コロナ不況により、ブラック企業が息を吹き返しそうです。
折角、人手不足や働き方改革でブラック企業が弱っていたところだったのに・・・
最新の調査( 2020年6月分結果)では、完全失業者数は以下の状況です。
「完全失業者数は195万人。前年同月に比べ33万人の増加。5か月連続の増加」
今後、さらに企業の倒産が増えていくでしょう。
それに伴って、失業者の数も増えていきます。
そうなると、しぶとく生き残ったブラック企業は、さらにその黒さに磨きをかけるでしょう。
なぜなら、買い手市場になるわけですから。
そのブラック企業の餌食にならないために、求職者(労働者)はなにができるのか?
それは、転職サイトをじっくりと見ることです。
転職サイトには、大きなヒントがあります。
本記事の内容
- 転職サイトの募集内容から企業を判断する
- 過去の募集内容と比較する
それでは、上記に沿って解説を行っていきます。
転職サイトの募集内容から企業を判断する
有名どころの転職サイトは、以下があります。
- マイナビ転職
- リクナビNEXT
- doda(デューダ)
- エン転職
- イーキャリア
これらの転職サイトには、企業が募集内容を載せています。
その募集内容から、企業を見分けることが可能です。
次の記事内において、募集内容をもとに企業を判断しています。
参考にご覧ください。
企業にとって、人材募集は大事な活動です。
そして、その入り口となる募集内容は、その会社の顔とも言えます。
だからこそ、募集内容はとても重要なのです。
そこを見れば、その会社のレベルがわかります。
本当に優秀な人が欲しい企業(特にベンチャー)は、経営者である社長自らが募集をかけています。
文面なども社長が考えていました。
転職サイトとの打ち合わせも社長自ら参加です。
それとは反対に、いい加減な会社は一担当者に丸投げです。
転職サイトとの打ち合わせにも参加せず、文面もノーチェック状態でした。
私は、これら両方の事例を間近で見ていました。
なお、いい加減な会社は倒産しましたけどね。。。
以上より、募集内容を見ることで企業を判断可能です。
しかし、それだけでは判断できない場合もあります。
文章の内容を把握するのは、読解力・知識・スキル・経験値が必要となります。
また、巧妙に文章を書いてくる企業もあるでしょう。
そこで、事実に基づいた判断をするのです。
事実に基づいた判断とは?
これを以下で解説します。
過去の募集内容と比較する
過去との比較です。
過去の募集内容と掲載中の募集内容とを比較するのです。
この比較により、書いてあることの矛盾がないかを確認できるでしょう。
文章の比較もいいのですが、もっと効果的なのは以下の内容を確認することです。
- 募集頻度
- 募集時の業績状況(資本金・売上)
- 募集時の従業員数
募集頻度が多いのには、主に2つの理由があります。
- 業績好調で人手不足
- ブラックで退職者が多く人手不足
これを見分けるのには、募集時の業績を確認します。
業績が右肩上がりなら、募集頻度が多くても問題ないでしょう。
おそらく、従業員数も右肩上がりのはずです。
業績が同じで従業員数が減っているなら、ブラックの可能性ありですね。
次のような負のループに突入しているかもしれません。
人が辞めて⇒残りの人の負担が増える⇒また、人が辞める⇒また、残りの人の負担が増える⇒・・・
業績が下がっていたら、判断は難しいです。
業績ダウンの状況では、普通は人の募集はしないと思いますけどね。
とりあえず、避けた方が無難でしょう。
以上より、過去の募集内容を比較することの重要性がわかったと思います。
しかし、問題があります。
なんと、転職サイトは過去の募集内容を見せてくれないのです。
いろいろと理由はあるのでしょう。
でも、それならば企業を判断する情報が手に入りません。
なお、上場企業でない限り、業績や従業員数を追いかけるのは困難です。
じゃあ、どうすればいいのか?
保存しておけばいいのです。
誰が?
とりあえずは、興味のある企業を自分で追い続けてください。
どこかに過去の募集内容を保存しているサイトがあればいいのですが、見当たりません。
需要はあるはずなのですけどね。
ということで、そのようなサイトを作っていこうかと考え中です。