「インストール済みのChromeを最新版に更新したい」
「LinuxではChromeが自動更新されていない・・・」
このような場合には、この記事の内容が参考となります。
この記事では、Linux上のChromeを最新版に更新する方法を解説しています。
本記事の内容
- sources.listの確認
- aptコマンドによるChromeの更新
それでは、上記に沿って解説していきます。
sources.listの確認
sources.listを確認します。
sources.listには、Chrome最新バージョンの場所が登録されています。
一般的には、以下のどちらかのファイルに登録されているはずです。
- /etc/apt/sources.list
- /etc/apt/sources.list.d/google-chrome.list
debでインストールしている場合、google-chrome.listが存在しています。
google-chrome.list前提で説明を進めます。
google-chrome.list
### THIS FILE IS AUTOMATICALLY CONFIGURED ### # You may comment out this entry, but any other modifications may be lost. deb [arch=amd64] https://dl.google.com/linux/chrome/deb/ stable main
確認すべきポイントは、上記の記述が有効か無効かです。
つまり、コメントアウトの状況を確認します。
コメントアウトされていれば、「#」を除去します。
コメントアウトされていなければ、何もする必要はありません。
以上、sources.listの確認を説明しました。
次は、aptコマンドによるChromeの更新を行います。
aptコマンドによるChromeの更新
sources.listでファイル取得先が有効であれば、あとはコマンドを実行するだけです。
まずは、現状のChromeバージョンを確認しておきます。
若干古いです。
2021年11月頃に公開されたモノです。
インストールした際の情報は、次の記事でまとめています。
この若干古いChromeを最新バージョンに更新します。
現時点(2022年2月12日)では、Chrome 98.0.4758.80が最新バージョンとなります。
まずは、パッケージリストの更新を行います。
$ sudo apt update
では、aptコマンドでChromeのパッケージを確認しましょう。
$ sudo apt show google-chrome-stable Package: google-chrome-stable Version: 98.0.4758.80-1 Priority: optional Section: web Maintainer: Chrome Linux Team <chromium-dev@chromium.org> Installed-Size: 291 MB Provides: www-browser Pre-Depends: dpkg (>= 1.14.0) Depends: ca-certificates, fonts-liberation, libasound2 (>= 1.0.16), libatk-bridge2.0-0 (>= 2.5.3), libatk1.0-0 (>= 2.2.0), libatspi2.0-0 (>= 2.9.90), libc6 (>= 2.17), libcairo2 (>= 1.6.0), libcups2 (>= 1.6.0), libcurl3-gnutls | libcurl3-nss | libcurl4 | libcurl3, libdbus-1-3 (>= 1.5.12), libdrm2 (>= 2.4.38), libexpat1 (>= 2.0.1), libgbm1 (>= 8.1~0), libgcc1 (>= 1:3.0), libglib2.0-0 (>= 2.39.4), libgtk-3-0 (>= 3.9.10) | libgtk-4-1, libnspr4 (>= 2:4.9-2~), libnss3 (>= 2:3.26), libpango-1.0-0 (>= 1.14.0), libx11-6 (>= 2:1.4.99.1), libxcb1 (>= 1.9.2), libxcomposite1 (>= 1:0.4.4-1), libxdamage1 (>= 1:1.1), libxext6, libxfixes3, libxkbcommon0 (>= 0.4.1), libxrandr2, wget, xdg-utils (>= 1.0.2) Recommends: libu2f-udev, libvulkan1 Download-Size: 90.8 MB APT-Manual-Installed: yes APT-Sources: https://dl.google.com/linux/chrome/deb stable/main amd64 Packages Description: The web browser from Google Google Chrome is a browser that combines a minimal design with sophisticated technology to make the web faster, safer, and easier.
いつでもインストール可能という状況です。
インストール済みなら、アップグレードになります。
他のパッケージもまとめて更新するなら、次のコマンドでOK。
$ sudo apt upgrade
Chromeだけ更新したいのなら、次のコマンドとなります。
$ sudo apt install google-chrome-stable
各自の都合の良い方でどうぞ。
インストールが完了したら、確認です。
更新されていますね。
コマンドで確認したい場合は、次のコマンドを実行します。
$ google-chrome -version Google Chrome 98.0.4758.80
こちらでも、問題なくChromeが更新されていることを確認できます。
以上、aptコマンドによるChromeの更新を説明しました。