「SDXL 1.0をローカルマシンで動かしたい」
「異次元の画像生成を体験したい」
このような場合には、この記事の内容が参考になります。
この記事では、SDXL 1.0でRefinerやLoRAを利用する方法を解説しています。
本記事の内容
- SDXL 1.0の取得方法
- SDXL 1.0の利用方法
- SDXL 1.0の動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
SDXL 1.0の取得方法
ついに、SDXL 1.0が2023年7月27日にリリースされました。
SDXLとは、Stable Diffusion XLの略称です。
SDXL自体については、以下の記事で説明しています。
試すためには、それなりの環境が必要です。
ここでは、みんな大好きweb UIでの利用を前提とします。
SDXL 1.0をweb UIで動かすには、次の記事が参考になります。
上記では、SDXL 0.9を対象に説明しています。
SDXL 1.0は、ダウンロードする方法が少し異なります。
異なると言っても、SDXL 1.0の方が簡単です。
SDXL 1.0では、規約への同意が不要となっています。
とりあえず、以下に挙げたファイルをダウンロードします。
SDXL 1.0は、Civitai上からもダウンロード可能です。
以上、SDXL 1.0の取得方法を説明しました。
次は、SDXL 1.0の利用方法を説明します。
SDXL 1.0の利用方法
先ほどダウンロードしたファイルは、「models」ディレクトリ以下の指定場所に保存します。
SDXL 1.0の利用方法としては、今まで(SD 1.5ベースのモデル)と同じです。
モデルを選択して、プロンプトを入力してという流れになります。
また、Refinerの使い方は次の記事で説明しています。
SDXL 1.0の利用方法において、Refiner以外は特に困ることはないでしょう。
以上、SDXL 1.0の利用方法を説明しました。
次は、SDXL 1.0の動作確認を説明します。
SDXL 1.0の動作確認
プロンプトは、以下を利用します。
これは、上記で挙げた記事内でも利用しているモノです。
Imagine a scene of a human and an AI in conflict, their struggle symbolizing the broader tension between technology and humanity. The medium is a hyper-realistic photograph, with a style that captures the stark reality of this conflict. The lighting is harsh and unforgiving, illuminating the determined expression of the human and the unfeeling gaze of the AI. The composition is a close-up shot, taken with a Nikon D850 DSLR, using a Nikkor 85mm f/1.4G lens. The resolution is 45.7 megapixels, ISO sensitivity: 25,600, Shutter speed 1/8000 second.
設定も同じように以下とします。
この条件で生成した画像は、以下となります。
1024 x 1024を512 x 512に縮小しています。
SDXL 0.9の結果と比べると、画質がUPしていますね。
この画像にRefinerを適用してみましょう。
Refinerを適用した画像は、以下。
明らかに変わりました。
SDXL 0.9の場合は、画質がUPしたことがわかる程度でした。
しかし、SDXL 1.0では画質がUPしただけとは言えない変化です。
どのように表現すればよいのでしょうかね。
とにかく、Refinerの効果をより感じることできるようになっています。
最後にLoRAに関して説明しておきます。
今回、LoRAも一緒にダウンロードしています。
このLoRAを機能させるには、web UIのバージョンをv1.5.1以降にする必要があります。
v1.5.0だと、LoRA適用時にエラーとなります。
LoRAを適用したい人は、v1.5.1をインストールしましょう。
LoRAの利用方法は、今までと同じです。
プロンプトに、以下のように加えます。
<lora:offset_0.2:1>
「offset」という名称から、おそらく以下のLoRAと同じような効果だと思われます。
LoRAの値によって、生成される画像は異なっています。
SDXL 1.0リリース当日にLoRAの適用まで確認できました。
今後は、ControlNetの適用なども時間の問題でしょうね。
以上、SDXL 1.0の動作確認を説明しました。
追記 2023年7月28日
SDXL 1.0ベースのアニメ系モデルが公開されています。
おそらく、アニメ系モデルとしてSDXL 1.0ベースでは初でしょう。
