変わっています。
Counterfeit-V3.0では、BLIP-2を学習の際に用いるようになっているということです。
また、Counterfeit-V3.0をベースにしてNegative Embeddingも同時に開発したと記載されています。
そのEmbeddingの名称は、EasyNegativeV2となっています。
EasyNegativeV2は、EasyNegativeの最新版になりますね。
ただ、 EasyNegativeV2の利用が必須という訳でもないようです。
実は、EasyNegativeとCounterfeit-V2.5の開発者は同じ人です。
もちろん、EasyNegativeV2とCounterfeit-V3.0も同じ人が開発しています。
EasyNegativeと言えば、ネガティブプロンプトでは当たり前のように利用されています。
そのような実績のある開発者によって、Counterfeit-V3.0は開発されているのです。
以上、Counterfeit-V3.0について説明しました。
次は、Counterfeit-V3.0の利用方法を説明します。
Counterfeit-V3.0の利用方法
AUTOMATIC1111版web UIでの利用を前提とします。
次のページからモデルとNegative Embeddingをダウンロードしましょう。
https://huggingface.co/gsdf/Counterfeit-V3.0/tree/main
Negative Embeddingは、「embedding」フォルダにあります。
- Counterfeit-V3.0_fp16.safetensors
- EasyNegativeV2.safetensors
上記の2ファイルをダウンロードすることになります。
これらをそれぞれ適切な場所に保存します。
なお、公式ではVAEに関して特に記載がありません。
Counterfeit-V2.5では、専用のVAEが用意されていましたけどね。
私は、「kl-f8-anime2.vae.pt」を「Counterfeit-V3.0_fp16.safetensors」に焼き込んでいます。
VAEを焼き込む(マージする)方法は、次の記事で解説しています。
ファイルを設置できたら、web UIを起動します。
そうすると、以下のようにcheckpointを選択できるようになっています。
VAEを焼き込んだモデルを生成しているなら、次のように選択します。
これで、Counterfeit-V3.0を利用できるようになりました。
以上、Counterfeit-V3.0の利用方法を説明しました。
次は、Counterfeit-V3.0の動作確認を説明します。
Counterfeit-V3.0の動作確認
どうやら、Civitai上にも公式ページがあるようです。
ここのデモ画像では、プロンプトが公開されています。
これを利用して画像を生成してみましょう。
上は、VAEなしで生成した画像です。
下は、VAEありで生成した画像になります。
こうやって比較すると、やはりVAEは利用した方が良さそうです。
では、このVAEありの画像をどこまで高画質にできるか試してみましょう。
どうでしょうか?
さらによくなったと思いませんか?
この画像は、Loopback Scalerを利用して生成しています。
Loopback Scalerを用いれば、次の画像ぐらいまで高画質にすることができます。
余計なモノまで増えてしまっているのが、ちょっと残念ですが。。。
ただ、Counterfeit-V3.0はLoopback Scalerと非常に相性が良いと言えます。
モデルによっては、高画質を目指すほど構図が破綻してしまうことが多々あります。
Counterfeit-V3.0に関しては、構図をそこそこ維持したままで高画質化ができています。
この点から、Counterfeit-V3.0のモデルとしての質の高さがわかります。
以上、Counterfeit-V3.0の動作確認を説明しました。