最近、ChatGPTなどの生成型AIへの関心が高まっています。
ホワイトカラーの仕事にはどのような影響が出るのでしょうか。
仕事が奪われるのではないか、そんな不安の声が上がっております。
しかし研究では、単純作業は代替されやすい反面、高度な思考力を要する仕事は人間の強みがあるとも言われます。
そこで今回は、生成型AIがホワイトカラーの仕事に与える影響について、最新研究から考えてみたいと思います。
本記事の内容
- フリーランスへの影響は早い
- コンサルティング業務は生産性UP
- 過度依存は危険、上手な協業を
- おわりに
それでは、上記に沿って説明していきます。
フリーランスへの影響は早い
主要なフリーランスプラットフォームにおけるアメリカの研究が行われました。
日本で言うと、クラウドワークスやランサーズなどが該当します。
その研究結果によると、ChatGPTリリース後、主クリエイターの仕事と収入が大きく落ちたそうです。
熟練者でも影響は免れられなかったとのことです。
AIに仕事を奪われるだけでなく、価値まで下げられてしまうことが分かりました。
コンサルティング業務は生産性UP
他方、大手コンサルティング会社での事例を見てみましょう。
GPT-4を活用したコンサルタントの業務効率と成果品質が顕著に向上したそうです。
データの分析作業が自動化され、提案作成もスピーディにできるようになったようです。
ただし、相反するデータを総合的に判断して提案を導くには、人間のアイデアと知見が不可欠であることも確認されました。
つまり、判断力が必要な場合は人間の知見が重要であるということです。
過度依存は危険、上手な協業を
以上から、単純業務は自動化が進む一方、高度な業務は人間の力が求められるのではないかと思います。
過剰な依存は避けつつ、賢明な協業が重要であると言えるのではないでしょうか。
フリーランス分野では法規制も課題になると考えられます。
AIを敵視するのではなく、上手に活用していくことがホワイトカラーに新たな可能性を拓くのではないかと期待されます。
技術変化に適応する努力が大切な時なのだと思います。
おわりに
本記事は、Financial Timesの記事「Here’s what we know about generative AI’s impact on white-collar work」を参考に作成しました。
生成型AIがホワイトカラーの仕事に与える影響について論じた貴重な記事です。