「DreamShaperをモデルとして利用している」
「キャラクターLoRAを正確に機能させたい」
このような場合には、NEDがオススメです。
この記事では、NEDについて解説しています。
本記事の内容
- NEDとは?
- NEDの利用方法
- NEDの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
NEDとは?
NEDとは、NeverEnding Dreamの略称です。
このモデルは、DreamShaperを補完することを目的に開発されています。
NEDの開発者は、LoRAがDreamShaperと相性が良くないことに不満を感じていたようです。
そこで一念発起して、自らNEDをトレーニングして開発しています。
そのため、NEDはLoRAとの相性が良くなっているということです。
その他にもNEDの特徴が、モデル開発者によって述べられています。
- コスプレ画像の生成
- アニメ画像の生成
- キャラクターLoRAを正確に扱う
- イケメン生成
- リアルな動物の生成
- Danbooruタグによる画像の生成
そして、公式では次のような画像がデモとして公開されています。
また、NEDの苦手な部分も述べられています。
- 複雑な文章による画像生成
- ファンタジーやSFの画像生成
以上、NEDについて説明しました。
次は、NEDの利用方法を説明します。
NEDの利用方法
AUTOMATIC1111版web UIでの利用を前提とします。
上記Civitaiの公式ページからダウンロードします。
ボタンをクリックすると、「neverendingDreamNED_v122BakedVae.safetensors」をダウンロードできます。
現時点におけるNEDの最新バージョンは、V1.22となります。
ダウンロードする際は、VAEがマージされた方を選択しましょう。
「baked vae」とファイル名に記載されています。
ダウンロードしたファイルを指定のディレクトリ(models/Stable-diffusion)に設置します。
web UIの起動後、以下のようにcheckpointを選択できるようになっています。
あとは、プロンプトを入力して画像生成を行うだけです。
この際、Civitai上のサンプル画像やユーザー投稿などを参考にできます。
以上、NEDの利用方法を説明しました。
次は、NEDの動作確認を説明します。
NEDの動作確認
NEDの動作確認を行いましょう。
その際、DreamShaperと結果を比較してみます。
まずは、次の動画を参考にしてみましょう。
https://civitai.com/images/708097
左がDreamShaperで、右がNEDです。
全く同じ条件で生成しています。
こうやって比較すると、NEDの圧勝ですね。
次は、ジェダイのLoRAを適用した画像を作成してみましょう。
https://civitai.com/images/707744
同じく、左がDreamShaperで右がNEDです。
見た目がかけ離れているので、優劣はつけにくいです。
ただ、プロンプトをNEDの方が適切に解釈できています。
そのプロンプトは、「surrounded by blooming desert flowers」の部分になります。
その意味でも、NEDの方が勝っていると言えそうです。
最後は、画質の違いがよくわかる結果となっています。
参考にしたのは、次の画像です。
https://civitai.com/images/793162
明らかに、右のNEDの方が画質は良いと言えます。
以上、NEDの動作確認を説明しました。