「歌詞をプログラムで自動的に取得したい」
「歌詞取得のAPIを探している」
このような場合には、Genius APIがオススメです。
この記事では、Genius APIを利用するための方法を解説しています。
本記事の内容
- Genius APIとは?
- Geniusのアカウント登録
- Genius APIにおけるトークンの取得
それでは、上記に沿って解説していきます。
Genius APIとは?
Geniusは、歌詞共有サイトです。
音楽配信サービスとしては、世界最大手となります。
歌詞だけではなく、歌詞にまつわる知識データベースも存在します。
一応、日本向けにもサービス提供の意思はあるようです。
Genius Japan – Geniusについて (About Genius) | Genius
https://genius.com/Genius-japan-genius-about-genius-annotated
実際、日本の歌詞も登録されています。
Genius APIは、そのGeniusが提供しているAPIになります。
機能はいろいろと用意されています。
Genius APIの中で最も特筆すべき機能は、歌詞取得の機能になるでしょう。
最大手の音楽サイトであるSpotifyには、かなり充実したAPIが用意されています。
しかし、なぜかSpotifyのAPIには歌詞取得の機能が用意されていません。
著作権の問題があるのかもしれませんね。
そんな状況において、Genius APIには歌詞を取得できる機能が用意されているのです。
これだけでもGenius APIを利用する価値はあるでしょう。
以上、Genius APIについて説明しました。
次は、Geniusのアカウント登録を説明します。
Geniusのアカウント登録
Genius APIを利用するには、最初にGeniusのアカウントを用意します。
アカウントは、次のURLから作成できます。
Genius | Song Lyrics & Knowledge
https://genius.com/signup_or_login
上記URLにアクセスすると、次のボタンを確認できます。
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Geniusのアカウントを新規登録する場合は、「Sign Up」ボタンをクリック。
クリックすると、次のように表示されます。

今回は、メールアドレスでアカウントを作成します。
必要な情報を入力して、「Create Account」ボタンをクリック。
アカウントの作成に成功すると、いきなり次の画面が表示されます。

Geniusのアカウント登録に関しては、ここまでの説明とします。
メール認証も何もありません。
そもそも、メール自体が届いていません。
メールアドレスが間違っていないことは確認済です。
(アカウント設定で確認可能)
Geniusは、かなりアバウトな感じのサイトだと言えます。
でも、APIはちゃんと機能するから不思議ですね。
以上、Geniusのアカウント登録を説明しました。
次は、Genius APIにおけるトークンの取得を説明します。
Genius APIにおけるトークンの取得
まずは、Geniusのサイトにログインします。
ログインした状態で次のURL画面に移動します。
All API Client
https://genius.com/api-clients
アカウントの新規登録成功時に表示される画面です。
この画面でAPI Clientを管理します。
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Genius APIを利用するためには、API Clientが必要です。
API Clientは、アプリケーション単位に作成します。
ここでは、APIクライアントを作成するために「New API Client」ボタンをクリック。
APIの新規作成画面に移動します。
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「APP NAME」と「APP WEBSITE URL」が必須です。
とりあえず、その2つだけを入力します。

入力が完了したら、「Save」ボタンをクリック。
作成したばかりのアプリ(APIクライアント)を確認できる画面に遷移。

「CLIENT SECRET」は、表示されている通りです。
マウスをテキストボックスに移動させる(オンマウス)と、表示されます。
「CLIENT ACCESS TOKEN」は、「Generate Access Token」リンクをクリックすると発行できます。
実際に発行した状態は、次の画面のようになります。
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「CLIENT SECRET」と同様に、「CLIENT ACCESS TOKEN」も外部に漏らしてはいけません。
「CLIENT ACCESS TOKEN」が流出した場合は、再度発行すればOKです。
再発行は、メニューの「All API Client」から行えます。
この画面では、作成したアプリがすべて表示されています。

再発行の場合は、再度「Generate Access Token」リンクをクリックします。
もちろん、再発行すると以前のトークンは無効化されます。
ここまでの作業により、Genius APIにおける認証情報を取得できました。
認証情報とは、以下のことです。
- CLIENT ID
- CLIENT SECRET
- CLIENT ACCESS TOKEN
Genius APIを利用する場合、「CLIENT ACCESS TOKEN」が必要になります。
知る限りでは、トークンだけでGenius APIを利用可能です。
Pythonでトークンを用いる場合は、LyricsGeniusというライブラリを利用します。
LyricsGeniusについては、次の記事で説明しています。
以上、Genius APIにおけるトークンの取得を説明しました。