「高品質なアイコンをタダで作成したい」
「アイコン作成を効率化したい」
このような場合には、Icons.Redmondがオススメです。
この記事では、Icons.Redmondを用いた無料アイコン作成について解説しています。
本記事の内容
- Icons.Redmondとは?
- Icons.Redmondの利用方法
- Icons.Redmondの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
Icons.Redmondとは?
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/8e6dcc0f017a9dbd209a50e36b4aae68.jpeg)
Icons.Redmondとは、SDXL 1.0用のLoRAです。
このLoRAを用いると、高品質のアイコン画像を生成できます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/output_border_1000-15.jpg)
これらは、Civitai上の公式ページにあるデモ画像です。
アプリストアで見かけるようなアイコンと何ら変わりません。
個人的には、Icons.Redmondのようなモノを待ち望んでいました。
SDXL 1.0をベースにすれば、高品質のアイコンを作成できるだろうと考えていたからです。
実は、Stable Diffusionが世に出てまだ日が浅い段階でアイコン作成に挑んでいます。
そして、実際の上記記事の方法で当サイトのアイコンを生成しました。
それをTwitterのアイコンにもしていました。
しかし、サイトのアイコンを次の画像に変更しています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/00216-446240095.jpg)
もちろん、これはIcons.Redmondを用いて作成したアイコンになります。
思わずサイトのアイコンを変えてしまうほど、個人的には良いモノができたということです。
SDXL 1.0ベースになって、生成されるアイコンのレベルがかなりUPしています。
あと、アイコン作成の作業効率もかなり向上していると言えます。
以上、Icons.Redmondについて説明しました。
次は、Icons.Redmondの利用方法を説明します。
Icons.Redmondの利用方法
Icons.Redmondの利用方法を説明します。
ここでは、AUTOMATIC1111版web UIの利用を前提に説明を行います。
ただし、SDXLを利用するにはweb UIのバージョンに注意が必要です。
web UIでSDXLを利用する方法は、次の記事で説明しています。
さらには、SDXLでLoRAを利用するにはv1.5.1以降である必要があります。
とにかく、最新のweb UIを利用すれば問題ないはずです。
では、Civitai上の公式ページからファイルをダウンロードします。
LoRAにしては、若干サイズが大きいです。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/image-25.png)
上記ボタンをクリックすると、「IconsRedmond.safetensors」というファイルをダウンロードできます。
現時点でのIcons.Redmondのバージョンは、v1.0となります。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/image-26.png)
ダウンロードしたファイルの設置場所は、「models\Lora」ディレクトリです。
LoRAの利用方法の詳細は、次の記事で説明しています。
ファイルを設置できたら、web UIを再起動します。(最も確実)
これでIcons.Redmondが読み込まれたはずです。
Icons.Redmondを利用するには、プロンプトに以下を追加します。
<lora:IconsRedmond:1>
以上、Icons.Redmondの利用方法を説明しました。
次は、Icons.Redmondの動作確認を説明します。
Icons.Redmondの動作確認
Icons.Redmondの動作確認を行います。
プロンプトは、以下を用います。
「犬と人間との共生」をテーマにしたアイコンを作成しようということです。
the symbiosis between dogs and humans,minimalist, ios icon app, dribbble, icredm <lora:IconsRedmond:●>
1024 x 1024が、開発者による推奨サイズです。
そのサイズで何パターンアイコンを生成してみましょう。
利用するモデルは、以下。
- SDXL 1.0
- CounterfeitXL
- Osorubeshi alpha XL
SDXL 1.0以外のモデルは、以下の記事で説明しています。
また、weight(●)は以下を用います。
- 0.7
- 1.0
それぞれのパターンで生成したアイコンは、以下となります。
SDXL 1.0でweight 0.7を設定
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/output_border_1000-16.jpg)
SDXL 1.0でweight 1.0を設定
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/output_border_1000-17.jpg)
CounterfeitXLでweight 0.7を設定
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/output_border_1000-18.jpg)
CounterfeitXLでweight 1.0を設定
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/output_border_1000-19.jpg)
Osorubeshi alpha XLでweight 0.7を設定
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/output_border_1000-20.jpg)
Osorubeshi alpha XLでweight 1.0を設定
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/output_border_1000-21.jpg)
プロンプト自体が、シンプルなアイコンを生成するような内容です。
そのため、全体的にはシンプルなアイコンが生成されています。
そんな中でも、各モデル毎に特徴が出ています。
それに対して、weightによる違いはそこまで感じません。
みなさんは、この結果を見てどのように感じますか?
良いモノとは、主観によるのでそれぞれで異なるでしょう。
ただ、「犬と人間との共生」というテーマへの忠実度は客観的にある程度は判別できます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/08/output_border_1000-22.jpg)
個人的には、1番目と3番目で迷います。
ここで、注目すべきはNSFW対応アニメモデルのOsorubeshi alpha XLが優秀だということです。
確かに、アイコンはある意味アニメやイラストに近いですよね。
その点でアニメに強いモデルが、アイコン生成で表現力があるのは当然かもしれません。
と言っても、これはあくまで今回の結果から言えることです。
時間とGPUリソースがあれば、この辺はもっと検証してみたいですね。
以上、Icons.Redmondの動作確認を説明しました。