「ITエンジニア・プログラマー」が第1位!!
男子高校生のなりたい職業で1位とのことです。
詳細は下記で確認できます。
中高生が思い描く将来についての意識調査2019
一昔前までIT業界は、避けられる傾向がありました。
IT土方と揶揄されたり、3K職種と言われたりしていました。
3Kは、「きつい・帰れない・給料安い」です。
昔からこの業界にいる人間にとっては、「いつの間に?」という感じです。
でも、いい傾向だと思います。
自分の携わる業界が、このように盛り上がるのは良いことです。
その盛り上がりに伴って、周辺も盛り上がっています。
周辺の一つが、プログラミングスクールです。
このスクールに関して、どうしても言いたいことがあります。
プログラミングはお金を貰って学ぶものです
プログラミングスクールに対して、授業料を払うわけですよね?もったいないです。
これが、とりあえず言いたいことです。
プログラミングなんてものは、お金を貰って学ぶものです。
お金とは、もちろん給料のことです。
IT企業で働けば、給料を貰いながらプログラミングを学べます。
実際、私はそのようにしてきました。
また、業界未経験でIT業界に入ってきた人間を何人も見てきました。
だから、プログラミングを学ぶのにお金を払うのが信じられません。
信じられないし、そんなもったいないことをしないで欲しいです。
「プログラミングはお金を貰って学ぶものです」
このように主張する理由を以下で説明します。
IT企業の門戸は開かれている
IT業界は常に人材不足
これは昔から言われています。
この説に関しては、様々な意見があるようです。
「人材不足は嘘」
「経験ある人材が不足しているだけ」
「人材不足は加速している」
真逆の意見であったり、人材の質の問題であったり。
それぞれの意見は、見る角度からすれば正しいのでしょう。
この程度で見ておいた方がよいです。
変に振り回されるのは、よくありませんので。
私の意見としては、次のものです。
「人材が不足している企業がある」
人材が不足している企業は、人材募集をしています。
だから、そこに応募すればいいのです。
未経験などのキーワードで調べれば、たくさん出てきます。
リクナビNEXTで「エンジニア 未経験 研修」で調べた結果
この結果を見ると、「人材が不足している企業がある」は間違っていないです。
人材が不足して募集している企業に対して、応募するだけです。
「いやいや、そんな簡単にIT企業に転職できないよ」
こう思う方もいるでしょう。
では、いつになったら転職できるのでしょうか?
プログラミングスクールでプログラミングを学んでからでしょうか?
はっきり言います。
時間の無駄です。
無駄は言いすぎですが、システム開発はプログラミングだけではないのです。
プログラミングは、システム開発のあくまで一部です。
第一、新人にいきなり新規開発が任されることはありません。
大抵の場合、簡単な機能追加、既存コードの修正、バグ取りなどです。
コーディングすらさせてもらえない可能性もありますね。
初めは、テストのみも十分にありえます。
ぶっちゃけ、どのようなタスクを任されるかなんてわかりません。
だから、実際に任されたタスク毎に学んでいけばいいのです。
簡単に言えば、動きながら考えるというヤツですね。
プログラマーは教えたがり
これは、若い人にはあてはまらないかもしれません。
今の若い人は、昔のプログラマー像とはかけ離れていますからね。
ただ、中高年のプログラマーが上司や先輩になった場合に役に立つ知識になります。
基本、プログラマーはオタクの人が多いです。
一見するとかなり無愛想で難しそうな人が多いです。
でも、人に教えるのが好きな割合は、かなり高いです。
ただ、こういう人たちは曖昧なことを嫌います。
だから、質問の際には、論理的・明確に聞くようにしてください。
そうすると、必要以上にいろいろなことを教えてくれます。
私は、プログラミングの基礎をオタクの先輩に教えてもらいました。
「こんなことも知らないの?」などと平気で言われました。
「知らないので、教えてください」と素直に言えば、喜んで教えてもらいましたね。
まとめ
プログラミングは、企業からお金を貰って学ぶものです。
プログラミングスクールに対して、お金を払って学ぶものではありません。
私も給料を貰いながら、プログラミングを学びました。
仕事しながら学ぶ、一石二鳥です。
未経験でも、IT業界の門戸は開かれています。
人材不足の企業は常にあり、タイミングが合えば転職可能です。
そもそも、プログラミングスクールで学ぶ内容が仕事に直結するとは限りません。
システム開発において、プログラミングは一部であり、それ以外のタスクの方が多いです。
だから、まずは会社・システム開発の業務を学ぶという意識の方が良いでしょう。
その結果として、プログラミングが身に付いているはずです。
最後に誤解がないように言っておきます。
プログラミングスクールは、不要とは思いません。
スクールに行ったことが、転職に有利になるなら、それはそれで意味があります。
それに学ぶ意欲というのは、素晴らしいです。
だから、スクール自体を否定はしていません。
ただ、プログラミングを学ぶために最も費用対効果が良いのは、実際に働いて学ぶことだと主張しているのです。
片方はお金を払う、もう片方はお金をもらえるのです。
それになにより、時間が節約できます。
プログラミングスクールに通学する場合と比較すると、その分だけ早く職歴を積み上げることができるのです。
転職先企業がブラック企業であれば、プログラミングを必死に学べばいいのです。
ブラック企業から抜け出すことを目標にすれば、余計に必死になれるでしょう。
ある程度、学んだ時点で転職するだけです。
プログラミングスクールの通学経験より、短期間でも職歴のある方が圧倒的に転職市場では価値があるのです。
実務経験ありは、それほど大きなアドバンテージになります。