「Civitaiで人気のあるCopax TimeLessXLってどんなモデル?」
「背景を綺麗に描画する画像を生成したい」
このような場合には、この記事の内容が参考になります。
この記事では、Copax TimeLessXLについて解説しています。
本記事の内容
- Copax TimeLessXLとは?
- Copax TimeLessXLの利用方法
- Copax TimeLessXLの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
Copax TimeLessXLとは?
Copax TimeLessXLとは、SDXL 1.0ベースのファインチューニングモデルです。
現時点では、V4.2が最新バージョンとなっています。
V4になって、モデルの名称を変更したようです。
それまでは「Copax Realistic XL」という名称を用いていました。
「Realistic」を追求し過ぎた結果、開発者はモデルの開発に追われてしまったようです。
その反省から、モデル名を「TimeLess」に変更したことが記載されています。
「TimeLess」は、「時間を感じさせない」「恒久的な」という意味になります。
今後も、リアルさを持つモデルの開発は進めるらしいです。
ただし、絶対的なリアル感の追求はしないと誓っています。
あと、モデルの開発を急ぐこともしないとのことです。
なかなか、このようなモデル開発者の本音を聞くことはありません。
それを知ることができて、非常に興味深いです。
おそらく、急ぐあまりにいろいろとあったのでしょうね。
実際、このモデルには大きな問題があります。
その問題については、「Copax TimeLessXLの動作確認」のところで説明しています。
以上、Copax TimeLessXLについて説明しました。
次は、Copax TimeLessXLの利用方法を説明します。
Copax TimeLessXLの利用方法
Copax TimeLessXLの利用方法を説明します。
この記事では、AUTOMATIC1111版web UIでの利用を前提とします。
ただし、web UIのバージョンには注意が必要となります。
LoRAを利用する場合は、web UIのバージョンがv1.5.1以降でないといけません。
とりあえず、最新のweb UIをインストールすることをオススメします。
モデルは、Civitaiの公式ページからダウンロードします。
現時点では、次のバージョンが最新となっています。
(※その時点での最新をダウンロードすればよいでしょう)
「Download」ボタンをクリックすると、「copaxTimelessxlSDXL1_v42.safetensors」をダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルを指定のディレクトリ(models/Stable-diffusion)に設置します。
web UIの起動後、以下のようにcheckpointを選択できるようになっています。
VAEに関しては、公式ページ上に記載がありません。
試したところ、VAEを用いても結果は変わらないように見えます。
以上、Copax TimeLessXLの利用方法を説明しました。
次は、Copax TimeLessXLの動作確認を説明します。
Copax TimeLessXLの動作確認
Copax TimeLessXLの動作確認を行います。
ただ、デモ画像のプロンプトは公開されていません。
ComfyUI(SDXL Prompt Styler)でデモ画像を生成しているかららしいです。
正直、ここは不親切だと思います。
ComfyUIで生成しても、プロンプトを公開しているモデル開発者は他にいますからね。
ただし、モデル開発者がオススメしている以下のサイトではプロンプトを確認できます。
うーん、こうなってくると「TensorArt」に誘導したいという意図を勘ぐってしまいます。
まあ、ここは誘導されましょう。
そして、上記のサイト上でいい感じの画像を選びます。
https://tensor.art/images/628659105038389635
上記画像のプロンプトを参考にして生成した画像は、以下。
いい感じの画像です。
ただ、手が怪しい感じになってしまいます。
他のプロンプトでも試しましたが、やはり手が破綻しがちです。
それも、破綻する確率が高いように感じます。
そこでFooocusを参考にして、105種類のスタイルで画像を生成してみました。
具体的には、以下のページのプロンプトを利用しています。
https://raw.githubusercontent.com/lllyasviel/Fooocus/main/modules/sdxl_styles.py
ベースにしたのは、以下のプロンプトです。
a 18 years old woman waving hands
結果的には、全部で105枚の画像が生成できました。
(※プログラムで自動生成しています)
この中から、一部を選んでみましょう。
このように、手が破綻する確率が高いのです。
手を除けば、どれもいい感じの画像なんですけどね・・・
ちなみに、Realities Edge XLを用いた場合は次のような画像となります。
同じプロンプト(ネガティブプロンプト)を用いています。
Realities Edge XLについては、次の記事で説明しています。
手だけを見ると、Realities Edge XLの方が良いです。
しかし、背景や顔の個性ではCopax TimeLessXLの方が良いとも言えます。
よって、手を出さなければCopax TimeLessXLを使うのは全然ありです。
もしくは、背景をメインにする場合もありでしょう。
以上、Copax TimeLessXLの動作確認を説明しました。