みなさん、ソーシャルディスタンスを意識していますか?
コロナの影響を受けて、今は人と人の距離に敏感にならざるを得ない状況です。
この人と人の距離に関して、一つの仮説が浮かびました。
どんな仮説かと言うと、以下です。
「パーソナルスペースと人付き合いの能力は関連がある」
この仮説に関して、本記事では説明しています。
本記事の内容
- パーソナルスペースとは?
- パーソナルスペースが極端な人は人付き合いが下手
- 結局、外見?
まずは、パーソナルスペースに関して簡単に解説します。
パーソナルスペースとは?
パーソナルスペースとは、パーソナルエリア、個体距離、対人距離とも呼ばれます。
他人に近付かれると不快に感じる空間のことです。
アメリカの文化人類学者(エドワード・T・ホール)によると、以下の4つに分類されます。
類型 | 概要 | 近接相 | 遠方相 |
密接距離( intimate distance) | ごく親しい人に許される空間。 | 0 – 15 cm抱きしめられる距離。 | 15 – 45 cm頭や腰、脚が簡単に触れ合うことはないが、手で相手に触れるくらいの距離。 |
個体距離( personal distance) | 相手の表情が読み取れる空間。 | 45 – 75 cm相手を捕まえられる距離。 | 75 – 120 cm両方が手を伸ばせば指先が触れあうことができる距離。 |
社会距離(social distance) | 相手に手は届きづらいが、容易に会話ができる空間。 | 1.2 – 2 m知らない人同士が会話をしたり、商談をする場合に用いられる距離。 | 2 – 3.5 m公式な商談で用いられる距離。 |
公共距離(public distance) | 複数の相手が見渡せる空間。 | 3.5 – 7 m2者の関係が個人的なものではなく、講演者と聴衆と言うような場合の距離。 | 7 m 以上一般人が社会的な要職にある人物と面会するような場合におかれる距離。 |
以上、パーソナルスペースに関して説明をしました。
では、以下で本題について解説します。
パーソナルスペースが極端な人は人付き合いが下手
「パーソナルスペースと人付き合いの能力は関連がある」
上記が仮説でした。
この仮説をもとにすると、パーソナルスペースが極端な人は人付き合いが下手です。
みなさんの周りでもいませんか?
極端に近付いてくる人が。
間違いのないように言っておきます。
「人付き合いが嫌い」と「人付き合いが下手」は違いますので。
ここで取り上げているのは、「人付き合いが下手」なケースとなります。
そして、その人付き合いが下手な人は、かなりの確率でパーソナルスペースが狭いです。
こちらが圧迫感を感じてしまいます。
あと、念のために説明を加えておきます。
「人付き合いが下手」だからと言って、コミュニケーション能力が低いとも限りません。
むしろ、コミュニケーションスキルが高い場合もあり得ます。
どうでしょうか?
みなさんの周囲にいる人でイメージできるような人はいましたか?
私には、数人がイメージできます。
でも、パーソナルスペースが狭くても人付き合いが上手い人がいました。
仮説が崩れたかもしれません。。。
結局、外見?
まず、女性の場合は考慮外でした。
女性は案外そうでもないですね。
むしろ、パーソナルスペースが狭い女性の方が人付き合いは上手いかもしれません。
いや、男性でもパーソナルスペースが狭いイケメンもいました。
・・・
ということは、結局外見?
外見のいい人間が近付けば、それはフレンドリー。
でも、そうではない人間が近付けば、気持ち悪い。
これが、無慈悲なのはわかっていますよ。
しかし、現実とは無慈悲なモノです。
う~ん、そうだとしたらイケメンでもなく、女性でもない場合はどうすべきなのか?
パーソナルスペースには、人一倍注意するべきでしょうね。
振り返れば、私はそうやって生きてきました。
やはり、知り合い程度では距離が近付くと警戒します。
おそらく、これは人間の本能的に警戒してしまうのでしょう。
そして、警戒すると緊張します。
緊張すると、その相手と話すのが疲れます。
それが繰り返されると、苦手な人になってしまうのではないでしょうか?
でも、これがイケメンや女性なら違うのでしょうね。
まあ、これも人間の本能だと考えれば、納得できてしまいます。