「EasyNegativeとは一体なに?」
「毎回毎回、同じようなネガティブプロンプトを入力するのが面倒だ・・・」
このような場合には、この記事の内容が参考になります。
この記事では、EasyNegativeについて解説しています。
本記事の内容
- EasyNegativeとは?
- EasyNegativeの利用方法
- EasyNegativeの動作検証
それでは、上記に沿って解説していきます。
EasyNegativeとは?
EasyNegativeとは、ネガティブプロンプト用のEmbeddingです。
EasyNegativeを利用すれば、お決まりの長いネガティブプロンプトを書く必要がありません。
EasyNegative
ネガティブプロンプトにこれを書くだけで効果があります。
もちろん、他のプロンプトと併用することが可能です。
EasyNegativeは、Counterfeitモデルの開発者が開発しています。
そのため、Counterfeitのために開発されたと言われています。
しかし、それ以外のアニメ系モデルとも相性は良いようです。
いや、実は実写系モデルとの相性の方が良い可能性すらあります。
とにかく、EasyNegativeを使うと画像のレベルが一気にUPします。
例えば、Anything v4.0において次のような効果があります。
素人目で見ても、EasyNegativeを使った方が良いことはわかります。
ただし、EasyNegativeはAUTOMATIC1111版web UI専用です。
そのため、基本的にはDiffusersでは利用できません。
頑張れば何となるのかもしれませんけどね。
でも、頑張るよりもAUTOMATIC1111版web UIをインストールしましょう。
個人的には、AUTOMATIC1111版web UIとDiffusersの二刀流がオススメです。
以上、EasyNegativeについて説明しました。
次は、EasyNegativeの利用方法を説明します。
EasyNegativeの利用方法
まずは、EasyNegativeをダウンロードします。
gsdf/EasyNegative at main
https://huggingface.co/datasets/gsdf/EasyNegative/tree/main
どっちでも構いません。
しかし、safetensors形式の方が安全・高速とのことです。
特にこだわりがないなら、「EasyNegative.safetensors」をダウンロードしましょう。
ダウンロードしたファイルは、次の場所に保存します。
確実に反映させるために、web UIを再起動します。
web UIを起動できたら、普通に画像生成を行います。
このとき、ネガティブプロンプトに「EasyNegative」を含みます。
EasyNegative,extra fingers,fewer fingers
適切にEasyNegativeが反映された場合、結果表示欄に以下のように表記されます。
以上、EasyNegativeの利用方法を説明しました。
次は、EasyNegativeの動作検証を説明します。
EasyNegativeの動作検証
EasyNegativeの動作検証を行います。
その際、以下のモデルを利用します。
- Counterfeit-V2.5
- Anything v4.0
- Dreamlike Photoreal 2.0
以下でそれぞれについて説明します。
Counterfeit-V2.5
Counterfeit-V2.5 | Stable Diffusion Checkpoint | Civitai
https://civitai.com/models/4468/counterfeit-v25
上記ページで公開されているデモ画像のプロンプトを利用します。
左がEasyNegativeなし、右がEasyNegativeありです。
この画像はそこまでEasyNegativeなしが酷いわけではありません。
もちろん、EasyNegativeありの方が良いのですけどね。
でも、次の画像での結果は明らかです。
誰がどう見ても、EasyNegativeありの方がよいです。
と言うより、EasyNegativeなしはちょっと酷いレベルと言えます。
Anything v4.0
Anything4 | chichi-pui(ちちぷい)AIイラスト専用の投稿サイト
https://www.chichi-pui.com/posts/generators/anything4/
上記ページで公開されているプロンプトを利用します。
同じく、左がEasyNegativeなし、右がEasyNegativeありです。
右の方が綺麗かなというぐらいの差でしょうか。
見る人が見たら、かなりの差があるのかもしれませんけど。
Dreamlike Photoreal 2.0
Dreamlike Photoreal 2.0は、アニメ系モデルではありません。
どちらかと言うと、実写系のモデルです。
Dreamlike Photoreal 2.0は、ネガティブプロンプトなしでも高品質な画像を生成します。
同じく、左がEasyNegativeなし、右がEasyNegativeありです。
EasyNegativeなしでもかなりの画質です。
しかし、EasyNegativeありの方が詳細まで描かれています。
こちらもEasyNegativeなしでも問題ありません。
でも、EasyNegativeありの方が高級感マシマシです。
以上、EasyNegativeの動作検証を説明しました。