Serposcopeが正常に動いていないときは、ログを見ましょう。
システムでトラブルが発生したときに、真っ先にするのがログのチェックです。
Serposcopeでは、ありがたいことにブラウザからログをチェックできます。
まずは、ADMIN画面に移動します。
「Logs」をクリックすると、次のように画面が出てきます。
エラー発生日が2020年5月5日なので、2020-05-05.logをクリックします。
次のような表示が出てきます。
[2020-05-05 09:38:34,404] [google-0] WARN c.s.s.t.g.GoogleTaskRunnable - scrap failed for 設定キーワード because of ERROR_CAPTCHA_NO_SOLVER
[2020-05-05 09:38:34,405] [google-0] WARN c.s.s.t.g.GoogleTaskRunnable - no more proxy, stopping the thread
[2020-05-05 09:38:34,405] [google-0] INFO c.s.s.t.g.GoogleTaskRunnable - google thread stopped
[2020-05-05 09:38:34,406] [Thread-17] WARN c.s.s.t.g.GoogleTask - 1 proxies failed during the task
[2020-05-05 09:38:34,406] [Thread-17] WARN c.s.s.t.g.GoogleTask - 7 searches have not been checked
[2020-05-05 09:38:34,406] [Thread-17] INFO c.s.s.t.AbstractTask - task done for module GOOGLE
[2020-05-05 09:38:34,404] [google-0] WARN c.s.s.t.g.GoogleTaskRunnable – scrap failed for 設定キーワード because of ERROR_CAPTCHA_NO_SOLVER
この行の「ERROR_CAPTCHA_NO_SOLVER」が原因だとわかります。
Serposcopeの懸念であった画像認証失敗ですね。
「Serposcopeは無料で無制限に利用できる」、という評判があります。
同時に、「エラーが多くて使いものにならない」という評判も存在します。
使い物にならないのは、「ERROR_CAPTCHA_NO_SOLVER」が原因なのでしょう。
私の場合は、利用して2日目に出ました。
インストールの際の手順は次の記事にまとめています。
無料の検索順位チェックツールSerposcopeのインストール
この「ERROR_CAPTCHA_NO_SOLVER」の解決方法を以下で説明します。
Serposcopeのトラブルを解決する方法
公式ページにおいて、「ERROR_CAPTCHA_NO_SOLVER」について言及しています。
同じIPであまりにも多くのリクエストをした場合、ログに「ERROR_CAPTCHA_NO_SOLVER」というメッセージが表示されることがあります。キャプチャを解決するために外部サービスを設定することができます。
anti-captcha.com
de-captcher.com
deathbycaptcha.com
バージョン2.5.0からは、複数のサービスを同時に設定できるようになりました。もしサービスが利用できなくなった場合、Serposcopeは自動的に別のプロバイダに切り替えます。anti-captcha.com (Google captchas Recaptcha v2 / NoCaptchaに対応している唯一のプロバイダ)を含め、最低でも2つのプロバイダを設定することをお勧めします。
我々は近い将来、より多くのプロバイダを含める予定です。
つまり、プロバイダと契約すれば、「ERROR_CAPTCHA_NO_SOLVER」は解決できるということです。
そして、今後もプロバイダが増えていくらしいです。
プロバイダ
プロバイダをADMIN画面から確認できます。
ADMIN画面—>GENERALメニューです。
この画面では、以下の4つのプロバイダを確認できます。
なお、Serposcopeはバージョン2.11.0です。
- www.anti-captcha.com 【Anti Captcha】
- 2captcha.com 【2Captcha】
- www.imagetyperz.com 【Imagetyperz】
- www.deathbycaptcha.com 【Death By Captcha】
以下で各プロバイダを説明していきます。
Anti Captcha
サービスの仕組みを詳しく説明しています。
1000あたり
CAPTCHA、0.6ドル~0.7ドル。
Recaptcha、1.8ドル~2.2ドル。
サービスの込み具合に応じて、レートは変動するようです。
上記の表示がリアルタイムで変動しています。
サービスの込み具合は、Workerと呼ばれる作業担当者の稼動状況によるのでしょう。
AIとかではなく、実際の人間がやっているということですよね。
力技のビジネスです。
支払いに関しては、前払い形式です。
支払った金額分まで、サービスを利用可能ということです。
知らない間に課金される、ということはありません。
この点は、安心ですね。
2Captcha
1000あたり
CAPTCHA、0.77ドル。
Recaptcha、2.99ドル。
Anti Captchaと同じようにレートは変わるようです。
ここのサイトでは、worker(働き手)のレートも表示しています。
アルバイトやパートでやる人向けの情報ですね。
以下は、Worker向けのレートです。
支払いに関しては、前払い形式です。
これもAnti Captchaと同じですね。
Imagetyperz
1000あたり
CAPTCHA、0.8ドル。
Recaptcha、2.5ドル。
Anti Captchaや2Captchaと比べると、情報不足です。
サイトも少しアングラな印象を受けます。
リアルタイムで認証を突破した実績を表示しています。
「1分前に7秒で認証を突破」というような情報です。
支払いに関しては、前払い形式です。
これもAnti Captchaや2Captchaと同じですね。
このようなサービスでは、前払い形式が一般的です。
Death By Captcha
1000あたりCAPTCHA/Recaptcha、1.39ドル。
CAPTCHAとRecaptchaの区別がありません。
それにしても「Death By Captcha」というタイトルが、インパクト大です。
サイトは、個人ブログのような印象を受けます。
購入枠が多ければ多いほど、割引率が高いです。
ただ、そこまでこのサービスを利用するのは根本的にマズイと思います。
まとめ
Serposcopeにおいて、 「ERROR_CAPTCHA_NO_SOLVER」というエラーが発生します。
これは、ほぼ確定事項です。
Googleの検索結果をプログラムから照会することは、そもそもアウトです。
アウトだからこそ、画像認証などを設けています。
サーバへの負荷が問題だからという理由ではなく、検索結果は金のなる木なので探らせたくないのでしょう。
だから、画像認証失敗に伴う「 ERROR_CAPTCHA_NO_SOLVER 」が必ず発生します。
しかし、これを防ぐ手段はあります。
プロバイダを利用すれば、 Serposcopeで発生するエラー「ERROR_CAPTCHA_NO_SOLVER」を解決することができます。
ここで言うプロバイダは、画像認証の突破を代行してくれるサービスを提供しています。
Serposcopeが対応しているプロバイダは、以下です。
- Anti Captcha
- 2Captcha
- Imagetyperz
- Death By Captcha
もし利用するなら、個人的にはAnti Captchaか2Captchaの二択ですね。
このような得たいの知れないサービスは、サイトイメージが重要です。
その点、 Anti Captchaか2Captchaはクリアしています。
また、情報もある程度は出てきますので。
あとの二つは、かなり情報が少ないです。
利用する際は、プロバイダの契約・利用を記事にしたいと思います。