「SDXLで高品質・高解像度のリアル画像を生成したい」
「NSFWの実写コンテンツをSDXLベースで生成したい」
このような場合には、TalmendoXLがオススメです。
この記事では、TalmendoXLについて解説しています。
本記事の内容
- TalmendoXLとは?
- TalmendoXLの利用方法
- TalmendoXLの動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
TalmendoXLとは?
TalmendoXLとは、SDXL 1.0ベースのファインチューニングモデルです。
モデルの副タイトルには、「SDXL 無修正 フルモデル」と記載されています。
SDXL 1.0は、デフォルトでもNSFWに対応しています。
そして、その品質も決して悪いことはありません。
その品質をベースにして、TalmendoXLには次のような特徴があると説明されています。
- 肌をきめ細かく描ける
- 描ける体型が多い
NSFWコンテンツにおいては、上記は重要なポイントになるでしょう。
それに加えて、画像の品質自体も優れているということです。
Civitai上のユーザー投稿では、次のような画像が投稿されています。

できれば、この画像を再現したかったですけどね・・・
残念ながら、プロンプトは公開されていません。
その点では、TalmendoXLによるモノかどうか本当のところはわかりません。
ただ、この画像の投稿者は信用できそうです。
次の投稿履歴を見ると、各モデルで顔のアップを投稿し続けています。
https://civitai.com/user/greghorfen394/images
その中でも、TalmendoXLによる投稿画像は頭一つ抜けています。
TalmendoXLの公開当初から、投稿を続けている様子がわかります。
このことは、TalmendoXLがそれだけやりがいのあるモデルだということなのでしょう。
以上、TalmendoXLについて説明しました。
次は、TalmendoXLの利用方法を説明します。
TalmendoXLの利用方法
TalmendoXLの利用方法を説明します。
この記事では、AUTOMATIC1111版web UIでの利用を前提とします。
ただし、web UIのバージョンには要注意です。
最新版をインストールすれば、問題はありません。
具体的に言うと、web UIのバージョンがv1.5以降である必要があります。
では、モデルをダウンロードしましょう。
モデルは、Civitaiの公式ページからダウンロードします。
現時点では、v1.1-Betaが最新となっています。
(※その時点での最新をダウンロードしましょう)

「Download」ボタンをクリックすると、「talmendoxlSDXL_v11Beta.safetensors」をダウンロードできます。

ダウンロードしたファイルを指定のディレクトリ(models/Stable-diffusion)に設置します。
web UIの起動後、以下のようにcheckpointを選択できるようになっています。

あと、VAEについては利用することが推奨されています。

VAEを持っていない場合は、同ページ内のリンクからダウンロード可能です。

以上、TalmendoXLの利用方法を説明しました。
次は、TalmendoXLの動作確認を説明します。
TalmendoXLの動作確認
ここでは、次のモデルにおける肌の比較を行います。
- SDXL 1.0
- TalmendoXL
プロンプトは、以下を用います。
photo of a woman ,Artgerm, ultra realistic faces, a photorealistic painting, photorealism,,soft light, shot on Canon EOS 5D II, 4k, highly detailed
このプロンプトで生成した画像は、以下となります。
左がSDXL 1.0、右がTalmendoXLとなっています。

ここでは、肌に注目してください。
SDXL 1.0の方は、プラスチックのような印象を受けませんか?
顔が不自然に輝き過ぎなんですよね。
それに対してTalmendoXLの方は、その不自然な輝きがありません。
このことは、顔だけではなく体全体に該当します。
NSFWコンテンツだと、そのあたりも重要になってくるはずです。
NSFWコンテンツについては、ここで確認できます。
今度は、もっとアップの画像で確認してみましょう。
同じく、左がSDXL 1.0、右がTalmendoXLとなります。

先ほどより、わかりやすいですね。
TalmendoXLの方が、実際の人間の肌に近い画像になっています。
SDXL 1.0の方は、不自然に影が多いです。
それに、やっぱりプラスチックのような光沢に見えてしまいます。
でも、これはSDXL 1.0単体で見ているとあまり感じないのですよね。
比較して見てみると、その不自然さを認識することになります。
以上、TalmendoXLの動作確認について説明しました。