「ピクセルソートを手軽に試したい」
「ピクセルソート処理を複数画像に一括で実施したい」
「ワンタッチでカッコいい画像処理を加えたい!」
このような場合には、pixelsortがオススメです。
この記事では、pixelsortのついて解説しています。
本記事の内容
- pixelsortとは?
- pixelsortのシステム要件
- pixelsortのインストール
- pixelsortの動作確認
それでは、上記について解説していきます。
pixelsortとは?
GitHub – satyarth/pixelsort: Pixel sorting images in python.
https://github.com/satyarth/pixelsort
pixelsortは、名前の通りピクセルソートを行うPythonライブラリです。
ピクセルソートとは、ピクセルの並び順を変更することです。
ピクセルソートを実行することで、次のような画像を作成できます。
サイバーパンク2077をイメージしています。
画像に一味加えたいというような場合には、ピクセルソートは有効だと思います。
そのような場合に、pixelsortが役に立つことでしょう。
以上、pixelsortについて説明しました。
次は、pixelsortのシステム要件を確認します。
pixelsortのシステム要件
現時点(2022年2月)でのpixelsortの最新バージョンは、1.0.1となります。
この最新バージョンは、2020年1月2日にリリースされています。
サポートOSに関しては、以下を含むクロスプラットフォーム対応です。
- Windows
- macOS
- Linux
サポート対象となるPythonのバージョンは、以下となっています。
- Python 2
- Python 3
つまり、Pythonのバージョンは問わないということです。
ただ、pixelsortは画像処理をPillowに依存しています。
2022年2月時点の最新版Pillow 9. 0.1は、Python 3.7以降が必要となっています。
それを考えると、Python 3.7以降を利用すべきでしょう。
また、Python自体のサポート期限も考慮すべきです。
以下は、Python公式開発サイクルになります。
バージョン | リリース日 | サポート期限 |
3.6 | 2016年12月23日 | 2021年12月23日 |
3.7 | 2018年6月27日 | 2023年6月27日 |
3.8 | 2019年10月14日 | 2024年10月 |
3.9 | 2020年10月5日 | 2025年10月 |
3.10 | 2021年10月4日 | 2026年10月 |
Python公式開発サイクルを見ても、Python 3.7以降を利用すべきと言えます。
ここまでまとめると、pixelsortのシステム要件は一つだけです。
Python 3.7以降であることだけに注意しましょう。
以上、pixelsortのシステム要件を説明しました。
次は、pixelsortのインストールを行います。
pixelsortのインストール
検証は、次のバージョンのPythonで行います。
$ python -V Python 3.10.2
まずは、現状のインストール済みパッケージを確認しておきます。
$ pip list Package Version ---------- ------- pip 22.0.3 setuptools 60.8.2 wheel 0.36.2
次にするべきことは、pipとsetuptoolsの更新です。
pipコマンドを使う場合、常に以下のコマンドを実行しておきましょう。
python -m pip install --upgrade pip setuptools
では、pixelsortのインストールです。
pixelsortのインストールは、以下のコマンドとなります。
pip install pixelsort
インストールは、すぐに終わります。
終了したら、どんなパッケージがインストールされたのかを確認します。
$ pip list Package Version ---------- ------- Pillow 9.0.1 pip 22.0.3 pixelsort 1.0.1 setuptools 60.8.2 wheel 0.36.2
pixelsortは、Pillow以外には依存するパッケージがありません。
以上、pixelsortのインストールを説明しました。
次は、pixelsortの動作確認を行います。
pixelsortの動作確認
pixelsortは、次の2つの方法で動作させることが可能です。
- コマンドラインツール
- Python API
それぞれの動作確認を確認します。
なお、ピクセルソートの対象となる画像は以下を用います。
image.jpg
あと、ディレクトリは以下の2つ作成しています。
- input
- output
inputには、image.jpgを設置。
outputに、ピクセスソートの処理を実施した画像を保存します。
コマンドラインツール
コマンドラインツールは、次のように利用します。
mオプションでpixelsortモジュールを読み込む形です。
python -m pixelsort input/image.jpg -i random -c 20 -o output/cmd.png
オプションについては、GitHub上の公式ページをご覧ください。
上記コマンドを実行すると、output以下にcmd.pngが作成されています。
cmd.png
以上、コマンドラインツールによるpixelsortの動作確認の説明でした。
Python API
PythonのAPIとしては、次のように利用します。
from pixelsort import pixelsort from PIL import Image input_img = Image.open("input/image.jpg") output_img = pixelsort(input_img, interval_function="random", clength=20) output_dif = "output" output_path = output_dif + "/" + "api.png" output_img.save(output_path)
上記コードを実行したら、output以下にapi.pngが作成されます。
以上、Python APIによるpixelsortの動作確認の説明でした。
まとめ
pixelsortの動作確認を以下の方法で確認しました。
- コマンドラインツール
- Python API
両方を用意してあるのは、使う側としては助かります。
以上、pixelsortの動作確認を説明しました。