「UbuntuでJavaを動かしたい」
「Ubuntu 22.04 LTSにJavaをインストールしたい」
このような場合には、この記事の内容が参考となります。
この記事では、Ubuntu 22.04 LTSにJava(OpenJDK)をインストールする方法を解説しています。
本記事の内容
- Javaのインストール状況の確認
- Ubuntu 22.04におけるデフォルトOpenJDK
- バージョン指定によるOpenJDKのインストール
それでは、上記に沿って解説していきます。
Javaのインストール状況の確認
検証するOSは、以下となります。
$ cat /etc/lsb-release DISTRIB_ID=Ubuntu DISTRIB_RELEASE=22.04 DISTRIB_CODENAME=jammy DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 22.04 LTS"
Ubuntu 22.04 LTSの初期設定などについては、次の記事で説明しています。
Ubuntu 22.04では、デフォルトでJavaがインストールされていません。
最初にそのことを確認します。
確認方法は、以下のコマンドで行います。
$ java --version コマンド 'java' が見つかりません。次の方法でインストールできます: apt install default-jre # version 2:1.11-72build2, or apt install openjdk-11-jre-headless # version 11.0.15+10-0ubuntu0.22.04.1 apt install openjdk-18-jre-headless # version 18~36ea-1 apt install openjdk-8-jre-headless # version 8u312-b07-0ubuntu1 apt install openjdk-17-jre-headless # version 17.0.3+7-0ubuntu0.22.04.1 Ask your administrator to install one of them.
上記のように表示されれば、Javaは未インストールです。
以上、Javaのインストール状況の確認について説明しました。
次は、Ubuntu 22.04におけるデフォルトOpenJDKのインストールを説明します。
Ubuntu 22.04におけるデフォルトOpenJDK
Ubuntu 22.04におけるデフォルトのOpenJDKを確認します。
$ sudo apt show default-jdk Package: default-jdk Version: 2:1.11-72build2 Priority: optional Section: devel Source: java-common (0.72build2) Origin: Ubuntu Maintainer: Ubuntu Developers <ubuntu-devel-discuss@lists.ubuntu.com> Original-Maintainer: Debian Java Maintainers <pkg-java-maintainers@lists.alioth.debian.org> Bugs: https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+filebug Installed-Size: 6,144 B Provides: java-sdk, java10-sdk, java11-sdk, java2-sdk, java5-sdk, java6-sdk, java7-sdk, java8-sdk, java9-sdk Depends: default-jre (= 2:1.11-72build2), default-jdk-headless (= 2:1.11-72build2), openjdk-11-jdk Homepage: https://wiki.debian.org/Java/ Cnf-Extra-Commands: javac,javadoc,jar Download-Size: 908 B APT-Sources: http://archive.ubuntu.com/ubuntu jammy/main amd64 Packages Description: Standard Java or Java compatible Development Kit This dependency package points to the Java runtime, or Java compatible development kit recommended for this architecture, which is openjdk-11-jdk for amd64.
openjdk-11-jdkが、デフォルトのOpenJDKとして設定されています。
Java 11で問題なければ、そのまま以下のコマンドでJava 11をインストールできます。
sudo apt install -y default-jdk
ただ、Java 11はもう結構古くなっています。
例えば、Elasticsearch 8ではJava 17が必須となっています。
そのような場合は、Java 17に対応しているOpenJDKをインストールする必要があります。
そのための方法を以下で説明します。
バージョン指定によるOpenJDKのインストール
まずは、aptコマンドでインストール可能なOpenJDKを探します。
$ sudo apt search "^openjdk.*jdk$" ソート中... 完了 全文検索... 完了 openjdk-11-jdk/jammy-updates,jammy-security 11.0.15+10-0ubuntu0.22.04.1 amd64 OpenJDK Development Kit (JDK) openjdk-17-jdk/jammy-updates,jammy-security 17.0.3+7-0ubuntu0.22.04.1 amd64 OpenJDK Development Kit (JDK) openjdk-18-jdk/jammy 18~36ea-1 amd64 OpenJDK Development Kit (JDK) openjdk-8-jdk/jammy 8u312-b07-0ubuntu1 amd64 OpenJDK Development Kit (JDK)
先ほど触れたJava 17が必要であれば、openjdk-17-jdkをインストールすることになります。
$ sudo apt show openjdk-17-jdk Package: openjdk-17-jdk Version: 17.0.3+7-0ubuntu0.22.04.1 Priority: optional Section: universe/java Source: openjdk-17 Origin: Ubuntu Maintainer: Ubuntu Developers <ubuntu-devel-discuss@lists.ubuntu.com> Original-Maintainer: OpenJDK Team <openjdk-17@packages.debian.org> Bugs: https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+filebug Installed-Size: 55.3 kB Provides: java-compiler, java-sdk, java10-sdk, java11-sdk, java12-sdk, java13-sdk, java14-sdk, java15-sdk, java16-sdk, java17-sdk, java2-sdk, java5-sdk, java6-sdk, java7-sdk, java8-sdk, java9-sdk Depends: openjdk-17-jre (= 17.0.3+7-0ubuntu0.22.04.1), openjdk-17-jdk-headless (= 17.0.3+7-0ubuntu0.22.04.1), libc6 (>= 2.34) Recommends: libxt-dev Suggests: openjdk-17-demo, openjdk-17-source, visualvm Homepage: https://openjdk.java.net/ Download-Size: 10.8 kB APT-Sources: http://archive.ubuntu.com/ubuntu jammy-updates/universe amd64 Packages Description: OpenJDK Development Kit (JDK) OpenJDK は Java プログラミング言語を用いたアプリケーションやアプレット、コンポーネントを構築するための開発環境です。
インストールには、以下のコマンドを利用します。
$ sudo apt update $ sudo apt install -y openjdk-17-jdk
インストールには、それなりに時間がかかります。
インストール完了まで、気長に待ちましょう。
インストールが完了したら、バージョン確認のコマンドを実行します。
$ java --version openjdk 17.0.3 2022-04-19 OpenJDK Runtime Environment (build 17.0.3+7-Ubuntu-0ubuntu0.22.04.1) OpenJDK 64-Bit Server VM (build 17.0.3+7-Ubuntu-0ubuntu0.22.04.1, mixed mode, sharing)
「openjdk 17」がインストールされていることを確認できます。
以上、バージョン指定によるOpenJDKのインストールを説明しました。