「Stable Diffusionで同じような顔が生成されてしまう・・・」
「量産型のAI顔が嫌いだ!」
このような場合には、この記事が参考になります。
この記事では、画像生成AIによる量産型の顔について解説しています。
本記事の内容
- 量産型の顔とは?
- もう一つの量産型の顔
それでは、上記に沿って解説していきます。
量産型の顔とは?
まずは、基本的な量産型の顔を定義をしておきます。
次のような同じ顔は、言うまでもなく量産型の顔になります。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/output_border_1000-18.jpg)
画像生成AIに触れていれば、一度はこの顔を見たことがあるでしょう。
これは、次のモデルが影響しています。
![](https://image.civitai.com/xG1nkqKTMzGDvpLrqFT7WA/96538a0d-6f8b-4760-8e0a-5ed6e424cc29/anim=false,transcode=true,width=1200,optimized=true/96538a0d-6f8b-4760-8e0a-5ed6e424cc29.jpeg)
SD 1.5ベースのモデルですが、16万回以上のダウンロード数を記録しています。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/image-50.png)
このモデルがマージされて、さらにこの量産型の顔を増殖させていったと思われます。
一時は、この顔でSNS上が溢れかえっていました。
Amazonでも、この顔のAIグラビア写真集が販売されまくっていました。
あとは、画像生成AIの始め方を紹介する情報商材もこの顔でしたね。
現在時点(2023年9月)では、スマホゲームでも見ることができます。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/image.jpg)
画像生成AIで生成したことが、完全にわかります。
生成AIを商用利用するなとは思いません。
ただ、もう少し工夫したらいいのにとは思います。
そのまんまですからね・・・
以上、量産型の顔について説明しました。
次は、もう一つの量産型の顔を説明します。
もう一つの量産型の顔
これは、特定のモデルの話ではありません。
全モデルに共通する話です。
モデルには、それぞれの特性があります。
その特性は、データセット(画像とテキストのセット)によって決まります。
そのため、モデルが同じ場合に同じようなプロンプトだと同じような顔になってしまいます。
人気モデルであれば、その分だけ利用する人が多いです。
そうなると、同じような顔画像が生成されることが十分にあり得ます。
確率的にそうなってしまいますね。
そうならないように、次のような対策が考えられます。
- プロンプトの工夫
- LoRAの利用
プロンプトの工夫については、次の記事でまとめています。
上記記事内でも触れていますが、個人的にはChatGPTを利用することが多いです。
プロンプトを実際に工夫するには、BRAシリーズの公式ページが参考になります。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/e6cbd6047745e15a4512ecad0a582692.jpeg)
上記ページでは、個性あるAI美女のユーザー投稿を確認できます。
このページでは、はっきりとわかる量産型の顔は多くはありません。
それもあって、シリーズトータルで24万回もダウンロードされているのでしょう。
もちろん、アジア人(特に日本人)を綺麗に出力できるというのも大きいです。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/image-51.png)
当ブログでも、結構前からBRAシリーズを追いかけています。
SDXL 1.0版は、2023年9月中にはリリースされるようです。
![](https://self-development.info/wp-content/uploads/2023/09/image-52.png)
名称がBRAV7なのかどうかは、不明です。
でも、過去モデルと同じようにプロンプトで工夫が行われることでしょう。
以上、もう一つの量産型の顔について説明しました。