「SDXLでNSFWのアニメ画像を生成したい」
「 Hassaku (hentai model) をよく利用している」
このような場合には、Hassaku (sdxl)がオススメです。
この記事では、Hassaku (sdxl)について解説しています。
本記事の内容
- Hassaku (sdxl)とは?
- Hassaku (sdxl)の利用方法
- Hassaku (sdxl)の動作確認
それでは、上記に沿って解説していきます。
Hassaku (sdxl)とは?
ついに、SDXL 1.0版のHassakuがリリースされました。
Hassakuと言えば、アニメ生成モデルとして人気です。
おそらく、NSFWの生成を得意にしていることが人気の要因なのでしょう。
SD 1.5版のHassaku (hentai model)は、Civitai上で以下の状況となっています。
現時点(2023年9月初旬)で総ダウンロード数が、22万を超えています。
当ブログでも、Hassaku (hentai model)については次の記事で説明しています。
このHassaku (hentai model)の開発者が、SDXL 1.0版をリリースしたということです。
Hassakuの利用者にとっては、やっと公開されたという感じでしょうか。
しかし、まだまだ完成には遠いと公式に記載されています。
それを強調するために、モデル名に「alphaV」が含まれている状況です。
ただし、SD 1.5版と同様に更新頻度は高めとのこと。
1週間~3週間に一度は、バージョンアップを行う予定らしいです。
と言っても、アルファの段階でも次のようなレベルで画像を生成できます。
注目すべきは、手です。
槍や剣を握るような表現は、SDXL 1.0でもまだまだ難しい部分があります。
それをいとも簡単に表現できてしまいます。
破綻する確率が、他のモデルと比べると極めて低いです。
以上、Hassaku (sdxl)について説明しました。
次は、Hassaku (sdxl)の利用方法を説明します。
Hassaku (sdxl)の利用方法
Hassaku (sdxl)の利用方法を説明します。
この記事では、AUTOMATIC1111版web UIでの利用を前提とします。
ただし、web UIのバージョンには要注意です。
とりあえず、web Uは最新版の利用をオススメしておきます。
では、モデルをダウンロードしましょう。
モデルは、Civitaiの公式ページからダウンロードします。
現時点では、次のバージョンが最新となっています。
(※その時点での最新をダウンロードしましょう)
「Download」ボタンをクリックすると、「hassakuSdxlAlphav_alphaV01.safetensors」をダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルを指定のディレクトリ(models/Stable-diffusion)に設置します。
web UIの起動後、以下のようにcheckpointを選択できるようになっています。
また、VAEがなければ同じページからダウンロードしておきましょう。
Hassaku (sdxl)では、VAEの利用が推奨されています。
以上、Hassaku (sdxl)の利用方法を説明しました。
次は、Hassaku (sdxl)の動作確認を説明します。
Hassaku (sdxl)の動作確認
Hassaku (sdxl)の動作確認を行います。
次の画像を参考にします。
これは、SD 1.5用のHassaku (hentai model)におけるデモ画像です。
https://civitai.com/images/377265
Hassaku (hentai model)では、上記プロンプトで次のような画像を生成できています。
同じプロンプトを用いてHassaku (sdxl)で生成した結果は、以下。
何か違います・・・
現状では、公式に次のような但し書きがあります。
(※バージョンアップにより、但し書きが削除されることは有りうる)
アニメ風の画像を作るためには、最低でも髪や目の色や長さを教える必要があります。 それをしないと、sdxlは現実的な画像を出力します。 指示が少ないと、sdxlは基本的な内容に戻ります。 たとえば、「1girl」は1人の女の子を意味しますが、「girl」は1人、「women」は1人とは限りません。 「1boy」は「男の子」を指します。これは今後も改善されるでしょう。
プロンプトは、但し書きを満たしているようには見えます。
そうなると、ネガティブプロンプトに問題がある可能性があります。
そこで、SDXL用のEmbeddingであるnegativeXLを用います。
negativeXL
ネガティブプロンプトを上記に変更して、再度Hassaku (sdxl)で生成した画像は以下。
それっぽくなりました。
これでやっとHassaku (hentai model)と比較できます。
確実に言えることは、Hassaku (sdxl)で画質がパワーアップしているということです。
女の子の表示パターンも多様になっています。
あと、人も多く描くようになっています。
「crowd(群衆)」と言う以上は、Hassaku (sdxl)で描く方が正しいですね。
Hassaku (sdxl)は、まだ暴れ馬のような印象を受けます。
でも、LoRAやEmbeddingを使いこなせば、現段階でもある程度は使えるかもしれません。
もちろん、Hassaku (sdxl)のバージョンアップを待つのが良いでしょう。
以上、Hassaku (sdxl)の動作確認を説明しました。